みなさんこんにちは。
ピナイ家政婦サービス編集部です。
昨今ニュースを騒がせている、神田うのさんのベビーシッターのよる盗難事件。
みなさん記事はお読みになられましたでしょうか。
何でもうのさんが最も信頼していたベビーシッターの方が、計3,000万円相当の貴金属・バッグ類を持ち去ったというのですから大事件です。
弊社ではベビーシッター業務は対応しておりませんが、同じ家事代行・シッター業界として対岸の火事とはとても思えない事件です。
Contents
ブラックボックスになってしまっている、密室での作業。
残念ながら家事代行業はトラブルの多い業界で、そのほとんどが人為的なものです。
小さなところでは「お皿やグラスが割れた」などというものから、今回のような盗難事件までお客様とスタッフの間で起きる問題がほとんどです。
「人」を派遣するビジネス形態である以上ある程度の摩擦は避けられない。そういう側面も確かにあります。
そのため、この業界の企業は常にこういったトラブルと戦い続け、未然に防ぐことに対して対策を講じ続けています。
ですが多くの会社が家政婦を紹介して終わりで、スタッフがお客様のご自宅でどのように作業をしているのかを把握できていません。
いわばお客様のご自宅が会社から目の届きにくいブラックボックスとなってしまっており、
スタッフが悪い意味で自由に動けてしまっていることが、今業界が直面すべき1番の問題でしょう。
だからこそピナイ家政婦サービスでは「家政婦とお客様」の関係だけでなく「お客様と会社」「会社と家政婦」、
要は「お客様=家政婦=会社」の三位一体がより良い関係を築いていける様に日々努力をしています。
多くの会社がスタッフを雇う時に身分証の提出をもとめ、身元を確認し、厳格なチェックをもとに採用を行っていると思います。
中には弊社のように保証人をたてることを義務付けている会社もあります。
ですがそれでも業界内でトラブルが減ったという話は聞きません。
採用時の、水際だけで対策を講じるのではなく、今まさにお伺いしてるお客様宅でのスタッフの作業を、会社側が正確に把握できているか。
ここの構造的な問題とその解決が、今後ベビーシッター・家事代行業界に関わる全ての人間に求められているでしょう。
なぜ気づいた時に会社に相談しなかったのか
今回の神田うのさんの盗難事件について、不可解な点が一つだけあります。
うのさんは徐々に自宅からバッグや貴金属類がなくなっていくのを不審に思い、今回逮捕された犯人であるベビーシッターに度々相談をしていたとのこと。
それだけ信用に足る人物だったのかもしれませんが、結果的に泥棒に相談するかたちになっていたという点は実に皮肉な話です。
本件に関してうのさんには1点の過失もありませんが、強いて言うなればこの時点でベビーシッターではなく、紹介元の会社に相談すべきだったかもしれません。
結果論になってしまいますが、会社側としても現場はほぼ全てベビーシッターに丸投げになってしまっていたことが、今回の事件につながってしまったような気がしてなりません。
親しき仲にも礼儀あり。あくまで仕事とプライベートの線引きは必要。
ベビーシッター・家政婦とのコミュニケーションを求められるお客様は少なくありません。
弊社でも明るい性格のフィリピン人家政婦が多いため、作業を通じて徐々にお客様と家政婦が仲良くなって場合も多く見られます。
お互いに小さな子供がいたりすると共通に話題もでき、まるでお友達のような感覚になって家族ぐるみで交流をするケースもあるようです。
それはとても素晴らしいことだとは思いますが、その一方でお互いに仕事とプライベートの境界線はどこかで引かねばなりません。
当事者であるお客様とスタッフには少し難しい話かもしれません。
だからこそここは運営を行う会社がしっかりと間に入って制すべきところは制し、境界線を引くことができれば、お客様もスタッフにとってもより幸せな家事代行・シッターサービスが実現するはずです。
この事件を教訓とし、もっと多くのお客様が安心して家事代行を依頼できるように。
各社さらなる取り組みとサービスの向上が問われている時期に来ています。
ピナイ家政婦サービス
関連ブログ記事
共稼ぎ50代部長が部下の家庭相談に苦悩した話(寄稿)について紹介しています ピナイ家政婦サービス
家事代行利用者は必見!盗難対策に使える金庫をご紹介。について紹介しています ピナイ家政婦サービス
家事代行利用者は必見!盗難対策に使える世界最強(?)の金庫をご紹介。