前回に引き続き、在宅勤務の傍ら育児をする方が考える家事の比率をレポートしていただきました。

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私が在宅勤務を選んだ理由と、家事の比率について

 

私は二人の子供を育てながら在宅で働く母です。

 

 

今回は、私が在宅勤務という仕事スタイルを選んだ理由と、在宅勤務の中で家事をこなすコツや比率についてご紹介します。在宅勤務に興味のある方や、今後の働き方で在宅勤務を取り入れようと思っている方にも、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

在宅勤務を選んだきっかけは夫の転勤

 

私は長男出産前まで派遣社員として都内の企業で働き、長男の出産と同時に派遣のため育休が取得できずそのまま退職しました。長男に続き2年数か月後に次男を出産。しばらく経ってから、近所の人が経営する小さい会社の事務員としてパートで働いていました。

 

 

毎日数時間の短時間勤務の間、長男は幼稚園へ、次男は近隣に住む義両親に見てもらい、このままこのパートを続ける予定…だったのですが、夫に転勤の辞令が入ります。転勤前は関東地方のとある都市に住んでいたのですが、転勤先は関東地方外ですので、夫が単身赴任するか一家で引っ越しをしなければいけません。我が家はまだ持ち家もなく賃貸物件に住んでいたこと、長男も次男もまだ小さかったので父親がそばにいた方が良いこと、などを考えて一家で新しい土地へ引っ越すことになりました。

 

 

ところが転勤先は地方圏だったので、関東よりも収入は低くなってしまいます。その分家賃や物価なども安くなりますが、まだまだ育ちざかりの子供もふたりを抱えて出費も厳しいです。特に、長男と次男は2学年差のため、二人同時で幼稚園に在園する1年間はそれだけ出費も激しくなります。何より、家計に余裕は欲しいです。

 

 

できれば私もパート勤務でも良いので働きたかったのですが小さい子供2人を抱えての職探しはとても大変。しかも、転勤先は数年でまた異動になる可能性も高いので、せっかく働く先が見つかってもすぐに転勤…ということもあり得なくはないのです。何よりも、待機児童が全国でもワーストに入る自治体で、求職目的での保育園入園は絶望的でした。

 

 

これらの事をきっかけに、私は在宅勤務を選びました。結婚前からクラウドソーシングなどを利用して記事作成などの仕事を副業として、長男や次男を出産後は空いている時間を利用した内職のように請け負っていたのです。在宅でできる仕事なので、子供の病気や行事にもフレキシブルに対応できますし、保育園ではなく幼稚園でもお迎えは可能です。何より、インターネット回線があれば日本全国どこでも仕事ができます。幸い継続的に仕事は入っていたので、副業を本業にすることを選びました。

 

 

当初、転勤先でも家計の事を考えて働きたい意思があることは夫に伝えていたのですが、夫は仕事をすることで子供たちに負担がかからないか、と心配していました。そのため、在宅仕事を本業にしようか考えていることを伝えると賛成してくれました。

 

 

在宅勤務を機に見直した家事のこと

 

転勤先で在宅勤務を続けていくうちに、ふと家事のやり方を見直してみようかと思うようになりました。転勤前、外へパートで働いていた時には出勤時間が決まっていたので、とにかく「時間内に家事を終わらせる」というスタイルで家事をしていましたが、在宅勤務になったことから家事をする時間を自由に選べるようになったからです。起きて先に仕事をしても、先に家事を片付けても問題ありません。

 

 

在宅勤務を始めた当初も、パートをしていた時の様に「長男の通園バスが来る前に、洗濯と掃除と夕食の下ごしらえを終えて…」と計画を立てていたのですが、在宅勤務なら就業開始も終了も自分の思うままです。これを生かして、私は次のように家事の比率や考え方を変えるようになりました。

 

 

家事は仕事の息抜きとして考える!

 

私の在宅仕事は、パソコンに向き合って行う作業です。根を積めてしまうと目にも姿勢にも優しくありません。ですが、次男の世話をしながら仕事をしていることもあって、なかなか自発的に休憩を取らずに、頑張ってしまいます。在宅で仕事をしていると、「休む前にこれを仕上げてしまおう」と、ついつい頑張ってしまう事が多くなったのです。

 

 

 

「休もう!」と思うと仕事を止めずに続けてしまうので、私は「仕事を止めないといけない状況を作る」ことにしました。それが家事です。

 

 

ひとつの作業が終わったら夕食の下ごしらえをする。ひとつの作業が終わったら布団を取り込む。ひとつの作業が終わったら洗濯物をたたむ…。家事のひとつひとつを在宅仕事のインターバルとして利用するようになりました。

 

 

この方法によって、家事自体が私と仕事を切り離す役割になってくれるので、家事の作業も苦にならなくなりました。布団を干しながら次の作業を頭で組み立てたり、夕飯のおかずをのんびり考えたりもできます。

 

 

家事と在宅仕事は、必ずマルチタスクで

 

家事の中には、同時進行できるものがたくさんあります。私はそれを必ず活用しています。

 

 

例えば、洗濯機を回して終わる前に掃除~仕事を行い、終わらせるようにします。仕事が終わったと同時に洗濯機が止まるので、仕事の息抜きと洗濯物干しを同時に行うことができるのです。

 

 

他にも、圧力鍋を使用して調理をする時には、圧力鍋を10分間かけている間にリビングの掃除を終わらせる、などの工夫も行っています。家事+家事、家事+仕事など、マルチタスクを活用することで時間の短縮にもなりますし、あらかじめ「洗濯機が終了する時間は45分」「圧力鍋をかける時間は10分」と時間が決まっていれば、その時間のかかる家事自体をキッチンタイマーのように活用することもできます。

 

 

節約よりも効率を選び、家事の優先順位を低くする

 

以前は電気代の節約のために、お天気が悪い時には室内干しをしたり、布団も欠かさず干したりしていました。けれども、今は節約よりも時間当たりの効率を考えるようになりました。

 

 

仕事が忙しかったり、子供たちが病気で在宅のため看病もしなければいけなかったりする時には、天気が良くても洗濯は乾燥までドラム式洗濯機に任せます。布団も毎日は干しません。在宅勤務だからこそ、時間あたりの費用対対価を考えるようになったと言えます。

 

 

そして、家事と育児、仕事を同等に考えていましたがこれらに優先順位をつけることにしました。第一優先は育児、次が仕事、最後が家事です。どんなに忙しくても、子供の訴えやケアは必ず行います。仕事中でも子供が話しかけてきたら手を止め、話を聞きます。「公園で遊びたい!」と言ったら、公園で遊ぶ時間を作ります。

 

 

私の中での家事の優先順位は低くなりましたが、更に家事の中でも優先順位を付けます。例えば、休日家族そろっての夕食の支度と夫のシャツのアイロンがけ、制服のボタン付けや円にもっていく雑巾つくりなど、子供に関する家事はどんなに忙しくても行います。掃除や洗濯ものたたみは最下位で、できなければ翌日、翌々日に回します。

 

 

 

時間に追われなくなったことから、余裕もできた

 

在宅勤務だからこその家事のやり方は、仕事も家事の作業効率も上がっただけでなく、私にとって時間の余裕もできました。時間にとらわれない家事のやり方にシフトすることによって、時間に追われることもなくなったからです。

 

 

以前は決められた時間までにここまでやる!と決めていたので、なかなかご飯を食べ終わらない子供たちを急かしてしまったり、幼稚園で必要な物などを朝に言われると「何で昨日言わないの!」と叱ってしまったりもしました。けれども、今は子供たちに対しても余裕を持って接せられます。

 

 

まだまだ私の在宅勤務と家事の両立は2年を過ぎたばかりです。今後も色々な工夫を行いながら、家での仕事と家事を行いたいと思います。