こんにちは。

ピナイ家政婦サービス編集部です。

丑の日に食される今や高級食材として名高いウナギ、
そんなウナギに関してフィリピンが今後大きく関わっていくかも知れません。

フィリピンとウナギのおいしい関係

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7月に入り、梅雨が明けると日本には本格的な夏、到来。
夏といえば土用の丑、ウナギの季節ですね!

しかし、近年ささやかれるのがウナギの価格の高騰。
庶民のスタミナ食として長い間日本の歴史の中で愛され続けてきた蒲焼や鰻重。
そのウナギがもう口にできなくなる?ウナギが絶滅存亡の危機に直面している?
といっても決してオーバーではないのです。

その理由は国産のニホンウナギの稚魚の不漁。
皆さんもご存知のとおり、ニホンウナギの誕生の生態はこれまで謎が多かったのですが、近年になりフィリピン近海のマリアナ海溝付近で産卵するらしい、ということが判明しています。
フィリピンの東の海域でふ化した幼生はフィリピンのルソン島や台湾、中国の沿岸を黒潮に乗り成長しながら必死に長い旅を続け、秋、日本の太平洋側の河川をシラスとなって遡上、7、8年かかって故郷の河川で成魚になります。
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ウナギの稚魚の絶滅危機

でも、現在日本の鰻屋さんで供されるウナギは養殖による生産が9割以上でしょう?
というご意見もありそうですが、実は養殖のウナギも、もともとは捕獲された天然のシラスウナギを使うのです。
よく、相模湾などの河口で一攫千金に躍起になる人たちのシラスウナギ漁を紹介するテレビニュースなどを見ますが、まさに養殖もこのシラスウナギの稚魚が必要なのだそうです。

さて、そのシラスウナギの不漁は諸説あるようですが、やはり乱獲が大きな原因だそうです。
日本のみならず、ウナギの産卵の道中にある沿岸国が統一の資源保護に務めない限り、ニホンウナギは日本までやって来れない。
また、やってきても日本の沿岸での乱獲が待ち受けてこのままでは絶滅の一途をたどってしまうのだそうです。

フィリピン産ウナギに注目!

さて、そこで最近脚光を浴びているのがフィリピン産ウナギ。
現在スーパーでよく見かける中国産とはまた違うそうです。
それはウナギ界の救世主、と呼ばれる、フィリピンをはじめとして東南アジア原産の
「ビカーラ種」のウナギ。

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数年前、ウナギの高騰である大手スーパーの食品売り場に見慣れない商品が登場しました。
それがフィリピン産のビカーラ種ウナギの蒲焼、価格はなんと一尾980円。
ニホンウナギと比べるとサイズがやや短いながら肉厚で脂もたっぷり。
味はむしろ中国産よりおいしいという反応もあり、結果は大好評でした。

フィリピンやインドネシアに生息するビカーラ種はまだまだ資源的にも余裕があり、稚魚の相場はニホンウナギの10分の1以下。これを養殖して育てて蒲焼を1尾1,000円以下で食卓へ!というプロジェクトに日本や中国の企業が続々着手しています。ダバオではシラスウナギが大量に獲れるということで、大規模なウナギの養殖事業に取り組んでいる日本企業もすでにあるそうですよ。

いかがですか?
生産流通が確立され、品種改良や調理方法がどんどん研究されて
「ウナギはフィリピン産に限るね~」
などと日本の食卓で家族が語り合う日が、もしかしたらやってくるかもしれませんね(笑)

 

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