最近、お風呂のドア掃除をしましたか?
浴槽や床は毎日のようにお掃除していても、ドアはあまりやらないという方が多いのではないでしょうか。
忙しいと手が回らず、後回しになってしまいやすいお風呂のドアのお掃除。
気づくとウロコ状の白い汚れや黒カビがついていて、お掃除の意欲が失せてしまう方も多いでしょう。
面倒に感じる水回りのお掃除ですが、ポイントを押さえればしっかり汚れを落とすことができ、時々行うだけでキレイなドアを保てます。
この記事では、簡単かつピカピカになるお風呂のドアの掃除方法や、頑固なウロコ状の白い汚れを落とす方法をお伝えします。
目次
お風呂のドアはピンポイントの掃除でOK
お風呂のドア掃除はめんどくさそう…と思っていませんか?
実は、お風呂のドアは丸ごと掃除する必要はなく、普段はピンポイントの掃除をするだけでOKです。
ポイントは以下の3つ。
- 浴室側のみでOK
- ドアの下半分を重点的に行う
- 月1回程度でもOK
浴室側のみでOK
お風呂のドアは、毎回全体をキレイにする必要はありません。
汚れやすいのは浴室側なので、そちらをキレイにすればOKです。
浴室側は、毎日シャンプーや石鹸カス、水アカがつきやすく、汚れがどんどん付着していきますが、反対側はほとんど汚れません。
お風呂のドアのお掃除は、浴室側を中心に行い、時々反対側をキレイにする程度で大丈夫です。
ドア全体をキレイにしようと思うと面倒に感じますが、「片側だけ」と考えると一気にハードルが下がるでしょう。
ドアの下半分を重点的に行う
汚れがつきやすいのは浴室側のドア、とお伝えしましたが、さらにハードルが下がるお話を一つ。
浴室側のドア全体ではなく、下半分を重点的にお掃除すればOKです。
浴室側のドアには、毎日の石鹸カスや水アカが付着しやすいとお伝えしましたが、もともと上の方には汚れがつきにくいことと、すべて上から下に汚れが落ちていくので下に溜まりやすい特徴があります。
普段は下半分のお掃除にとどめ、時々全体をお掃除すればキレイなドアを保てます。
ドア全体をキレイにするのは大変ですが、下半分であれば女性や背が低い方もお掃除のハードルが下がりますね。
月1回程度でもOK
お風呂の浴槽は毎日お掃除する必要がありますが、ドアは月1回程度でOKです。
普段の入浴時に、意識的にドアをシャワーで洗い流せば、その日の汚れを落とすことができるので、毎回する必要はないわけです。
月1回程度のお掃除であれば、忙しい方も気負わず取り組みやすいですね。
お風呂のドアの汚れは2種類
お風呂のドアの汚れは2種類あります。
それぞれの種類や落とし方をお伝えします。
お風呂のドアの汚れの性質と落とし方
お風呂のドアにつく汚れは、酸性とアルカリ性に分けられます。
酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うのがベスト。
それぞれどんな汚れなのか、みてみましょう。
アルカリ性の汚れ
アルカリ性の汚れは以下の通りです。
- 水アカ
- 金属石鹸(石鹸カス)
これらの汚れには、酸性の洗剤を使います。
中性洗剤ではなかなか落ちないのが特徴で、酸性の洗剤で柔らかくなりキレイに落とすことができます。
酸性の汚れ
酸性の汚れは以下の通りです。
- 皮脂汚れ
- 酸性石鹸(石鹸カス)
これらの汚れには、アルカリ性の洗剤を使います。
お風呂の洗剤には中性洗剤もありますが、汚れに合った洗剤を使うことで簡単にキレイにすることができます。
特に水回りはガンコな汚れがつきやすいので、試してみてください。
お風呂のドアに使用する洗剤の特徴
お風呂のドアにつく汚れは、酸性とアルカリ性に分けられ、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使って掃除するのがおすすめ、とお伝えしました。
それぞれの洗剤の特徴についてみていきましょう。
アルカリ性洗剤
アルカリ性の洗剤は、カビとり剤などでおなじみの「塩素系漂白剤」、「ハイター」と呼ばれているものです。
「カビキラー」や「キッチン泡ハイター」など、色々な商品名のものが販売されていますが、製造、販売元の会社が異なるだけで基本的に中身は同じです。
自分の好きな商品を選びましょう。
塩素系漂白剤は、カビを落とせるほど汚れを落とす力が強い分、独特のニオイや頭痛を引き起こすなどのリスクもあります。
肌荒れや衣服に付着すると色抜けする危険もあるので注意が必要です。
必ずゴム手袋をして肌を守り、換気して使用しましょう。
酸性洗剤
酸性洗剤で代表的なのは「クエン酸」です。
お酢やレモン汁でも対応できますが、使いやすさから考えると、クエン酸の洗剤を購入するのがおすすめです。
アルカリ性の汚れを落とすのに適しており、中性洗剤では落ちない水アカや白いウロコ状の汚れもキレイに落としてくれます。
水回りにはぴったりの洗剤といえるでしょう。
混ぜるな危険!に注意
酸性とアルカリ性の洗剤を使う時の注意点があります。
それは、「これらを絶対に混ぜないこと」です。
塩素系漂白剤のパッケージにも、目立つように記載されていますよね。
酸性とアルカリ性の洗剤が混ざると、有害物質が発生し大変危険です。
混ざることがないよう、扱いには十分気をつけ、時間差で使用するようにしてください。
お風呂のドアの掃除方法を解説
次は実践編です。
お風呂のドアの掃除方法をお伝えするので、参考にしてください。
- アルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)をドアにスプレーする
- ブラシやスポンジでやさしく伸ばす
- 時間をおいて洗い流す
- 水アカなどがあれば酸性洗剤(クエン酸等)をつけラップする
- 時間をおいて洗い流す
アルカリ性(塩素系漂白剤)をドアにスプレーする
まずはアルカリ性の洗剤をドアにスプレーします。
この時は、浴室側の下半分だけで大丈夫です。
スプレーする時は、縦ではなく横にシュッと吹きかけましょう。
縦にスプレーすると下に垂れ落ちるため、まんべんなくかかるように横に吹きつけるのがポイントです。
ブラシやスポンジでやさしく伸ばす
ドアにまんべんなくスプレーしたら、ブラシやスポンジで全体的に伸ばしていきます。
この時、ゴシゴシ強くこすらないようにしましょう。
素材によりますが、強くこすると傷がつき、そのあとで汚れが付着しやすい状態になります。
アルカリ性洗剤はもともと汚れ落ちがよく、中でも塩素系漂白剤は強力な洗浄力を持っているので、やさしく伸ばすようにしましょう。
時間をおいて洗い流す
塩素系漂白剤をまんべんなく伸ばしたら、時間をおいてから洗い流しましょう。
塩素系漂白剤は、つけておけばおくほどキレイになります。
極端な話、1日つけおきすることも可能ですが、乾いてしまうと洗い流しにくくなるので、この場合は1時間程度おくとよいでしょう。
黒カビなどにも吹き付け、一緒にキレイにしてしまいましょう。
水アカなどがあれば酸性洗剤(クエン酸等)をつけラップする
アルカリ性洗剤でキレイにお掃除した後、白い水アカなどアルカリ性の汚れが残っていたら、酸性洗剤の出番です。
汚れ部分に酸性洗剤をつけ、ラップをして1時間程度、時間をおきましょう。
酸性洗剤+ラップパックで乾燥を防ぎ、白いウロコ状の汚れに効果てきめんです。
時間をおいて洗い流す
1時間経ったらラップを外して洗い流しましょう。
くすみやウロコ状の白い汚れもスッキリします。
お風呂のドアを掃除するときの注意点
お風呂のドアを掃除する時の注意点のまとめとおさらいです。
- アルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)は換気、ゴム手袋をつけて行う
- アルカリ性洗剤と酸性洗剤は混ぜない
- 酸性の洗剤は別の日に使う
アルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)を使う時は、必ず換気をしてゴム手袋をしてください。
気化した漂白剤を吸うと、頭痛や体調不良につながり大変危険です。
そのため、窓を開けたり換気扇をつけて行いましょう。
肌荒れするので素手では行わず、必ずゴム手袋をつけるのも習慣にしてください。
月1回お風呂のドアを掃除して白い汚れもスッキリ
お風呂のドアのお掃除についてお伝えしました。
お風呂のドアには石鹸カスや皮脂、白いウロコ状の水アカもつきやすく、いつの間にかひどい汚れが蓄積してしまいやすい場所です。
特に目につく白いもやもやした汚れは、掃除しても落としにくいのが特徴ですが、汚れに適した洗剤を使えば誰でも簡単にキレイにすることができます。
やみくもに中性洗剤を使っていても、キレイに落とすのは難しいです。
お風呂のドアには、酸性とアルカリ性の汚れが付着しているので、それぞれ適切な洗剤を使えば、キレイに掃除することができるので、覚えておきましょう。
また、お風呂のドアのお掃除は普段なかなか行き届かず、面倒に感じてしまう場所でもあります。
しかし、毎日行う必要はなく、普段は入浴の際軽く洗い流すようにしておけば、月1回程度のお掃除で十分です。
また、ドア全体を掃除する必要はありません。
浴室側の下半分を月1回、あとはそれよりも少ない頻度でお掃除すればキレイなドアを保てます。
汚れに対して適切な洗剤を使えば、お掃除のハードルは低い場所なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
↓YouTubeでもお風呂のドア掃除方法を紹介しています。