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「お気に入りのタオルに黒ずみができてしまった」
身体を拭く、掃除をするなど毎日使いたいタオルに、こんなトラブルが起きたらガッカリしますよね。
タオルは使っているうちに黒ずみができてしまうことがあります。実は、タオルについた皮脂などの汚れと湿り気が、黒ずみを発生させる原因なのです。
そこでこの記事では、タオルについた黒ずみをキレイに落とす方法を紹介します。タオルに黒ずみができる原因や予防方法もお伝えしていますので、ぜひ試してみてください。
目次
タオルの黒ずみはキレイに落とせる?
「タオルについた黒ずみ。もう取れないのでは…」とあきらめていませんか?
汚れてからそれほど時間がたっていなければ、もとの色のタオルに戻せることがあります。タオルの黒ずみの多くは正しい対処の仕方で薄くすることができるのです。
とはいえ、タオルの繊維にしみ込んでいる汚れを完全に取るのはなかなか大変な作業。ですので、できるだけ手間をかけずにキレイにする方法を4つお伝えしていきます。
タオルの黒ずみを落とす4つの方法
タオルの黒ずみをキレイにするには、タオルの汚れ具合によって洗い方が異なります。汚れ具合に応じて以下ご紹介する方法を試してみてください。
黒ずみ汚れが比較的軽い場合は、「粉末洗剤で洗濯」や「もみ洗い」をしてください。
いっぽう、汚れがガンコな場合は、「つけおき洗い」や「煮洗い」がおすすめです。
また、しっかりと黒ずみを落としたい場合、洗剤は液体タイプよりも粉末タイプの方を用意します。一般的に粉末タイプの方が汚れを分解する力が強いので、よりスッキリさせたい場合は試してみてください。
粉末洗剤で洗濯
タオルの黒ずみ汚れが比較的軽くそこまで気にならない場合は、粉末タイプの洗剤で洗濯してみてください。
【用意するもの】
・粉末タイプの洗剤 【例:アタック、トップなど】
【洗濯をする際のポイント】
①お湯を使用する
粉末洗剤は40℃前後のお湯で溶かしてから洗濯槽に入れると、溶け残りを防げます。
皮脂汚れは、人の体温と同じくらいのお湯で洗うと、汚れが落ちやすくなります。
②タオルと粉末洗剤を溶かしたお湯を洗濯機へ投入
このとき、汚れ具合によっては漂白剤も投入してください。
粉末洗剤のパッケージには、すすぎは2回行うように記載されているので、洗剤の溶け残りを防ぐためにもしっかりとすすぎましょう。
ただし、すすぎで残り湯は使わず、きれいな水を使ってすすいでくださいね。
もみ洗い
タオルの黒ずみが軽い場合、固形の洗濯せっけんで「もみ洗い」する方法もあります。
【用意するもの】
・洗濯用固形石けん 【例:ウタマロ石けんなど】
・バケツ、洗面器など
①洗濯用の固形石けんとお湯を用意する
洗面器などに40℃くらいのお湯を張ります。
②黒ずみ汚れに石けんを直接ぬる
タオルの黒ずみ部分に、固形の洗濯石けんを直接塗ってください。
③お湯を加え泡立てながらもみ洗い
汚れの度合いに合わせて放置またはもみ洗いをします。
③すすいで洗濯
キレイな水ですすぎ、そのまま一度洗濯したら完了です。
つけおき洗い
つけおき洗いは、特に黒ずみ汚れが目立つ場合に試す方法です。お湯でとかした洗剤に浸しておく時間はかかりますが、作業の手間はそれほどかかりません。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤 【例:オキシクリーン、ワイドハイターなど】
・洗濯洗剤 【例:アタック、トップなど】
・バケツ、洗面器など
①洗浄液を用意する
洗面所のシンクまたは、洗面器などに40℃くらいのお湯を張り、分量にあわせて酸素系漂白剤と洗濯洗剤をとかします。
②タオルをつけおきする
タオルをしっかり浸し、30分ほどつけおきしてください。
③すすいで洗濯
キレイな水ですすぎ、そのまま一度洗濯したら完了です。
酸素系漂白剤は40〜50℃ほどのお湯を使うと洗浄効果が高まります。
ガンコな黒ずみにはお湯をつぎ足して、高い洗浄力をキープすると効果的です。
煮洗い
つけおき洗いで黒ずみに効果がなければ、煮洗いにチャレンジしましょう。煮洗いの洗浄力はかなり高く、菌などが繁殖し匂いが気になる場合も効果があります。
煮洗いは高い洗浄力がある一方、繊維がとても傷みやすいのが欠点。煮洗いをするのは「最後の手段」と考えた方がよさそうです。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤 【例:オキシクリーン、ワイドハイターなど】
・洗濯洗剤 【例:アタック、トップなど】
・鍋
・トング
①鍋に洗浄液をつくる
タオルが入る大きさの鍋に水を張り、水の量に合わせて洗剤や漂白剤を混ぜます。
②タオルを入れて煮る
タオルを浸けて、弱火で5〜10分ほど煮る。トングを使って、ときどき中を混ぜてください。
③取り出す
時間がたったら火を止め、そのまま冷めるまで待つ。冷めたらキレイな水ですすぎます。
(※火を止めてから、すぐにタオルを取り出すとヤケドの原因になります。十分注意してください。)
④洗濯
洗濯機に入れていつも通り洗濯したら完了です。
色落ちしやすい洗い方なので、色や柄がついたタオルを煮洗いするのはおすすめしません。心配な場合は、時間を短めにするなど調整してください。
タオルの黒ずみの原因は?
「汚れ」の蓄積
洗濯洗剤は全ての汚れを落とし切るわけではありません。タオルを長い間使っていると、わずかに残った「汚れ」や「ホコリ」が蓄積し、黒ずみとして目に見えるようになってきます。
また、洗濯時に使用する洗剤や柔軟剤が多すぎることも黒ずみの原因になります。汚れを落とす効果を高めようと、つい多めに洗剤を投入しがちですが、すすぎきれなかった洗剤がタオルに残り、黒ずみに変わることがあります。
「黒カビ」の発生
タオルが汚れ、水分を含んだまま長時間放置すると、黒カビが発生します。
使った後のタオルは皮脂や汚れ、雑菌が付着している状態です。この皮脂汚れは、雑菌の栄養源となり、カビの繁殖を促進させます。
タオルは吸水しやすいように作られており、また一方で乾きにくいため、カビが繁殖しやすい環境を作ってしまうのです。
他の洗濯物からの「色移り」
タオルは洋服などと一緒に洗濯機で洗う人が多いでしょう。このとき、白や淡い色のタオルにほかの洋服の色が移ることがあります。
おろしたての服は特に”色素”が抜けやすく、濃い色の洋服と白いタオルなどを一緒に洗っていると少しずつ黒ずみが目立つようになってしまいます。
タオルの黒ずみを予防する6つの方法
洗濯はこまめにする
使ったタオルは、その日のうちにスグ洗うのが理想です。とはいえ、一人暮らしの場合などは数日に一度、洗濯物をまとめて洗うという人も多いでしょう。
汚れは時間がたつほど落としづらくなるものです。洗濯物のカゴがいっぱいになる前に、こまめに洗濯することをおすすめします。
事情があってスグに洗濯できない場合は、使用済みのタオルを湿り気のないところに軽く干しておくと、汚れが広がりにくくなるでしょう。
色の濃いものと一緒に洗わない
おろしたての服を初めて洗濯すると、服の”色素”が抜けてほかの洗濯物に移ることがあります。
色の濃いものとタオルを一緒に洗濯すると、知らないうちに少しずつ色がタオルに付着していくのです。
この色移りを防ぐためには、日ごろから色の濃いものとタオルは分けて洗うのがおすすめです。
また、濡れたままの衣類どうしが、長い時間かさなり合っていても色移りの原因になるので、濡れた洗濯物はすぐ干しましょう。
洗剤・柔軟剤は適量を守る
洗剤を多く入れれば、汚れがよく落ちるような気がしますが、じつは洗浄力が高まるわけではありません。
洗剤のパッケージには一番汚れが落ちやすい分量が表示されています。洗濯機の水の量に対して、表示通りの洗剤の量を入れるようにしましょう。
また、柔軟剤を入れすぎると、すすぎきれなかった「石けんカス」が洗い残し汚れになって、黒ずみの原因になることもあります。タオルの吸水性も悪くなるため、柔軟剤の入れすぎには気をつけましょう。
たっぷりの水で洗う
近ごろ、ドラム式洗濯機など節水機能がついた洗濯機が多いですが、タオルが水の中で泳ぐくらいの水の量で洗った方がよいです。
洗濯物が水の中でしっかり動くことで汚れが浮かび上がり、すすぎのときも残った洗剤をしっかりと洗い流します。
洗濯物の量に対して水の量が少なすぎると汚れが落ちにくいだけでなく、生地が擦れあうことでタオルも硬くなってしまうことがあるので注意が必要です。
洗濯槽を定期的に洗浄する
きちんと洗っていてもタオルが黒ずんでしまう!という場合は、もしかすると洗濯機の内側が汚れているかもしれません。
洗濯槽はずっと湿った状態で、一見キレイに見えても、じつは裏側にカビが生えていることがあるのです。
洗濯槽の掃除方法は、市販の洗濯槽クリーナーをいれてパッケージの表示通りに運転させます。今では槽洗浄モードがついている洗濯機もあるので便利です。
これだけで洗濯槽のカビがかなり改善されます。1〜2ヶ月に一回、定期的に洗濯槽の汚れを落とせば、気持ちのよい洗い上がりがキープできます。
洗濯をしたらすぐに干す
洗濯機で洗ったら、できるだけ早く干すようにしましょう。洗った後の洗濯物は、湿気でカビが繁殖しやすい状態です。ぬれたまま放置すると、どんどん菌が増え黒ずみの原因になるのです。
また、部屋干ししたり、タオルを使った後水分が残った状態が続いても、カビが発生してしまいます。
タオルを使った後、すぐに洗濯できないときは風通しのよい場所にかけておくようにしましょう。
まとめ|タオルの黒ずみ汚れはふだんの洗濯で防ごう
タオルが黒ずんでいると、使うときの気分もよくありません。
黒ずみを防ぐため、洗濯はこまめにする、色の濃いものとは一緒に洗わない、洗濯をしたらすぐ干すなど、取り入れられそうなことを試してみてください。
ふだんのお手入れ方法に気をつけることで、タオルを黒ずみから守ることができますよ。
タオルは毎日肌に触れるものですから、清潔なものを気持ちよく使いたいですね。