共働きなのに夫は自由、不公平を感じる妻のイライラを軽くするための方法

共働きなのに夫は自由、不公平を感じる妻のイライラを軽くするための方法

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ピナイ家事ラボ編集部

ピナイ家政婦サービスが運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。

夫婦で共働きをしているのに、夫が家事や育児を手伝ってくれない、やってくれないとなると、どうしても「同じだけ働いているはずなのに夫だけ、ズルい!」「どうしていつも私ばかり?」「私だって忙しい、ラクしたい!」と不満は募るばかりかと思います。

そこで、今回は共働きをしている夫婦において、妻側の不満例をご紹介するとともに、その不満を解消する方法をご紹介します。

今のままの状況が長く続いてしまうことで、夫婦関係はますます冷え込むばかりかもしれません。どのようにしたらイライラした気持ちが少しは収まるか?どうしたらちょっとは協力的な夫になってもらえるか?今日から改善できるヒントをいくつかご紹介させていただきますね。日々のイライラが募って仕方がない方のご参考になれば幸いです。

夫ばかりずるい!世間の共働き妻の愚痴

少しインターネットを見てみたり、SNSを眺めてみたりするだけで、共働き夫婦の「妻から夫への不満」はあふれています・・・。そして、ワーママ同士で集まっても、一番盛り上がるのはいつも協力的でない夫の悪口だったりしませんか?そう、夫婦の間での家事・育児分担に不満を抱えているのは実はあなただけではなく、むしろ日本のほとんどのワーママが抱えている問題なのかもしれません。

共働きなのに夫は自由、不公平を感じる妻のイライラを軽くするための方法

共働きで不公平と感じる瞬間

例①共働きなのに、ワンオペが続く

「子供の支度も手伝わず、早朝に家を出て行って、帰りは深夜。働いているのはわかるけれども、平時の家事・育児はほぼ一人でワンオペ。本当につらいです。」

同じように仕事をし、同じように稼いでいるわけですから、家事と育児だって分担してやることを基本に考えてくれてもいいはずです。

共働きなのに夫は自由、不公平を感じる妻のイライラを軽くするための方法

しかし、現実はどう考えてもママの負担の方が大きいという状況が続いてしまう・・・。仕事に、育児に、家事にと、もう2人分働いているような状況では、限界がきてしまいますね。

例②共働きなのに、夫だけが好きに残業できる・自由に仕事できる

「私も業務が立て込んでいることはまあまああるのに、夫は好きなだけ残業ができて不公平」「会食、接待と言うけれども、私だって職場の人と飲みに行く必要あるときだってある」

仕事が忙しいのは夫も妻も同じこと。妻は保育園のお迎えのため、毎日毎日終業時間を気にしながら、1分1秒を無駄にしないように効率化することを考えて業務にあたり、時にはトイレに行く時間も惜しく、ランチをする時間も惜しみながら、業務処理に邁進する日々を過ごしている・・・。

しかし、夫は忙しいとなれば残業をして対応、時に同僚との会話を楽しんだり、ランチを外に食べに行ったり、コーヒーを飲む余裕があったり、「忙しい、忙しい」と言うけれども、妻から言えば、まだまだ削る時間はたくさんあるように見えるのです。

例③共働きなのに、緊急時の対応はいつも私

「子供の風邪など、緊急時の対応はいつも私。携帯の着信音が保育園からのお迎えコールではないかと思うとドキドキして、精神が削られます」

子育て関係の呼び出しはいつも妻。インフルエンザが流行する冬の時期にはいつ着信がなるかどうか気が気ではありません。

そんな呼び出しがいつ保育園からきても良いように、そして万が一の場合は、数日間子どもが保育園へ預けられず出社できないことも想定して、できる限り仕事の段取りも前倒しでこなすわけです。同僚に、上司に、後輩にできる限り迷惑をかけないように・・・肩身の狭い思いをしながら働き続ける。それでも「お迎えお願いします」の連絡は突然の嵐のように来ます。

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例④共働きなのに、私には自由がない

「たまには私も、ゆっくりと気兼ねなく出かけたり、映画を見たりしたいです」

夫ばかり、飲み会に、ゴルフに・・・仕事上の付き合いとは言うけれど、妻は自由な時間なんてここ数年取れたためしがないわけです。たまに友達とランチの予定を入れる時も、夫に事前に子守りをお願いし、昼食の準備も完璧にこなしてから出かける配慮をするのです。しかし、帰宅すると自宅は荒れ放題・・・子供は喚き放題・・・。「じゃあ、行ってくるね~」と言って気軽に出かける夫がうらやましくて仕方なくなります。

これら4つの例でみてきた妻側の不満は、大きく分けると「そもそも夫に時間がないことから発生する不満」と「できるはずなのに協力してくれない不満」に分けることができるのではないでしょうか。

不満タイプ① そもそも夫に時間がない

まだまだ残業があることが前提の長時間労働体質の日本の雇用環境、夫の帰宅が深夜という方も多いかと思います。そして、国内外出張が多いような業務となれば、平日はいつもワンオペという方もいらっしゃるかもしれません。家事・育児分担を真剣にお願いしたくても、そもそも夫にそのような時間がないという方も多いかと思います。

残業、出張を減らし働き方を見直してもらいたくても、まだまだ古い日本の体質では、職場の理解がない、上司の理解がないなどという状況もあるでしょう。日本の会社の働き方に思いをはせると、夫の立場もわからなくはないけれど、自分はそれを上手くやりくりしているのは同じこと。肩身が狭いのは私も同じ。それなのに、なぜいつも女の私ばかりが調整しなくてはいけないの?と不公平感に不満が湧くわけです。

不満タイプ② できるはずなのに協力してくれない

同じ共働きをして忙しいのはお互い様のはずです。そして旦那さんも家事・育児をできる時間は捻出できるはずなのに、やる気がそもそもない。妻に気を使ってもうちょっとだけでいいから気を利かして手伝ってくれてもいいじゃないの?というものです。

育児・家事を夫婦で回していかないといけない認識が薄く、妻がやることがあたかも当然と思っている節があります。妻側に負担が偏っているという事実にすら認識がないこともしばしばであり、妻が現状に不満がある、イライラしているということも察してすらいない可能性もあります。

両親の世代は専業主婦世帯が中心でしたが、私たち世代は初めての共働き世代です。つまり、日本の共働きのあり方は前例がなく、私たち世代が試行錯誤し、何とかやりくりしているのが今の日本です。過去の世代から引きずっているステレオタイプ的な社会、家庭での役割分担の違いの中、このような状況に妻が不満を抱くことは、実は当たり前の状況なのかもしれませんね。

しかし、このままでは健全な家族関係は築けないことは明らかです。そして何より、自分自身がつらい・・・。仕事、家庭の両方からくる日々のストレスがたまりにたまって、体やメンタルに不調をもたらしてしまうかもしれません。ですから、改善のためのアクションが必要になるわけです。

では、具体的にはどうしたらよいでしょうか?

それではそういった不満を解消する方法をご紹介していきます。

① 家事・育児の負担を見える化をしてみる

② 必要以上の家事・育児は捨てる、自分以外ができないか考える

③ 夫婦で建設的な話し合いをする

④ 夫を本当のパートナーに

一つずつみていきましょう。

①家事・育児の負担を見える化をしてみる

あなたは、どのような家事・育児に、どの程度の負担がかかっているのか、どれくらい把握していますか?毎日、忙しい、大変だとわかりながらも、実は何がどのくらい大変な状況にあって、何に物理的に時間がかかっているかは、実はなかなか理解できていないかもしれません。

実は、なぜ忙しいのか?ということを因数分解していくことはとても重要なことなのです。

ですから、まず今あなたが担っている家事をすべて紙やパソコンに書き出し、どのような項目にどの程度の時間がかかっているかを洗い出してみてください。例えば、子供の着替えに毎朝15分かかっている、お風呂にいれるのに毎晩30分かかっている、子供の爪を切るのに週1回15分かかっている。夕飯の買い出しに週3回30分かかっている、ごみの始末をするのに週2回10分かかっている・・・。家事・育児それぞれの項目を見てみると、5分、10分、15分などの細切れの時間かと思います。

それぞれの項目が短時間で終わることからそれ自体は大した時間ではないのですが、問題はトータルで計算してみると驚くべきほどの時間を家事・育児に費やしているということです。現状を理解すること、これがファーストステップとなります。週単位で集計してみるのがよいでしょう。

共働きなのに夫は自由、不公平を感じる妻のイライラを軽くするための方法

②必要以上の家事・育児は捨てる、自分以外ができないか考える

さて、①で洗い出した家事・育児リストを眺めながら、必要以上に丁寧にやっている家事がないか考えてみて下さい。毎晩、毎晩、片付けをする必要があるでしょうか?洗濯は3日に1回ではダメでしょうか?必要以上に丁寧にやっていた家事は、思い切って!切り捨ててしまいましょう。最初は、切り捨てることに対して罪悪感があるかもしれません。だって、いままで無理をしてでも、きちんとやってきた家事を手放すわけですから、罪の意識を感じてしまうのでしょう。

しかし、ここで捨てるべきものを捨てなければ、それは将来的に夫婦関係に亀裂が入ってしまったり、ご自身の体やメンタルを壊してしまうことにだってなるわけです。大切なのは目の前の家事ではなく、あなたの家庭、あなたの心と体です。そう思うと、一気に手放すことがラクになりませんか。

それでも、どうしてもやらなくてはいけない家事・育児は残ります。その家事・育児をご自身でやるのではなく、夫・親族などのあなたのサポーターに頼めないか考えてみてください。どうしたら夫・親族が心理的・物理的な抵抗が少なく、YESと言ってくれるか?の作戦を立てましょう。いきなり大きな要求をしても難しいかもしれません。どの程度の時間、どの程度の負荷ならば受け入れられそうか、戦略を練るわけです。

また、便利な家電を購入することで時短できる部分もあるかもしれませんし、家事代行などの外部のサービスを利用してみることも手かもしれません。まずはご自身の知恵を振り絞って、スリム化できる部分、夫・親族などサポーターにお願いでそうな部分、家電や外部サービスを利用する部分を整理してみることが大切です。

③夫婦で建設的な話し合いをする

さて、ここからが本番です。ご自身で計測された現状と、改善の案をもとに夫婦で話し合いをおこないましょう。まず、一番大切なのはケンカを仕掛けにいくということではないこと、この話し合いのゴールは、少しでも夫の協力を得るということですから、絶対に感情的にならずに交渉を成功させ、勝ちにいきましょう。

まず、現状の工数のシートをご夫婦で一緒に眺めながら、いかにあなたが日々大変な状況に陥っているかということを数字とともに説明をして下さい。同僚に現状のあなたの業務量を説明することと同じように、淡々と、どれくらいの負荷がかかっているのかを説明するわけです。

多くの場合、夫はあなたがどれほど家事に育児に時間を費やし疲弊してきたかということは理解がないことでしょう。自分が仕事をしている間、残業をしている間、飲みに行っている間、妻がどのような生活パターンを送っているかは知る由もないのです。もしかしたら、この話し合いを通じて「こんな家事が存在しているのか!」というような夫の気づきがあるかもしれません。

次に、あなたが考えた家事・育児改善案を夫婦で共有下さい。夫からすれば、自身の負担が増えるということになるため、あなたが一生懸命に考えたアイディアに最初は、否定的かもしれません。しかし、それらの家事・育児には、あなたの時間・労力・精神力というコストが費やされていることを理解してもらう必要があります。

そして、どうしても夫も協力ができないということであれば、やはり外部の力に頼ることしか選択肢はないということになります。外部サービス利用にあたっての料金を家庭から支出することについて同意をとりましょう。NOと言う選択肢はないはずです。なぜならあなたはもう精一杯の状況であり、夫も協力できない、それならば第三者に頼るしかないというわけです。

④夫を本当のパートナーに

さて、ここからは少し中長期目線の対策となりますが、夫に共働き家庭という組織を一緒に運営するにあたっての本当のパートナーになってもらう必要があります。共働き家庭を一つの会社組織と考えた時、運営主体となるのは妻であり夫です。共同経営者として、頑張るのはあなただけでなく、夫もそうなのです。この家事担当はあなた、その育児担当は私というように、役割分担が存在するべきです。

しかし、どちらか片方だけが物理的、心理的に無理をしながら営む組織運営は長くは続きません。最悪の場合、離婚となるような状況になるかもしれません。そして、あなたがメンタルや体を壊してしまうなどの状況は一番避けなくてはならないのです。

これらのヒントを参考にしていただき、ご主人を本当のパートナーに育てて下さい。「家事・育児をやるのは当たり前、なんで私が育てないといけないの!」と言いたくなる気持ちはわかります。でも、あなたの共同経営者は、家事・育児が不得手な、新入社員の育成レベルに近い残念な存在だったと、割り切りましょう。すぐにやらなくてはいけない状況に追い込まれる女性と異なり、男性は育成が必要なのです。

そして、この残念な存在である夫を、立派な共同経営者として育てあげられるのは、あなたしかいないわけです。そして、あなたの育成努力が、回り回っては、長期的に家庭運営を強固なものとし、あなたの人生をラクに楽しくしてくれるものであることは間違いありません。あなたはこれまで一人で家庭を回してきた優秀な経営者です。今度は、その家庭運営をより強固なものとするために、ご自身が手を動かすのではなく、夫というポテンシャルのある人材を育成するステージです。

まとめ

これまで、共働き夫婦が抱える家事・育児分担にまつわるイライラの例とその解決方法をご紹介させていただきました。共働きが当たり前になりつつ世の中において、夫婦でともに仕事と家庭・育児を両立していくことが求められる時代です。その渦中にいる現役世代の私たちは、まだまだ理想と現実のギャップに苦しみ悩んでいます。しかし、どれだけあなたが心の中で夫への不満を感じ、イライラしていたとしても、それを言葉にして夫に伝えない限り、残念ながら夫には「絶対に」伝わりません。伝わらないということは、ある日突然、夫が心を入れ替えて、自主的に家事をするようになった、変身した!ということはあり得ないということです。

このままでは困る、相手に変わってほしい、協力してほしいということであれば、その伝える努力をする必要があるのです。解決方法、改善方法がないわけではありません。少しずつ、歩みは理想よりも遅いかもしれませんが、夫婦で建設的な話し合いを進め、ご自身が心地よいと思われる共働きスタイルを実現してみてください。

今日アクションをとることが最も大切です。今晩、お子さんを寝かしつけた後にでも、現状を見える化をしてみるのはいかがでしょうか?そして今週末、夫婦で家庭のあり方、家事・育児分担のあり方を話合ってみるのはいかがでしょうか?なるべくゆったりとした環境で、いつもよりも心広くお互いのことを話し、前向きな話し合いをすることを意識しましょう。

イライラが積もり積もってから爆発するのではなく、それをうまく見える化し、言語化し、伝えて下さい。あなたはこれまで会社という組織で、立派に社会人として経験を積んできているのです。日々の業務を通じて、思考力、洞察力、行動力、伝える力など知らず知らずのうちに磨かれ、何よりも代えがたいスキル・経験値となっているはずです。そのスキル・経験値をちょっとだけ家庭に持ち込むことで、ライフスタイルは劇的に改善します。これは、あなたが少しでもラクになるために必要なアクションなのです。