家事を交換することになったきっかけ

 

最近、妻と自分でそれぞれに得意な家事を交換する。という体験をしましたので、その時のことを話そうと思います。

【50代男性】DINKs夫婦が家事を交換してみて感じたこと(寄稿)

私は50代の中小企業に務めるサラリーマンです。妻とは結婚して10年になりますが、結婚当初から家事は分担する習慣になっています。

特に話し合って分担を決めたわけではないですが、二人ともフルタイムで仕事をしていますから、自然とお互いが自分の得意な家事をするようになり、それが習慣になっています。

 

特に問題なく2人で分担して家事をこなしていますが、今回妻が4泊5日で旅行に出かけることになり、その間私が1人で家事をせざるを得なくなりました。

私たち夫婦には子供がいませんから、私が自分のことをすればいいだけのことで、大したことはないと思っていたのですが、妻が大丈夫かと心配するので、一応妻の担当している家事のレクチャーを受けることにしました。

 

私と妻とでは、家事の得意分野が全く違います。

妻は家事の中では料理が一番得意ですが、私はまったく苦手で、普段はほとんどキッチンに立つことはありません。妻に言われて手伝うことはありますが、言われた作業を言われた通りにしているだけです。

料理を一品作れと言われても、できるかどうか。※一方で私は掃除担当です。

4?5日くらい、コンビニの弁当や外食でなんとかなるのはわかっていますが、妻は自分の留守中も私にまともな食事をしてほしそうな素振りです。

自分が旅行先で美味しいものを食べるだろうから、私がコンビニの弁当を食べていると思うと少し後ろめたいとの事です。

独身の頃なら日常的だったのですが、昼も夜も外食というのはうんざりだし、この機会だから料理くらいはやってみてもいいかな。と思いました。

最近ワインの美味しさに目覚めまして、自分でおつまみくらい作れたらいいよな。と思っていたところなのです。

 

私が料理をすることに乗り気なのを見たからかどうかはわかりませんが、意外なことに妻が自分から、私もあなたがいつもやってくれてること、やってみようかな。と言うのです。

自分だけが遊びにいく後ろめたさから持ちかけてきたのかな。と思いましたが、きっかけはともかく、普段は二人とも忙しくて、相手がどんな風に家事をしているのかよくはわかっていないのが実情ですから自分たちのやっていることをお互いに見直すのもいいかもしれません。

 

 

こうして、私たちはお互いに交換して家事をすることになりました。

 

 

私の得意分野

 

私は、何事も比較的きちんとしていないと納得がいかない性格なので、家の中もいつも同じ状態に片付いているのが理想です。

独身時代から部屋は常に整理整頓して、掃除も毎日していました。

ですから結婚後も私の家事の分担として、自然に掃除や片付けをするようになりました。

 

反対に、妻は片付けが苦手です。私からすると、何かを使ったら元々あったところに戻せばいいだけじゃないか。と思うのですが、彼女にはそれが難しいようで、私が片付けをしなかったらあっという間に家の中は雑然としてしまいます。

妻の意見では、たいして散らかっていないといいますが、私から見たら物があるべきところにないのは大変ストレスになります。

 

掃除や片付けは、毎日の小さな積み重ねで成果が現れます。家の中を目配りして妻と私の2人が気持ちよく過ごせるように気遣いをするのが基本です。

妻にそれを説明してもわからないかもしれませんが、とにかくやると言うので、旅行に行く前の週に掃除をしてもらいました。

苦手な掃除を任せると手を出したくなる

 

私は普段、出社前に掃除機をかけます。そうすると帰宅後の気分が全く違いますからね。

出社前は誰でも忙しいですが、妻も大慌てで掃除機をかけて出かけてゆきました。

頑張ったのは認めます。でも、いかにもあわててやったという感じです。さすがに床は綺麗になっていましたが、ソファの上には本や書類が山積みだし、朝食の食器は洗い忘れているし、洗面所はビショビショ。

しかもゴミ捨ても忘れたようです。

 

予想はしていましたが、やっぱり。という感じです。

料理は「献立を考える」?「買い物」?「調理」?「片付け」のルーティンという事もあり、家事の花形なので成果が分かりやすい事も学びましたが、掃除は異なります。

悲観的に考えるならば「気づいたら負け」、楽観的に見ると「楽を優先すると何もしない」、夫婦ですら価値観が違うので部屋の様子は数日で様変わりすることを知りました。

妻には、掃除がそれなりに大変だということは実感してくれたと思い、何も言わずに溜飲を下げることにしました。

 

 

妻の代わりに料理をする

 

旅行の前の週は私が仕事で忙しかったので、結局妻に代わって料理ができる日はありませんでした。

 

ワインに合うようにと妻がレクチャーしておいてくれたのは、ワンプレートに仕上げる「ステーキサラダ」です。

我が家でそう呼んでいるだけで、そんな名前の料理はないと思いますが、要するに大きな皿に生野菜のサラダとステーキを一緒に盛り付けるというものです。

そんな簡単なものにレクチャーが要るのか?と思われるかもしれません。普段料理をしないものですから、何がどこにあって等々は赤子のように教えてもらいました。

 

 

料理の準備をして気づいた事として、週末にまとめ買いをしても、何かしら買い足すものはちょこちょこ出てくることです。

私は会社帰りにスーパーに行くことはほぼないですが、意外に買い物に来ている男性が多いことにびっくりします。これも時代なのかと思う。私の親の世代は台所に男性は入ってはいけないと教えられた身なので食材に触れる事すら機会になかったはず。

 

さて、食材についてですが、開けるのを楽しみにしている軽めの赤ワインに合わせて、脂身の少なそうなビーフ。野菜は私はどうでもいいのですが、妻が野菜野菜とうるさいので仕方なく、生野菜も少し買いました。野菜を食べないとどうにかなるんでしょうかね。

「帰宅後が本番」という料理の過酷さ

 

普段はシャワーを浴びて待っていれば食事にありつけますが、自分でやるしかないので野菜を洗って冷やし、常温にしておいた肉を焼きます。肉を焼いたフライパンに醤油とバルサミコ酢を入れ、軽く煮詰めてソースを作りステーキに回しかけます。これは妻の得意のソースで、レクチャーしてもらったものです。私が作るのはもちろん初めてです。

帰宅後初めて着席。けっこうクタクタです。

食事はなかなか美味しく食べましたが、さすがに5日間は続きませんでした。

3日目以降は友人と飲みに行ったり、1人外食ですませたり。

 

それから妻は普段、週に何度かは弁当を作ってくれるのですが、それもないので、結局外食続きになりました。5日間でも体が結構重たく感じましたね。

 

洗濯も妻に任せてあるので、毎日しないとだんだん洗濯物が溜まってきます。妻はいつも料理をしながら洗濯機を回しているのですが、私は初日、料理で手一杯で洗濯をさぼったのがきっかけで、やったのは5日間中2回だけです。

 

 

【考察】感謝される相手が家事の難易度は下がる

 

家事を交換してみてわかったのは、意外と相手のやっている家事の実態をわかっていないということ。

お互いに比較的得意なことをやっているから難なくやっているように見えるのかもしれません。

私の側からすると、毎日欠かさず夕飯を食卓に載せるのは本当に大変な労力だと思いました。妻は料理が好きだからできる。というのもあると思いますが、仕事で疲れていることもあると思うと、毎日限られた時間の中で、買い物と調理するなんて感謝しかありません。

掃除や片付けはしてくれませんが、洗濯や弁当作りも、できるときに。ではなく必要なときにやらなくてはなりませんから大変です。

 

 

それから、自分の得意な掃除や片付けの方ですが、妻の留守中も淡々とこなしましたが、いつもほどはモチベーションが上がりませんでした。やはり2人の空間を気持ちよく片付けておこう。というモチベーションがないといまひとつやる気がしません。

自分が掃除をする動機も相手がいてこそと考えるなら妻への感謝は「家事をしてくれる」では無く「いてくれる」事なのかもしれません。

fufu_chunen