こんにちは。

ピナイ家政婦サービス編集部です。

今回は普段の食卓でお世話になっているバナナについてご紹介します。

ショッキングなタイトルですが、バナナの生産地としても有名なフィリピンの
バナナ事情をお伝え致します。

banana

フィリピン産バナナが日本の食卓から消える?

日本で食べられるバナナの約9割はフィリピンからの輸入品。
最近のフィリピンバナナは生産農園での品種や栽培法の改良もあって、甘~く進化。
コンビニなどでも一本売りされる「朝バナナ」は、忙しい現代人のための気軽なヘルシー食材としてとても人気ですね。

でも、そのバナナが食べられなくなる日が近々来る?!
もっと、怖ろしい表現をすると、地球上からバナナが消えて無くなる!
そんな危機が、今、現実になろうとしているのです。

10年後に「バナナ?昔そんなおいしい果物があったけど、絶滅しちゃったね」
などという話がマジに?という大変な事態が今、起こりつつあるのです。

フィリピンのバナナ農園は今、大パニック

その理由は、バナナの木を枯れさせる病気「新パナマ病」の急激な感染がアジアのバナナ産地を中心に世界中にものすごい勢いで広がっている、緊急事態。これは国連食糧農業機構(FAO)が指摘していて、「新パナマ病」は、バナナが枯れたり黒ずんだりする病気で、病原菌はカビの一種、フザリウム。菌が根っこから木に感染し、木を丸ごとまたたくまに殺してしまう怖ろしいもので、感染力も強く、台風などによる水質汚染や農場に出入りするトラック、人の靴についた土が運ばれることで拡散します。
NHKのニュースレポートによると、フィリピンの最大の産地、ミンダナオ島では、ここ数年で「新パナマ病」の被害が急速に拡大。島にあるバナナの木の1/5がすでに感染、生産量も同様に20%以上激減。フィリピン政府も対策に乗りだしていますが、まだ「新パナマ病」に強い品種の開発などの対策メドは立っていないそうです。
フィリピンの生産者団体の幹部は「新たな品種の開発などの対策が進まなければ、5年か10年後には、世界中の食卓からバナナが消えてしまう恐れもある」と話しています。

 
1449217528
 

昔、消えた品種がある

バナナは20世紀半ばまで「グロス・ミシェル」というクリーミーでしっかりした味わいの品種が世界のバナナの主流でした。
しかし、1960年代までに旧パナマ病が今回と同じように流行、世界中の農園で、グロス・ミシェルの品種は壊滅的な被害を受けて、ほぼ絶滅してしまったのです。
そこで登場したのが「旧パナマ病」に強い「キャベンディッシュ」という品種。
現在は世界のバナナの主流品種になっているこの品種はグロス・ミシェルより味がやや落ち、寒さにも弱かったのですが、旧パナマ病の病原体の侵入を防ぐことができる品種でした。
実はこれが現在世界のバナナの95%、私たちが食べているバナナなのです。

今回のこの問題は国連など世界の各機関が取り上げ、今地球的な問題として対策を進める準備が始まっています。
なぜならば、まず、この新パナマ病は、世界のバナナのもうひとつの大産地、世界のバナナの約3/4を生産するエクアドルなどの中南米エリアにはまだ伝染していないこと。
また、オーストラリアなどでは動物の移動を防ぐためにフェンスを建て、人間と機械の出入りを徹底して制限し、菌を殺すために自動車と労働者の靴をスプレー消毒をして現在、新パナマ病の感染を食い止めることに成功しています。

生き残れ!フィリピンバナナ

ただし、この恐怖のカビ菌に耐性のある新しいバナナの品種開発はまだまだ間にあっていないとのこと。
すでにフィリピンのバナナはその生産量の減少でジリジリ価格が上昇中。
農園の経営にも大きな打撃を与えはじめています。

banana-2

いかがでしょうか。

この「バナナ危機」なんとかフィリピンも乗り越えて、これからも毎日安くておいしいバナナを安心して日本でもいつでも気軽に食べられるようにして欲しいものですね。