皆さん、こんにちは。
毎週月曜日に更新しております「フィリピン現地情報」のコーナーです。
さて、今週のネタは何と言ってもですね。Facebookでも大変よく拡散しておりました。
「夜の歩道でマクドナルドの明かりを頼りに勉強する少年に称賛」というニュースが、
天下のAFPBB Newsから配信です。
■路上で勉強するフィリピン少年、ネットで反響 寄付相次ぐ
火災によって住む家を失った後、夜の舗道でマクドナルドの店舗から漏れる明かりを頼りに勉強する
フィリピン人少年の写真が、インターネットで大きな反響を呼び、少年への寄付が殺到している。
この少年は、同国中部セブ島に暮らすダニエル・カブレラ君(9)。
母親のクリスティナ・エスピノサさん(42)はAFPに10日、
現金や学用品、大学奨学金などの寄付を受けたおかげで、
カブレラ君の警察官になる夢を実現できそうだと、喜びを語った。
話題となった写真は先月、大学生のジョイス・トレフランカさんがFacebookに投稿したものがきっかけ。
マクドナルドの窓のそばに置かれた木のベンチで宿題をしているカブレラ君が写され、
「私は子どもに感銘を受けた」とのコメントが添えられていた。
写真はフェイスブックで7000回近くシェアされ、地元テレビも取り上げた。
■セブ市内にあるマクドナルド
舞台になったのは、セブ市内にあるマクドナルド付近で、
歩道に置いたベンチを机代わりに、勉強に打ち込んでいる少年の姿が写っている。
フィリピンのマクドナルド等のファーストフード店の近くは、人通りが多いこともあり物乞いの姿をよく見かける。
マクドナルドのマネージャーによると、少年とその母親は店の近くで生活しているとのこと。
少年は家に電気がないため、明るいマクドナルドの近くで宿題をしており、いつも店に水をもらいに訪れるそう。
さらにマネージャーは少年と顔見知りで、
テストで100点を獲ることを条件に、少年に景品のオモチャをあげる約束をしていた。
■カブレラ君の家族。
カブレラ君は、住んでいた小屋が5年前に火災で焼失して以降、
母親と兄弟2人と共に母親の勤め先の小さな雑貨店で暮らしている。
母親のエスピノサさんが雑貨店の従業員と雑貨店店主の家事手伝いで1日に稼ぐ収入はわずか80ペソ(約220円)。
カブレラ君が勉強に利用しているマクドナルドの店舗は、仮住まいとなっている雑貨店の近くにある。
エスピノサさんは
「息子はとても勉強熱心で意志の強い子です。お金がないので昼食代を渡せなくても、学校には絶対に行くと言います」
「いつも私に『ママ、僕は貧しいままでいたくない。夢を実現したい』と言うんです」
と語った。
はい。
そんなこんなでフィリピン人特有の温かさ・純朴さが出ています。
戦後の日本人が忘れかけている感情があると思いました。
いい話ですね。
マニュアルを超えた対応をしたマクドナルドのスタッフにも賛辞。
この少年には将来、必ず大成してほしいものです。
それではまた来週。パアラムナ(さようなら)
ピナイ家政婦サービス編集部