エアコンのカビの原因や防止策は?気にしすぎない対策も解説

エアコンのカビの原因や防止策は?気にしすぎない対策も解説

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ピナイ家事ラボ編集部

日本初のフィリピン人スタッフ専門の家事代行「ピナイ家事代行サービス」が運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。ピナイ家事代行サービスの対応エリアは東京都神奈川県川崎市横浜市です。家事代行に興味のある方はぜひご利用ください。

梅雨や蒸し暑い夏を乗り越えるために、どのご家庭でもエアコンは必需品です。しかし、久しぶりに使用したときに気になるのが嫌なニオイ……。その多くの原因になっているのが「カビ」です。

今回は、エアコンのカビの原因と対策方法をご紹介します。

(今回の記事の内容)

  • エアコンにカビが生える原因
  • エアコン内部のカビ防止策
  • 気にしすぎない考え方

暑い夏は、エアコンのカビを抑止しながら上手に乗り越えていきましょう。お掃除が難しいと感じる人は、プロの手を借りてみるのもよいかもしれませんね。

エアコン内部にカビが生える原因は3つ

エアコンのカビの原因や防止策は?気にしすぎない対策も解説

エアコン内部にカビが繁殖する原因は主に3つです。

(エアコン内部にカビが生える原因)

  1. 気温
    →気温20~35℃前後
  2. 高い湿度
    →湿度80%以上
  3. 溜まった汚れ
    →日々の蓄積したホコリなど

この条件に当てはまるとカビが発生しやすくなるので注意しましょう。それぞれ詳しく解説します。

1.カビにとって快適な気温

カビの繁殖は気温20~35℃で始まり、特に25~28℃の間では最も繁殖しやすくなります。夏はちょうどこの気温になるため、カビの繁殖も活発になりがちです。

実は、夏だけカビが発生すると思われがちですが、冬も暖房をつけた状態だとエアコン内部の温度は20℃を超えます。そのためエアコンの内部は、1年中カビが発生しやすい気温になっているのです。

ワンシーズン使用した後、しばらく使用していない場合は、エアコン内部にカビが発生している可能性が高いので、必ず掃除を行なってから運転させましょう。

2.高い湿度

カビは湿度が60%を超えると活発になり始め、80%を超えると繁殖速度が高まります。

エアコンの内部の湿度は80%以上の環境になることが多くあります。なぜなら、エアコンの運転時に起こる「結露」によって水が発生するからです。

冬場の窓に発生する結露をイメージしてみてください。冷房運転中のエアコンでは同じような現象が起きており、部屋のあたたかい空気を急激に冷やすため、空気中に含まれていた水蒸気が水分として現れます。

この水分は排水管を通して屋外に排出されますが、一部は残ってしまうことがあるため、エアコン内部に湿気が溜まってしまいます。

3.溜まった汚れ

カビが発生する最後の条件は栄養です。カビの栄養とは人にとっての汚れを指します。

(カビの栄養)

  • ホコリ
  • 水垢、など

人が汚いと思う汚れのほとんどは、カビの栄養になっていると考えられます。

エアコンを使用する場所は人が生活する空間なので、人の汗や皮脂、料理の油、ペットの抜け毛など、さまざまなものが漂っており、空気中をつたってエアコン内部へと侵入します。

掃除がしにくい冷蔵庫の裏や洗濯槽なども、カビが生えやすいと言われているのは、ホコリや汚れが蓄積しやすいことが原因です。

この3つの条件は日々の生活で揃いやすいため、注意が必要です。

エアコン内部のカビ防止策

エアコンのカビの原因や防止策は?気にしすぎない対策も解説

エアコンのカビ防止策で大切なことは、「カビが繁殖しにくい環境」を意識することです。

ここからは、エアコンのカビ対策を3つご紹介します。

(エアコン内部のカビ防止策)

  1. エアコン内部のフィルターを定期的に掃除
  2. エアコン使用後は送風運転を行なう
  3. 部屋の換気をこまめに行なう

フィルターを清潔にする方法やエアコンを使用した後に簡単にできる方法です。

今年の夏の季節には次の3つを意識して、清潔なエアコンを保てるようにしましょう。

(防止策①)エアコン内部のフィルターを定期的に掃除

カビ防止策として、エアコン内部のフィルター掃除も大切です。

フィルター掃除のやり方については、ピナイお掃除チャンネルの動画で実践しました。

(掃除の手順)

  1. フィルターを外す
  2. 掃除機をかける
  3. シャワーで流す
  4. 本体を掃除してからフィルターをはめる

掃除のやり方は簡単なので、専門業者に頼まなくても自分でできます。

(防止策②)エアコン使用後は送風運転を行なう

最も簡単な対策はエアコン使用後に「送風モード」に切り替えて、しばらく運転させることです。送風にすることでエアコン内部の湿気が乾き、カビの予防や繁殖を防ぐことができます。

このひと手間を加えるだけで、ファンやフィルターを乾かすことができるので、カビ繁殖の予防につながります。送風モードで空回ししておくときは、タイマー機能を使うと消し忘れもせずにすみますよ。

エアコンを使用しないシーズンでも部屋の湿気がエアコンの内部にも入り込むので、月に1回ほどは送風運転をさせましょう。

(防止策③)部屋の換気をこまめに行う

カビが発生しにくい環境づくりをするために、部屋を定期的に換気しましょう。空気のよどんだところにカビは発生するので、空気のよどみを作らないことが大切です。

換気をすることでエアコン内部のみではなく、部屋中のカビの予防にもつながります。空気の入口と出口の換気経路をはっきりさせることを意識し、風が抜けやすい工夫をしましょう。

カビをゼロにすることは難しいですが、「空気中にハウスダストが漂わないようにすること≒カビが好まない空間にすること」は繁殖のスピードも抑えられるので効果的な予防方法です。

空気の入れ替えは気持ちもスッキリし、集中力も高まるので良いことづくしです。

フィルターの掃除を毎日行うことは難しいですが、使用している季節には1ヶ月に1回を目指しましょう。送風や換気は意識付けを変えるだけで、継続できることです。ぜひ、お試しください。

エアコンのカビ対策をしても生える可能性あり(気にしすぎに注意)

エアコン内のカビをゼロに保つことは、残念ながら現実的に難しいことです。どのご家庭でも多少カビが発生してしまっていると考えても間違いではありません。

当然、カビが付着したフィルターを通した空気は吸いたくありませんが、少なからずカビが風に乗って部屋に流れ込んでいる可能性が高いです。

カビは様々な症状を引き起こす原因になります。

  • 湿疹やかゆみ
  • 鼻炎、など

しかし、エアコンを使っている全員がカビを吸ったからといって、病気になっているかというと一概には言えません。

これは花粉症と一緒の仕組みです。体内の免疫システムによって、身体に入ってきたものが「異物=敵」と見なされると抗体が作られます。これが少しずつ蓄積されて、あるレベルに達すると、アレルギー反応を引き起こします。

つまり、耐性があってもカビを大量に浴び続ければ症状が出やすいですが、耐性がなくてもカビを浴びる全体の量を抑えれば、症状を抑えることもできるので、人それぞれ限度は違ってきます。

もし、エアコンのカビをゼロにしたいなら、2~3日に一度はエアコンの掃除が必要になってきます。このペースでエアコンの掃除を行なっていては、労力がかかりすぎてしまいます。

完全に防ぐことはできませんが、カビの繁殖を遅らせたり抑えたりする努力をして、上手に付き合っていきましょう。

あまり気にしすぎてしまうのも疲れてしまいます。完璧を目指すのではなく、できる部分から取り組むのがおすすめです。

エアコンのカビ退治がメインならプロに任せる

自分でエアコンを掃除する場合、フィルターを外してエアコン洗浄スプレーを吹きかけるところまでが出来る範囲になるでしょう。特に機械に疎い人は、エアコン内部まで掃除をするとなると故障につながる原因にもなります。

エアコン掃除をするときは、周りが汚れないように養生するところから始まるので、準備だけでも時間が取られてしまい、大がかりな作業になります。

そのため、エアコン内部のカビを取り除くときには「プロの手」を借りることも手段の一つです。プロであれば、各パーツの分解から、スチームクリーナーや高圧洗浄機を使って一般家庭では手の届かない部分まで徹底的に洗浄をし、カビ退治をしてくれます。

エアコンのクリーニングをご希望の方は『ピナイ家事代行サービス』と提携している『おそうじ革命』がおすすめです。エアコン掃除が大変と感じる人は無理をせずに、一度プロの力を借りてみてはいかがでしょうか。

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まとめ:エアコンのカビの原因を理解して事前に防止しよう

夏はもちろんのこと、冬も室温が保たれることによりカビが発生しやすくなります。そのためエアコンを使用するシーズンの前には、フィルターを綺麗に掃除をすることが大切です。

エアコン内部でカビが繁殖する原因は主に3つです。

(エアコンにカビが生える原因)

  1. 気温
    →気温20~35℃前後
  2. 高い湿度
    →湿度80%以上
  3. 溜まった汚れ
    →日々の蓄積したホコリなど

日々の暮らしの中では、エアコン使用後に送風運転をし、内部を乾燥させることや部屋の換気をこまめに行うことで、カビの好まない環境づくりを意識しましょう。

あらゆる家にカビの原因は潜んでいるので、神経質になりすぎるのはよくありません。できる部分から掃除に取り組んでみてくださいね。

窓や室内の結露防止については、別記事で紹介しています。

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