イクメンという言葉

イクメンとは、育児をする男性(メンズ)の略語です。育児を主体的におこない、育児休暇の取得に積極的で、子育てを楽しむ方の事を言います。

2010年に厚生労働省がイクメンという言葉の積極的な広報活動を始め、「イクメンプロジェクト」を発足、日本の男性に関する働き方の提唱や、育児休暇取得率の向上として取り組みを始めています。ただし、広く認知されるにつれて、言葉の意味も少し変化していきました。

 

「(労働時間の適正化のため)育児休暇を積極的に取得する男性」

「家事育児に積極的な男性」

 

共働き世帯が増加し、夫婦共に家事育児に積極的であることは間接的にも支持される事なので、言葉を訂正する訳ではなく現在も積極的にイクメン支援を行っています。

イクメン支援には企業理解が第一であることから、サポーター企業を増やして働く環境を変えていくこと、ひいては共働きによる女性の社会進出を狙う目的があります。

参考:厚生労働省イクメンプロジェクト(イクメンスピーチ甲子園2017)

親子

「イクメン」は男性の支持を得ていない

イクメンという言葉は意図こそ理解されましたが、当人である家事育児の当事者の男性としては良い印象が無いようです。それぞれの立場の方の意見は以下のようなものです。

1.結婚を検討している男性(家事に抵抗がある)

  面倒な家事をやる必要が出て来るからイクメンを支持したくない

 

2.結婚を検討している男性(家事に抵抗が無い)

  イクメンという括りで定義されたくない

 

3.結婚して子どもがいる男性(家事に積極的じゃない)

  家事に参加しないといけなくなるのでイクメンという存在が億劫

 

4.結婚して子どもがいる男性(家事に積極的)

  流行り言葉として使われるのでは無く、それが自然である事を望む

 

一部男性は、プレッシャーを感じてイクメンブルーという現象が発生している事や、僅かな家事参加でイクメンを自称する男性の存在も、批判の対象とされています。

夫婦の家事分担はそんなに計画的ではない

一方で、共働き夫婦の家事分担に関する調査(マクロミル調べ)で「配偶者に家事分担について話し合ったことがあるか」という設問に対して、”問題があれば都度話し合いを行い、分担内容を見直している”と”定期的に話し合いを行い、分担について見直している”と答えた夫婦はわずか29.4%で、その他は分担に関するコミュニケーションに悲観的な回答でした。

結婚前に同棲して家事の分担をなんとなく流れで決める

ゼクシィ調べで、結婚前に同棲したカップルはおよそ70%になるそうです。(参考:3人に2人が同棲してから結婚!)共働き家庭が増える中で、お試し期間として生活の摺り合わせは重要な要素であるといえます。

?結婚の決断も、家事分担で決めるほど打算的な方は、あまりいらっしゃいません。しかし、結婚・出産前に「自称イクメン」を見極め、家事分担に納得・安心することで結婚に踏み切ると一つの判断材料なのかもしれません。

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イクメンの是非は家庭に依る、ので

イクメンである(べき)かは、夫婦が納得する家庭であればどのようなカタチも正しいと言えます。

父親がイクメンであることの利点は、子どもの成長や、時代の流れによって関係が変化しても、夫婦どちらも仕事が出来るし、どちらも家事・育児が出来る事です。その中で子どもの成長・価値の共有・相互援助のコミュニケーションは、専業主婦家庭とは質と量が異なります。

どのような家庭が幸せであるかは他人が決める事ではありませんので、他人と比べてどうのこうの考える必要は無いのかもしれません。