家事代行スタッフになるには資格は必要?役立つスキル16選も紹介

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ピナイ家事ラボ編集部

日本初のフィリピン人スタッフ専門の家事代行「ピナイ家事代行サービス」が運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。ピナイ家事代行サービスの対応エリアは東京都神奈川県川崎市横浜市です。家事代行に興味のある方はぜひご利用ください。

「家事代行は家事のスキルやすごい資格を持っている人じゃないと勤まらない?」「特別なスキルや資格がなくても家事代行で働ける?」など、興味はあっても敷居が高いと感じている人は多いかと思います。

この記事では家事代行の仕事をしてみたい人に向けて、どんな資格やスキルが必要でどんな仕事なのかをまとめました。

家事代行を仕事にする時、必要な資格はあるの?

家事代行として働くのに資格は必要ありません。

ただし、資格があると顧客に信頼されやすく、結果的に指名や昇給などにつながりやすく有利ではあります。

CtoCの家事代行マッチングアプリなどでは他の家事代行スタッフと比べて選ばれやすくなる等のメリットがあるので条件の良いお客様を選ぶことも期待できます。

家事代行スタッフの仕事内容

家事代行の仕事内容は、掃除・洗濯など家事全般に及びます。

掃除掃除機がけ片づけ水回りの掃除食器洗いゴミ出し・ゴミ分別
料理食料品買い出し調理作り置き
その他雑用洗濯(アイロンや畳んで片づけることも含む)靴磨き

家主に代わっていろんな家事を引き受けますが、ハウスクリーニングとは別物です。

専門知識が必要な作業はしません。

【家事代行では受けない仕事の例】エアコンのクリーニング特別な薬剤を使った掃除

家事代行が求められるスキル

家事代行で求められる家事全般のスキルはたくさんありますが、未経験からのスタートでも手厚く研修をしてくれる家事代行業者が増えています

しいて挙げるなら、未経験者でも必要なスキルとは以下のふたつです。

  • 挨拶など最低限のコミュニケーション能力
  • 時間をきっちり守る責任感

掃除や料理が得意ならそれに越したことはないですが、むしろ顧客からの信頼度のためにマナーが重要視されます。

家事代行は信頼が大切!

家事代行は家主が留守中に作業をすることも多く、依頼主からの信頼は最重要です。

例えば依頼主にはこんな心配があります。

  • 金品を盗まれないか
  • プライベートなものを見られないか
  • 見張っていないけどちゃんと掃除してくれるのか

大切な家の中を他人に任せるため、家事代行はスキルだけでなく信頼が非常に重要です。

家事代行スタッフ・家政婦に役立つ資格一覧(16選)

家事代行は資格がなくとも働ける職業ですが、仕事に直結する資格があればより効率的に働くことができます。

会社によっては指名制や所有資格によって昇給できる場合もあるため、関連する資格を持っていて邪魔になりません。

では実際にどんな資格が役立つのかをご紹介します。

  • 掃除に役立つ資格(6選)
  • 整理収納に役立つ資格(4選)
  • 料理に役立つ資格(4選)
  • シッター系の資格(2選)

※2022年1月時点の情報です。

掃除に役立つ資格6選

家事代行という職業で「掃除」を扱っていない業者はおそらくないでしょう。

基本ともいえる掃除に役に立つ資格を6つご紹介します。

  1. 家政士検定
  2. 掃除能力検定士
  3. クリンネスト2級
  4. クリーニングインストラクター
  5. ハウスクリーニングアドバイザー
  6. ハウスクリーニング技能士(国家資格)

それぞれ、みていきましょう。

家政士検定

家政士検定はその名の通り家政婦として必要なスキルを証明する資格です。

厚生労働大臣認定の資格であるため、難易度が高い分、信頼性もあります。

【基本情報】

主催団体公益社団法人日本看護家政紹介事業協会
試験内容筆記・実務
検定料12,000円
実施時期・実施地年1回(11月)札幌・千葉・東京・横浜・宮崎・尼崎
その他の特徴合格率約62%

公益社団法人日本看護家政紹介事業協会公式ページ

掃除能力検定士(掃検)

掃除能力検定は1~5級まであり、5級を合格すると4級が受けられるといった形式です。

汚れの落とし方や、いろんなもの・箇所の正しい掃除方法など、家庭内全般の掃除の知識を広く問われます。

【基本情報】

主催団体一般法人日本掃除能力検定協会 
試験内容CBT方式※パソコンによる受験
検定料2~5級11,000円※現在1級は準備中のため受験不可
実施時期・実施地随時受験可能全国47都道府県
その他の特徴80点以上で合格

一般法人日本掃除能力検定協会 公式ページ

クリンネスト2級

一般家庭における掃除のノウハウを証明するのが「クリンネスト2級」です。

苦手な掃除を得意になりたい人から、効率よく時短掃除方法を仕事に役立てたい人まで、幅広く人気があります。

【基本情報】

主催団体特定非営利活動法人ハウスキーピング協会
試験内容受講により資格取得
検定料23,500円テキスト代・認定料
実施時期・実施地オンラインまたは会場開催(全国に会場あり)
その他の特徴6時間で取得できる

特定非営利活動法人ハウスキーピング協会公式ページ

クリーニングインストラクター

住まいを美しく掃除するための広い知識を問われる資格です。

自宅の掃除の知識を高めるにも、仕事の幅を広げるのにも役に立つ資格です。

【基本情報】

主催団体日本インストラクター技術協会
試験内容インターネットで期日までに回答を提出
検定料10,000円
実施時期・実施地在宅受験偶数月に実施
その他の特徴70%以上の評価で合格

日本インストラクター技術協会公式ページ

ハウスクリーニングアドバイザー

この資格目指せる職業は以下の通りです。

  • ハウスクリーニングアドバイザー
  • クリーニングインストラクター
  • リフォーム会社
  • ホームセンター

参考元:日本生活環境支援協会公式ページ

一般家庭からプロ仕様の道具や薬剤まで幅広く知識が問われるため、家事代行はもちろんのこと、掃除のプロを目指す人から人気の資格です。

【基本情報】

主催団体日本生活環境支援協会
試験内容通信講座のテキストから出題
検定料10,000円
実施在宅受験偶数月に実施
その他の特徴70%以上の評価で合格

日本生活環境支援協会公式ページ

ハウスクリーニング技能士(国家資格)

ハウスクリーニングで唯一の国家資格がこのハウスクリーニング技能士です。

国家資格なので信頼感があり、難しい試験でありますが掃除を仕事とするならぜひ持っておきたい資格と言えます。

【基本情報】

主催団体公益社団法人全国ハウスクリーニング協会
試験内容学科・実技
検定料8,900円
実施・学科:9月・実務:11~12月(大阪・東京・仙台・福岡)
その他の特徴学科:85.7%実技:25.8%程度の合格率

公益社団法人全国ハウスクリーニング協会公式ページ

整理収納に役立つ資格4選

整理収納は見栄えだけでなく、物を管理するストレスが軽減されたり掃除がしやすくなったりと、顧客満足が得られ得ます。

家事代行に役立つ整理収納に関する資格を4つご紹介します。

  1. 整理収納アドバイザー2級
  2. 整理収納清掃(3S)コーディネーター
  3. 収納検定
  4. ライフオーガナイザー2級

それぞれ、みていきましょう。

整理収納アドバイザー2級

整理整頓が苦手、物が捨てられないといった悩みを持つ人向けの資格です。

2級取得後に1級が取得でき、整理収納アドバイザーとして活躍する人も多数います。

【基本情報】

主催団体特定非営利活動法人ハウスキーピング協会
試験内容講座受講により資格取得
検定料24,700円
実施全国各地またはオンライン
その他の特徴1日の受講で資格取得できる

特定非営利活動法人ハウスキーピング協会公式ページ

整理収納清掃(3S)コーディネーター

生活するうえで掃除と同等に整理収納も大切、という考え方から、整理・収納・清掃の3つの要素を学べるのがこの資格です。

【基本情報】

主催団体一般社団法人日本整理収納協会
試験内容受講により資格取得
検定料3級:17,600円(180分)2級:24,200円(240分)1級:66,000円(390分)
実施講師により異なる
その他の特徴他の級とのお得なセットあり

一般社団法人日本整理収納協会公式ページ

収納検定

収納王子コジマジックでおなじみの小島弘章氏が理事を務める協会の資格です。

5級と4級は子供向きで、大人は3級からになります。

【基本情報】

主催団体一般社団法人日本収納検定協会
試験内容筆記・実務
検定料3級:7,500円
実施会場受験またはZOOMでのオンライン受験
その他の特徴

一般社団法人日本収納検定協会公式ページ

ライフオーガナイザー2級

物を捨てるのがメインではなく、思考の整理からスタートするため、その人に合った実践的な片づけ方を学ぶことができる資格です。

【基本情報】

主催団体一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会
試験内容会場またはオンラインで講座受講後認定テストを受験
検定料22,000円+別途サブテキスト(税込み1,650円)
実施全国各地の会場またはオンライン
その他の特徴8,800円で再受講可能

一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会公式ページ

料理に役立つ資格4選

「女中」とは?現代もある?メイドや家政婦との違いも解説

家事代行では作り置きやパーティーメニューなど、料理の需要も高まっています。

実力が証明しにくい料理スキルは、資格があれば信頼度がアップします。

ここからは料理に役立つ資格4つをご紹介。

  1. 調理師(国家資格)
  2. 栄養士・管理栄養士(国家資格)
  3. 食品衛生責任者
  4. 食生活アドバイザー3級

それぞれ、みていきましょう。

調理師(国家資格)

家事代行や飲食店で働くのに必ずしも調理師免許が必要なわけではありませんが、実務経験が必要な国家資格なので、持っているだけで信頼があります。

【基本情報】

主催団体公益社団法人調理師技能技術センター
試験内容筆記(マークシート)
検定料各都道府県によって異なる(6,000円~6,500円程度)
実施年1回各都道府県にて実施※神奈川県のみ年2回実施
その他の特徴・合格率60%程度・2年以上の実務経験要

公益社団法人調理師技能技術センター公式ページ

栄養士・管理栄養士(国家資格)

調理師免許は調理の熟練度を証明するのに対し、管理栄養士は健康面などから食事のバランスに関する知識を証明するものです。

【基本情報】

主催団体厚生労働省
試験内容【栄養士】大学・短大・専門学校のを栄養士養成課程を終了すると取得できる【管理栄養士】栄養士の資格取得後、管理栄養士国家試験の受験が必要
検定料6,800円(管理栄養士)
実施北海道、宮城県、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県及び沖縄県
その他の特徴合格率64.2%

厚生労働省公式ページ

食品衛生責任者

食品衛生責任者は飲食店を営む上で必ず一人は必要な資格です。

食品の衛生上危険があると判断したり、衛生面に関する改善を提案できます。

【基本情報】

主催団体各自治体
試験内容講座の受講により取得
受講料10,000円前後
※各自治体により異なる
実施不定期
その他の特徴申し込みなどは各自治体へ

食生活アドバイザー3級

栄養や食文化、衛生やマーケットなど、幅広く食生活について知識を得られる資格です。

【基本情報】

主催団体一般社団法人FLAネットワーク協会
試験内容マークシート方式
検定料5,000円
実施札幌・仙台・埼玉・千葉・東京・横浜・新潟・静岡・金沢・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡
その他の特徴60点以上で合格

一般社団法人FLAネットワーク協会公式ページ

シッター系の資格2選

育児に手一杯で家事代行を依頼する顧客も多く、子供の世話ができる資格があれば仕事の幅も広がります。

ここからはシッター系の資格を2つご紹介します。

  1. 保育士(国家資格)
  2. チャイルドマインダー

それぞれ、みていきましょう。

保育士(国家資格)

生活習慣の基礎を身につけさせたり、保護者などに保育指導ができる知識を持っています。

社会人から保育士の資格を取得するには、5年の実務経験と試験に合格する必要があります。

【基本情報】

主催団体厚生労働省
試験内容指定保育士養成施設を卒業または保育士試験に合格
検定料12,950円※受験手数料+受験申請の手引き郵送料
実施年2回
その他の情報8科目中合格した科目は3年間有効

厚生労働省公式ページ

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは自宅・または訪問先での家庭保育に関する資格です。

少人数の在宅保育を基本とし、個人での開業が可能なため将来を見据えた人に人気があります。

【基本情報】

主催団体NCMAジャパン
試験内容講座を受講後、認定試験を受験自宅にて受講可能
検定料認定試験料:11,000円(受講料:112,200円)
実施不定期
合格率合格基準70%落ちた場合は追試あり

NCMAジャパン公式ページ

家事代行スタッフの求人を探そう

家事代行は最近需要が高まっているため、未経験でも研修制度やフォローが充実した求人がたくさんあります。

事前に確認しておきたい部分を2つ紹介します。

  • 働く条件や給与の相場
  • この仕事をやってよかったと思う事

それぞれ、みていきましょう。

働く条件や給与の相場

求人サイトタウンワークから家事代行の求人情報の相場をまとめました。

【ほとんどの求人に共通していた条件】

勤務日数・最低勤務日数を週2日とする業者が多め・週1日〜OKや都合のつく日のみ申し込む求人もあり
1日の勤務時間・1日2時間〜OK
時給・最低時給1,100円〜最高時給1,700円・昇給制度がある
その他待遇・研修、フォローなどが手厚い・交通費支給、または送迎あり

この仕事をやってよかったと思う事

家事代行業は一般的なパートに比べると特殊な職業であるため、魅力ややりがいがたくさんあります。

【人を感動させられる】

家事代行は特別なものとして利用する人がほとんどです。

  • 自分で実現できないクオリティの掃除や料理
  • 忙しい中家事を代わってくれる
  • 特別な日を過ごすための演出

などのシーンで利用されることが多く、顧客に感謝されるためやりがいを感じやすい職業です。

【隙間時間が有効利用できる】

サービスの提供時間に合わせて働く側も2~3時間単位である求人が多いです。

前日にスマホなどで仕事の予定を入れられるシステムを持つ業者も増えています。

  • 育児や介護でまとまった時間がない
  • ダブルワーク

など、労働時間の確保が難しい人にも働きやすいのが家事代行です。

【身に着けたスキルが実生活で役立つ】

手厚い研修でスキルを叩き込んでくれるのが家事代行の最大のメリットです。

家事代行は特殊な道具や薬剤は使用せず、一般家庭にあるものを使うのが基本となるため、身に着けたスキルは実生活でも使えます。

家事は一生モノのスキルとなるため、退職後も無駄にはなりません。

まとめ:資格は不要&スキルは役立つ(時給UPに貢献)

家事代行で働くメリットは以下の通りです。

  • 隙間時間を有効活用できる
  • 顧客から感謝される
  • 実生活で役立つスキルが身につく

家事代行に特別な資格は必要ありませんが、持っていると信頼度や昇給で有利になる資格はたくさんあります。

必要なスキルは持っていなくても、職場で手厚く研修してもらえる未経験歓迎の家事代行業者がたくさんあるため、少しでも気になったらぜひ始めてほしいおすすめの仕事です。

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