共働き家庭における幼稚園のメリット・デメリットとは?【預かり保育についても解説】

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ピナイ家事ラボ編集部

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結婚後も夫婦共働きの家庭がほとんどの現代、めでたく赤ちゃんを授かり生まれた後、会社に在籍しながら最大で2年間の育児休暇をとる権利はできます。

家計のため、将来のため、自己実現のため、様々な理由で夫婦共に就労される家庭は多いでしょう。その間、子どもを親族や身近な人でみてくれる人がいない場合は、公共の施設へ預ける必要があります。

そのとき、「共働き=保育園」という選択肢だけを考えていませんか?

今回は、そんな保育園の待機児童問題で悩んだ経験のあるYさんに執筆頂き、保育園と比較しながら幼稚園についてご紹介します。

未就学時期の子どもを仕事中にただ預けるだけではなく教育にも力を入れたいとお考えの方や、近くに幼稚園はあるけど視野に入れていなかったという方は参考にしてみてください。

幼稚園と保育園の違い

まず、幼稚園と保育園の違いを整理しましょう。

「幼稚園」は、文部科学省幼児教育課の管轄で、小学校・中学校とならぶ教育体系の中の一環である学校の一種です。満3歳から小学校就学までの幼児を教育し、心身の発達を助長するための教育施設と定義されています。

預かり時間としては、平日の午前9時から14時頃までが一般的です。ただし、平成19年の学校教育法改正に伴い、幼稚園の役割に「子育て支援」が追加されました。その後は、幼稚園でも預かり延長保育を取り入れはじめています。

給食は、完全給食、週に何日か給食、お弁当持参など、幼稚園によって異なります。

「保育園」は、厚生労働省児童家庭局の管轄で児童福祉施設として、親の就労などの理由により家庭で十分に子どもを保育できない場合に、親に代わって子どもを健全に育てるために保育する場所です。

預かり時間としては、日曜以外の午前7時30分から18時頃までが一般的です。原則的な保育時間は11時間以内ですが、保護者の就労時間や状況によって更なる延長保育に対応してくれる保育園もあります。給食は、完全給食であることがほとんどです。

その他、幼稚園と保育園の機能を一部兼ね備えた「幼保連携型認定こども園」「幼稚園型認定こども園」「保育所型認定こども園」「地方裁量型認定こども園」もあります。

共働き家庭が「幼稚園」を選ぶメリット

園で生活するのは子どもですが、見守り通わせるのは親の役目です。「主役は親子」なのです。親子にとって幼稚園に通うメリットを挙げてみましょう。

(幼稚園を選ぶメリット)

  1. 幼児期の教育の幅が広がる
  2. 年齢を満たせば入園できる
  3. 小学校入学がスムーズ

それぞれ解説します。

メリット①幼児期の教育の幅が広がる

幼稚園は、教育機関であるということが大きな特徴です。そのため、幼稚園によっても教育方針や教育レベルは様々ですが、読み書き、お絵かき、英語、計算、体操、武道、音楽、リトミック、スイミング、スポーツなど勉強や習い事ともいえるものを幅広く園生活で学習・経験することができます。

幼稚園は、先生の質が高いという声もあります。英語に力を入れている幼稚園では、ネイティブの先生による学習の機会があったり、サッカーや武道、スイミングの専門のコーチが非常勤講師として在任している幼稚園もあります。

園以外で習い事をさせたいと考えたとき、同時に送迎の時間も必要となります。小学生くらいになれば、自分で通える場合もあるかもしれませんが、幼児期では難しいですよね。

そんなとき、せっかく日中に我が子を預けているなら、その時間に経験できる学習項目があれば一石二鳥です。幼稚園によっては、通常の保育時間終了後に習い事のように参加できるクラブ活動を幼稚園内で実施している園もあります。通常の保育時間だけでなく、園内で実施されている活動も是非確認してみてください。

メリット②年齢を満たせば入園できる

<入園のタイミング>

保育園の入園は、園によっては0歳から可能です。一刻も早く仕事復帰したい家庭にとっては、保育園を選ぶ大きなポイントとなるかもしれませんが、そういった保育園は、地域によっては申し込みをしても待機児童で溢れ、結果なかなか保育園に入園できなかったという事態も生じています。

幼稚園は基本、4~6歳までの3年間保育が多く、保育園に比べると入園できるタイミングは遅くなりがちですが、満3歳から入園資格があります。また、幼稚園によっては、プレ保育という形で、幼稚園を知ってもらったり、園生活に慣れるために未就園児を対象に日中の子育て支援で預かり保育を実施している幼稚園もあります。

<入園の条件>

入園を申し込む場合、保育園にも認可保育園と認可外保育園がありますが、認可保育園に入るための条件は、いくつかあります。

認可保育園は、保護者が就労や病気などで子どもを保育できない場合に、保護者に代わって子どもを保育するための施設ですので、子どもが保育を必要としていると自治体に認定される必要があります。

申請条件の詳細は、自治体によって異なりますが、一般的に下記の条件に当てはまることが最低条件であり、加えて家庭状況基準指数など細かな項目を合わせて点数がつけられます。

  • 居宅外就労
  • 居宅内労働(自営や内職など)
  • 妊娠、出産
  • 保護者の病気や障害
  • 親族の介護、看護
  • 保護者の就学
  • 求職活動
  • 災害の復旧

保育園の園児枠に空きがあれば問題ありませんが、各園の受け入れ人数を利用希望者が上回った場合には、点数の高い順に入園の選考が行われ、入園可否が決定します。

4月入園の場合は10~12月頃の一定期間が申し込み期間となり、入園できるかどうかの結果は、1月下旬〜2月上旬頃、郵送で通知されます。

認可外保育園(無認可保育園)の場合は、自治体を通さず保育園に直接申し込みます。園児枠に空きがあれば、保護者が働いていなくても子どもを預けることが可能で、入園時期もその都度可能です。入園は、申し込み先着順となる園が多いようです。

幼稚園の場合は、入園前年度の6~9月に見学会を設け、9~10月に説明会や願書配布があります。その後、10~11月に願書を提出し書類選考と面接が実施されます。
幼稚園の選考方法は、基本的には以下の3つです。

  • 入園希望者全員に書類選考と面接(試験がある場合も)を行い選考
  • 平等に抽選を実施
  • 願書の受付順に入園を許可、定員に達したら受付終了

園によっては、願書受付の先着順で定員になると受付締切となる園もあるので、計画性が必要ではありますが、保護者に対する条件があるわけではありません。

そのため、子どもに合う教育方針やカリキュラムのある幼稚園が見つかれば、親の行動で合否が決まるのであれば、早めに行動したいものです。

認可保育園に入った後に注意しなければならないこととして、入園申請時に提出した状況が変更になった場合、退園となるケースがあることです。例えば、転職した場合や、2人目の子どもを妊娠して育児休業をとる場合などがあります。

退職後すぐに新しい仕事をはじめられれば、「支給認定変更認定申請書兼申請内容変更届」と「勤務証明書」を提出して、勤務先が変更になる手続きをできれば問題ありません。ただし、就労時間や年収が変わる場合は、保育料が変わることもあります。

2人目が生まれて育休を取得した場合には、すでに保育園に通っている1人目を退園しなければならないということもあります。保育園は、「子どもを保育できない保護者に代わって保育する場」であるためです。

入園したら卒業まで同じ園へ通わせたいとほとんどのパパママが思われていることでしょう。保育園に入ったものの、通わせ続けるためには、その後の保護者の状況も大きく関わってくるということですね。

その点、幼稚園は、親の状況が変わっても子どもは変わらずに通い続けることができますので、将来、弟や妹をお考えの方や、転職する可能性がある方には、子どもの環境を変えなくて済む安心して通わせられる機関といえるでしょう。

メリット③小学校入学がスムーズ

保育園や幼稚園の遊びを中心とした教育から、小学校に入ると、時間割がつくられ自分自身での時間管理が必要になり、宿題などやるべきことが増えます。小学校に入る前と後では主体的に動くことを求められるようになったり、生活スタイルや行動も変わることが必要となります。

小さな子どもにとって、それは大きな変化で、この変化にスムーズに対応できないと、「学校に行きたくない」なんてことにもなりかねません。親としては、小さな胸に勇気と自信を持たせてあげたいですよね。

では、スムーズに進めるにはどうすれば良いか。それは、家庭の家族の中だけでできることではありません。日中長く過ごす時間=園生活が大きく関わります。

保育園では、自由にのびのび遊び、発見と学びをするということが多く見られますので、主体性が伸びやすいと言われたりします。

幼稚園は、基本的に教育施設なので、園生活の中でもきちんと座って勉強したり、整列してみんなと一緒に行動したり、集団生活面での規律が教育されています。

先生の言うことをきちんと聞ける、守れる、指示通りに動けるということが幼児期から身に付き、一日、週間での流れができていて、園児もそれをきちんと理解していたりします。

「きちんと」することに慣れていると、規律のある小学校生活にも馴染みやすく自然と生活が移行できます。

学習としても、小学校の受験対策をしている園もあったり、「一応レベル」ではなく、「しっかり」と文字の読み書きや数字の数え方などを教育してくれるのは、幼稚園のメリットです。入学後の勉強や生活で、はじめの一歩がスムーズにクリアーできるということは小学生になった本人の自信になることでしょう。

<生活リズム>

お昼寝の時間が無いことも保育園と幼稚園の大きな違いです。

保育園では、1~2時間程度はお昼寝の時間にあてられます。保育時間が長い保育園では、子どもが疲れやすくなるため、それを回復させたり、先生が連絡帳を書く時間を確保するためとも言われています。

お昼寝をすることにより夜更かし気味になることがあるなど、問題は聞こえてきますが、保育園にとってお昼寝は必要な時間という認識が高く、お昼寝タイムのある保育園はほとんどです。
一方、幼稚園では集団でのお昼寝の時間はありません。そのため、小学校にあがっても、生活リズムを変えることなく、日中を過ごすことができます。

小学校入学直後は、午前中のみの授業かもしれませんが、放課後に学童や遊ぶにしても、習い事へ行くにしても、幼児期からお昼寝を必要としない生活リズムが身についていれば、日中は身体を動かし、夜は早く眠り、朝早く起きるというパターンをつくりやすくなります。

朝、子どもを起こすのって大変ですよね。夜早くきちんと眠る生活は重要です。

共働き家庭が「幼稚園」を選ぶデメリット

共働きで幼稚園を考えたとき、デメリットとなる点を考察します。

(幼稚園を選ぶデメリット)

  1. 園に行く機会が多い
  2. 保育時間が短い&長期休暇がある
  3. 初期費用が高い

それぞれ解説します。

デメリット①園に行く機会が多い

共働きで、幼稚園が嫌厭される理由として、保護者会への参加や幼稚園に行く機会が多いということがあります。
幼稚園は基本的な保育時間が短いわりに行事やイベントがとても多いです。先生と園児だけのイベントもありますが、保護者参加のイベントや保護者参観、そして保護者会もあります。

パパママ共に仕事をしている上で親が参加するイベントが多いと、「それでなくとも子どもが病気をすれば会社を休まなければならないし、有給もどんどん無くなっていくのに・・・」とネガティブに捉えられるかもしれません。

しかし、今しかない幼児期です。生まれてから、「初めて笑った」「初めてしゃべった」「初めて寝返りした」「初めて立った」「初めて歩いた」「初めて食べた」と感動の瞬間をママが見たのか、パパが見たのか、といちいち盛り上がったときを思い出してください。

幼稚園や保育園に行くと、「こんなことができるようになったんだ。」「いつの間に食べられるようになったんだ。」と、後から気付くことが増えてきます。親が一緒に参加できる行事があるということは、素晴らしい機会なのです。

子ども自身にとっても、パパやママと一緒に行事に参加できることはとても嬉しいことで、頑張っている姿を直接見せられることは楽しみとなります。そして、そんな我が子を褒める機会にもなります。

実際、筆者は1歳で認可外保育園へ預けていましたが、運動会は保護者は見学できず、イベントがあっても参加できるのは保護者一人までなど、写真では見られましたが、寂しいなと感じていました。幼稚園に入ってからは、確かに園へ出向く機会は増えましたが、大切な行事を確実に自分の目に焼き付けられ、感動がありました。

保護者会や行事の準備を手伝うということもありますが、同じ環境、同じ条件の中にいる人とは距離が近くなります。はじめは面倒だし、煩わしいと思われるかもしれませんが、同じ年代の子どもを持つママ友やパパ友ができると、何かあったとき助け合ったり、情報交換ができたり、相談することができるようになるので、心強い友人となり得ます。

デメリット②保育時間が短い&長期休暇がある

保育時間は、保育園であれば、日曜以外の7:30頃から延長保育も合わせると最大で20:00頃まで一年中預けることができますが、幼稚園の保育時間は、基本的に平日8:30頃から14:00頃までというところがほとんどです。

また、幼稚園には、春休み、夏休み、冬休みがあります。「この期間に、子どもを預けられなければ、仕事ができない!」と焦るのはお待ちください。

今、幼稚園には「預かり保育」があります。
文部科学省による平成28年度幼児教育実態調査によると、平成28年度の時点で、預かり保育を実施している幼稚園は全体の85.2%でした(公立:66.0%、私立:96.5%)

平日の保育終了後の預かり時間は、17~19時まで実施している幼稚園で88%を占めています。長期休暇については、春季、夏季、冬季休業日の全てで預かり保育を実施している幼稚園は、全体で66%(私立75%、公立43.5%)でした。

このように、幼稚園でも就労しているパパママをサポートする動きが年々広がりをみせ、共働きでも安心して預けられる幼稚園は増えています。

デメリット③初期費用が高い

幼稚園に入園するとなると、入園料をはじめ規定の制服、通園バックや通園グッズ、教材費など、初期費用が高くなるというイメージがあるかもしれません。

確かに、幼稚園は統一性のため、園生活で必要なものは規定されていることが多く、平均すると2~5万円程度の初期費用が必要になるようです。

固定の支出をみてみると、公立の幼稚園では、入園料は、5千円~1万円程度。月々の保育料は、5千円~1万円程度。私立の幼稚園では、入園料は、5万円~10万円程度。月々の保育料は、2~4万円程度。

保育園の場合は、認可保育園では、入園料は、基本的にかかりません。月々の保育料は、世帯所得に応じて変わりますが、数千円から平均で最も多いのは2万円程度です。

認可外保育園では、入園料は園よってまちまちです。月々の保育料は、4~7万円程度です。

このようにみていくと、毎月の保育料は、幼稚園の方が安いということもあります。また、幼稚園の場合は、お昼寝がありませんので、お昼寝用の布団の購入費や園と自宅への持ち運び、洗濯の手間がかからないのは実は嬉しいポイントです。

園の制服や体操服についても、最初に用意する必要はありますが、制服というのは思いのほか、楽です。毎日、朝どの服を着るのか考えなくても良いのです。朝の忙しい時間に、子どもから「今日はあれが着たい。」「今これは洗濯しているから無いよ。」などと一悶着しながら着替えさせるのは一苦労です。
また、私服を着るということは、1週間分それなりにバリエーションが必要となりますが、子どもはすぐに大きくなりますので、新しい服が必要になれば購入しなくてはなりません。結果、クローゼットの引き出しの中も子ども服でいっぱいになります。

既定の制服や体操服であれば、最初は大きめを着ていても、周りから見ると「カワイイ」という反応で、成長によって、どんどん合うようになっていけば、「成長したね」と受け止められます。
幼稚園や保育園では外遊びの時間も頻繁にありますが、子どもは必ず服を汚して帰ってきます。

幼稚園で購入する体操服や制服は、つくりがしっかりしていますので丈夫で、そう簡単に駄目になりません。かわいい私服を買っても泥や食べ物、絵の具やクレヨンなどで汚れてしまうと、綺麗に洗うのも一苦労で、帰宅後の体力消耗に拍車をかけることになります。お気に入りの洋服は、綺麗なものを着せてあげたいですが、私服の場合、頑固汚れを落とそうと漂白剤などを使うと、服の色も一緒に落ちてしまうという悲劇が起きたときには悲しみがこみ上げます。

一方、幼稚園の体操服や制服なら「今日もいっぱい遊んできた証拠だね。」となぜか大らかに受け止めることができ、多少の汚れが残っても、「まあ仕方ないか」と思えるのです。

幼稚園服は、平日必要な服はそれだけですので、休日2日間着るだけの私服を着まわせられればよいので、実際、筆者の場合、総体的に子どもの洋服代の出費が減りました。

「決まったものがある」ということは、親にとっても子どもにとっても楽なのです。

<幼稚園費用の補助>

私立幼稚園の場合には、幼稚園や役所への申請が必要ですが、「私立幼稚園就園奨励費補助金」という入園料や保育料の補助が受けられることがあります。

<幼児教育・保育の無償化>

令和元年10月より、「幼児教育・保育の無償化」がスタートしました。
幼稚園の無償化概要は以下のとおりです。

  • 保育料について、月額上限2.57万円補助
  • 無償化の期間は、入園できる時期に合わせて、満3歳から小学校入学前までの3年間
  • 通園送迎費、食材料費、行事費などは、保護者負担 ※ただし、年収360万円未満相当世帯の子供たちと全ての世帯の第3子以降の子供たちについては、副食(おかず・おやつ等)の費用を免除
  • 預かり保育を利用する場合、幼稚園の利用に加え、利用日数に応じて、最大月額1.13万円までの範囲で預かり保育の利用料が無償化

無償化の対象となるためには、必要書類の提出と共に申請し、お住いの市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要がありますが、この仕組みを使えば、毎月の固定費を抑えることができますね。

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まとめ:幼稚園を選ぶメリット&デメリット

幼稚園のメリットを紹介してきましたが、幼稚園は、教育方針やカリキュラムに特色が出ます。園によって、学習内容や給食、延長保育、保護者の参加するイベントは変わってきます。入園前に夫婦できちんと確認しておくことで、パパママにとっても入園後も無理のない通園をすることができます。

子どもの興味は無限大ですので、経験や選択できることが多ければ、人見知りの子でも、恥ずかしがりやな子でも、じっとしていられない子でも、自分が好きなことを見つけ、夢中になり、楽しむことができます。

筆者が1歳で子どもを預けた認可外保育園では、夕方の時間は、テレビを付けっ放しで、迎えに行くまでテレビを見る子も多かったようです。もちろん、これは保育園だけでなく幼稚園でもあるかもしれませんし、悪いこととは思いません。

しかし、欲張りかもしれませんが、預けている時間にお友だちがいる環境だからこそできる経験や学びを多くしていてほしいと思います。幼稚園に転園してからは、テレビはなく、外遊びやお絵描きなど沢山の遊びをしながら待っていて、迎えに行くと元気に走ってきてくれます。3歳で幼稚園に入園した直後は、一人で遊んでいることも多かったですが、延長保育の時間で、年上のお兄さんお姉さんと一緒に遊びはじめ、成長もぐんとしたように感じます。

共働きなら、延長保育をする前提になりますので、延長保育の時間に何をしているか、ということも確認すると良いかもしれませんね。

幼稚園と保育園のシステムが近くなってきたことで、共働き家庭でも、仕事中に子どもの預け先を選択する幅が広がっています。子どもが通園する園を選ぶわけではありません。選択肢を見つけ、決定するのは親の役割です。子どもが充実した時間を過ごせるよう、サポートしましょう。

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