【家事分担の第一歩】家事の苦労を家庭内で共有する方法

【家事分担の第一歩】家事の苦労を家庭内で共有する方法

この記事を書いた人
ピナイ家事ラボ編集部

ピナイ家政婦サービスが運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。

家庭内の家事分担について、悩みは尽きません。どちらかというと多いのは女性側の悩みで、「家事の苦労が夫に理解されない」「夫が家事に協力的でない」などが、あるあるな話です。

そして、それらの根本原因の多くは「家事の工数についての認識の不一致がある」にあります。

工数とはつまり、家事の手間であったり、どの家事に実際どの程度の時間がかかるのか、という話です。問題を解決する為には、なにより可視化が必要となります。

どの家事にどれくらいの時間がかかるのか、どれくらいの手間がかかるのか、そして今どれくらい負荷が偏っているのか。そういう情報がないと問題は解決できません。 勿論、最終的には家事の苦労の共有と相互理解が必要なのですが、そのためにまずは家事についての情報をオープンにすることが必要なのです。

今回は、家事分担をするための第一歩となる「家事の苦労を共有する方法」について解説していきます。

 

家事はそもそも単発のタスクの集合ではない

生活していると「家事の大切さ」を実感するとともに、「家事をしっかりやってたらとても時間がかかる」という現実に直面します。

家事は作業の一つ一つに時間がかかるということも当然なのですが、それ以上に家事って「これをやったら終わり」というものでもないのです。

色んな前提条件がありますし、やっている途中に色んな障害も出てくるし、細かいタスクが散々連なっていて終わりがない。「家事はそもそも単発のタスクの集合ではない」ということが、家事を一生懸命やればやるほどわかってきます。

例えば、掃除という家事には、実際には「掃除機を出してくる」「掃除機をかけられるように、床に転がってるものを一通り整理する」「捨ててはいけないものについてはうっかり吸い込まないように元の位置にしまう」「掃除機内のゴミが一杯になっていたら交換する」といった前提タスクがあったりします。

洗濯という家事には、「色移りしそうな服を分別する」「裏返しになっている服を元に戻す」「ポケットの中を確認する」「泥汚れがあったら事前にある程度落としておく」という前提タスクがあったりしますし、勿論洗濯もの干しという後続タスクも控えています。

料理という家事には、当然「事前の買い物」「材料や調味料の確認」「テーブルの整理、作業場所の確保」といった前提タスクがありますし、皿洗いという家事には「残ったものをタッパに入れて冷蔵庫に入れる」という前提タスクや、「皿を拭いて綺麗に片づける」といった後続タスクがあったりします。

とにかく、単発で完結するタスクなど実際にはほとんどなく、色んな複合タスクが前にも後にもずっと連なっており、しかもちょくちょく緊急の割り込みが発生するという、タスク管理環境的には地獄のような高難度ステージが家事という仕事なのです。

実際のところ、「ちゃんとやろうとしたら終わりがない」というのが家事の偽らざる状況です。そしてこれは実際に家事を本気でおこない、家庭を回してみないとおそらく分からないことなのです。

【家事分担の第一歩】家事の苦労を家庭内で共有する方法

 

まずは「正確な負荷の把握」を

これまで述べてきた「家事はそもそも単発タスクの集合ではない」ということを理解していない人は、「皿洗い」という家事であったら、皿を洗って綺麗になったら終わりだと思っています。そして掃除という家事であったら、掃除機をかけたら終わりだと思っているのです。

仕事における「プロジェクトマネジメント」をするにあたって、「タスクの見える化」「負荷のバランシング」はとても重要なのは周知の事実です。

しかし、仕事と同じくらい重要な「家庭の運営」というプロジェクト運営において、しっかりできている人は少ない印象です。普段、仕事はバリバリできているのに、家庭の状況を聞いてみると家事が壊滅状態…みたいな例は多いのではないでしょうか。

家事の分担に必要となる前提が「正確な負荷の把握」です。

ある程度偏りが発生してしまったとしても、「これくらい大変なんだ」ということが理解できれば、パートナーに対して共感もできますし、「ここは手を抜く」「ここは分担する」「ここはアウトソースする」といった問題解決の為の作戦立てだってできますね。それだけで家庭内の家事分担のわだかまりを解決することだってあります。

ただ、その為には家事リストを単純に作るだけでは駄目で、「これだけの前提タスク、これだけの後続タスクがある」「こういう割り込みタスクが発生することが頻繁にある」といったところまで含めて可視化・共有しないといけません。

特にビジネスパーソンというのは「タスクの前提」「負荷分散」「優先度」といった言葉には敏感ですので、家事に非協力な夫に対しては次のような項目を意識して共有することをオススメします。

●家事名

●家事内容
●前提タスク

●後続タスク
●前提・後続まで含めた工数(どれくらい作業時間がかかるか)
●タスク発生時の優先度

家事の負荷状況が共有できなくて悩んでいる方は、上記のようなリスト化を検討してみてください。

 

まとめ

家庭内の家事分担について日々ストレスを抱えている方は多いと思います。

家事を分担していくためには、まずは家庭内の家事の苦労を共有していく必要があります。そこで、どの家事にどれくらいの時間がかかるのか、どれくらいの手間がかかるのか、そして今どれくらい負荷が偏っているのかといった情報をすべてオープンにして可視化するのです。

その際には、一つひとつの家事に対する前提条件や前後のタスクなども含めて共有しましょう。

「正確な負荷の把握」の把握ができた後は、実際の分担きめていくわけですがそこは各々の得意領域なども含めて担当わけしていってください。

ということで家事の分担について、そのための第一歩となる「家事の苦労を共有する方法」について解説してきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。