遅い結婚をした2人でした。

私と妻は同い年で誕生日も20日ほどしか変わらない二人です。

 

籍を入れたのが39歳。式を挙げたのが40歳。授かったのが41歳で、我が子が生まれたのが42歳の遅咲き夫婦です。

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ここまで仲良くやってこれたとは思いますが、何しろ妊娠出産育児のイベントは未知数です。この年になるまでした経験がない事が目白押しでやってくるので、出産前は少しひるむ思いはしました。

 

二人ともにフルタイムの共働きだったので、話し合った上で二人とも育児休暇を取得する事になりました。幸いにも妻の職場はホワイト職場なので育休は無事に取れて、私の職場はブラック職場なのが逆に幸いして無事に取れました。

ちなみに私の会社は男性正社員が600人超いるのですが、育休を取ったのは私が初めてだそうです。

 

 

医師の指示で、妻は出産の1月ほど前から管理入院。

退院まで都合1月と1週間ほどは、私が一人暮らしでした。

 

幸か不幸か、1人暮らし歴の長いおかげで、男性にしては家事スキルがあり、料理も嫌いでは無かったです。ただ、自分一人のためだけに家事はやる気が起きず、父になる直前は悪い意味での適当家事でした。

 

本物の主婦の力を再確認した二週間

 

我が子と初めて対面したあの日の喜びは忘れられません。

 

人生最良の日でした。

 

その人生最良の日から1週間ほどして妻は無事退院です。 予習はしていましたが、初めての育児は戸惑う事の方が多いです。

 

若くもない二人ですが、未熟な両親をサポートするために、それぞれの母親が交代で2週間ほど我が家に応援に来てくれる事になりました。

 

妻とも話し合い、育児は妻が主体となって、母&義母は家事をしてくれる事になりました。

 

二人とも子育ては40年ぶりですし、子育てもその間に変わっています。 例えば母世代だと赤ちゃんの入浴後に水を飲ますのが常識だったそうですが、今は病院でそれは不要、おっぱいだけで大丈夫と言われています。

 

母&義母は育児法の進化に衝撃を受けていました。 その一方で私はその二人の家事力に衝撃を受けていました。主婦業を半世紀近く勤めて来た二人の家事力はすさまじかったです。台所を預かるのは一人の方がいいという事で、泊りがけで滞在してくれている二週間は家事を母&義母に任せていました。

三食掃除洗濯は完璧(下着類だけはさすがに自分で洗いました)、それだけでは飽き足りないのか、ほっておいた台所のシンク下の掃除や庭の草抜きまでやり始めて、隣家のおばあちゃんと談笑をしています。結局二人がいる間の私は、授乳時以外は横になっているような嫁の世話と買い出しなどの雑用でした。

圧倒的な主婦力にたじろぎながらも、二人が帰れば主夫業をやるのは私です。義母からレシピを聞きメモに残し、掃除方法などは見て覚えるようにしていました。 …ただ、このレベルで家事は無理とわかりました。

 

育休本番スタート

 

あっという間に立った2週間、子供はまだ新生児です。

嫁がある程度育児に専念して、自分がそのサポート兼家事全般という割り振りは自然に決まりました。

昔ほどでは無いですが、それでも帝王切開の女性の産後は辛そうです。 授乳リズムが母子ともに一定せずにミルク併用での育児は手間がかかりました。自分はおむつ交換とお風呂が仕事です。

最初の数か月、夜の3時間おきの授乳をやり切った妻には頭が下がります。睡眠時間はほとんど無かったはずです。 自分は共倒れになるだけなので、夜は妻に任せて普通に睡眠を取らせてもらい、体力の温存ができました。

 

その代りに家事は引き受けます。洗濯はずっとしていたので簡単ですが、赤ちゃん用の物が増えたのでまた細かく分けて洗う必要がありました。これは手洗い、これはネットでこの洗剤と妻のこだわりもあるので、何度か喧嘩にもなりました。

 

掃除は…苦手だったので頑張っています、といっても毎日の掃除機掛け程度ですからそれほどでもないです。 料理は悩みました。買い出しに出るのを妻が嫌がるので、スーパーに行くのは最低限にします。ただ新鮮な食材じゃないと嫌だとも妻は言います。どうしろと?

 

ネットスーパーの併用などで乗り切りますが、食材は買って早期に食べないと鮮度が落ちるので妻が嫌がります。この辺は苦労しました。

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だんだんと快適度が落ちている?

 

それでも赤ちゃんのおむつが新生児用からSサイズになる頃には、育児も主夫業も何とか軌道に乗ったと思います。順調かなと思っていたのですが、静かに問題は起きていました。

 

赤子は可愛いですし、夫婦仲も良い方です、しかし日ごとに衝突が増えていきました。

 

問題は、家事が雑になっていた点です。

 

日々の掃除はできていましたが、やはり男の家事です、これぐらいだといいだろうと手を抜きがちになるのです。料理もメニューが少なく、同じレシピの登場頻度が増えていきます。

 

妻の方は、育児に専念できる余裕がマイナスに作用していました。我が子の成長が少し遅い早い、体重増加が、おっぱいを飲むタイミングが…

 

全てが不安になり、育児書やインターネットに情報を求めて、その情報が過多になりどんどんと不安になっていってました。 たぶん生後3か月目ぐらいが一番の危機だったと思います。

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猿二匹の縄張り争い

 

夫婦ともに育休というのは、確かにマンパワーの面では良い事です。

 

ただ、家に主婦と主夫が二人いるのですから、家事遂行のやり方を巡っての争いというのも多かったです。じゃがいもをむく時に包丁を使うかピーラーを使うか、おむつはムーニーかメリーズか、食事の時間をいつにするのか…いや、どっちでもいいんじゃないですか?というつまらない事で大の大人が言い争いです。

 

共働きで二人が顔を合わせる時間が少なければ良かったのですが、24時間のうち23時間程度は一緒に家にいるとそりゃあ衝突もします。 基本的に仲が良い夫婦ではあるのです。だから家でも同じ部屋に2人でいます。普段の生活ならばプラスの材料が、どんどんとマイナスに転化していきました。

 

それでも仲良く

 

子供の首が座り寝返りの練習を始めたころには、何とかこの夫婦の危機は乗り越えました。たぶん5か月目ぐらいです。もともと会話が普通にできる仲であった事と、関係が悪化する度に、二人ともが関係良化に向けて歩みよろうとしたのも良かったと思います。 その中の話し合いで決まった事ですが、基本的に家事に関しては夫である私がやり、妻は任せた以上はその領分に口を出さない。互いに思いやりの精神を欠かさない。喧嘩した後は2人ともに関係を改善する努力をする。 子育てプランは基本的に妻が主導するが、二人でよく話し合って決める。

 

そして、一番大事な事ですが、我が子を最優先して考える。

 

夫婦二人だけでの我が子ファーストの会立ち上げです。 今は夫婦仲は改善されて、上手くやっていると思います。ちょっと照れくさいのですが、根底に愛がある事が大切ですね。ただ家事に関しては試行錯誤が多いです。 苦手で今までは適当だった掃除ですが、我が子を寝かしつける部屋をほこりまみれ、ごみまみれにできませんから、細かくやっているつもりです。 クイックルワイパーと掃除機の使い分け、見えない所のごみ取り、こういったのはスキルではなくて意識の問題ともわかってきました。 それでも幾度見ても、できていない点が目立ったりします。期間限定とはいえ、専業主夫なんだから、共働きの片手間でやっている家事よりもきちんとできていないとダメ。そんな意識が強すぎるだけかもしれません。

 

それでもやはり二人の母のレベルに近づけるように、今日も主夫業を頑張っています。