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「部屋の湿気がやばいけれど、どのように対処すればいいのか分からない」と悩んでいませんか?
湿気はそのまま放置しておくと、カビやダニが繁殖する可能性があります。
そのため、湿気が多い状態は適切に対処することが大切です。
この記事では、湿気の対処法をメインに紹介します。
(今回の記事でわかること)
- 湿気が溜まりやすい時期と場所
- 湿気が引き起こす弊害
- 湿気がやばいときの対処法
じめじめした部屋の対処法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
湿気とは?
湿気とは、空気中に含まれる水蒸気のことを指します。
対して似た意味で使われる湿度は、空気中に含まれている水分量の割合です。
空気は温度が高いと多くの水蒸気を含む性質があり、温度が低い日などは結露が起きやすくなります。
ではここからは以下の2点を中心に紹介していきますね。
- 部屋に湿気が溜まりやすい時期は梅雨と冬
- 部屋で湿気が溜まりやすい場所
それぞれ解説します。
部屋に湿気が溜まりやすい時期は梅雨と冬
部屋に湿気が溜まりやすい時期は、梅雨と冬です。
梅雨の時期は、雨が降っているため空気中の水分が飽和状態になります。
そのため、窓に結露ができてしまうのです。
2022年、東京の相対湿度の月平均値を見ても、6月は77%。
7月は79%と高いことが報告されています。
(参考:気象庁「東京 相対湿度の月平均値(%)」)
さらに冬の時期は、家の中で暖房を使うことで湿気が溜まりやすくなるのです。
温まった空気が窓付近に流れると外気温によって冷やされます。
すると、含まれていた水蒸気が水分となり結露ができてしまうのです。
乾燥している冬でも、場所によっては結露でじめじめしていることもありえます。
梅雨と冬の時期は、じめじめしやすいタイミングと考えて対策をすることが大切です。
部屋で湿気が溜まりやすい場所
部屋で湿気が溜まりやすい場所は、以下の通りです。
- 北向きの部屋
- 風通しの悪い部屋
- ベッドの下
- 押入れやクローゼット
- 外気と接する場所
北向きの部屋は湿気がこもりやすい傾向があります。
さらに風通しが悪いと、湿気の逃げ場がなくなってしまい溜まりやすくなるのです。
ベッドの下や押入れクローゼットも風通しがわるい場所といえます。
特にベッドは、寝汗による水分が多く含まれるので、定期的に湿気が溜まっていないかチェックするのがおすすめ。
外気と接する場所も、空気が冷えるため結露が発生します。
湿気が溜まりやすい場所を把握しておくと、対策もしやすくなりますよ。
湿気を放置することで起こる弊害
湿気を放置することで起こる弊害は、以下の3つです。
<湿気を放置することで起こる弊害>
- カビが発生する
- ダニが発生する
- 体調を崩す
健康被害の要因になることも考えられるため、きちんと対策をしましょう。
カビが発生する
結露を放置することで、カビが発生しやすくなります。
文部科学省からは、カビが発生しやすい条件は以下のように報告されていました。
一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。 引用:文部科学省「実践編」 |
湿気が多い梅雨や冬の時期は、条件を満たしてしまうためカビが発生するのです。
また空気が滞留しやすい部屋だと、カビはより繁殖しやすくなります。
カビは嫌な臭いも発生させるため、もしも既に発生していたら除去しましょう。
除去するときは、掃除機で吸うのは避けてください。
掃除機で吸ってしまうと、カビを部屋中に撒き散らしてしまいます。
キレイにしているつもりでも、繁殖の手助けをすることになるので注意が必要です。
ダニが発生する
部屋の湿気を放置していると、ダニが発生しやすくなります。
ダニは湿気が原因で発生したカビをエサにして、繁殖する害虫です。
カビが発生していることが分かった時点で、ダニもいると考えておきましょう。
ダニの繁殖力は高く、成虫時には50〜100個もの卵を産み付けます。
そのため、早めの対策が大切です。
体調を崩す
湿度の高い状態が続いてしまうと、体調を崩す要因にも繋がります。
人間は汗をかいて体温調整をしますが、湿度が高くなってしまうと、発汗作用がうまく機能しません。
発汗がうまくいかないと代謝が悪くなり、体が冷え、むくみやだるさにつながるのです。
熱中症の発症にもつながるため、適切な湿度に保ちましょう。
さらにカビやダニの死骸・フンを吸い込むことで、アレルギー症状が引き起こされることもあります。
快適に暮らせる湿度
人が快適に暮らせる湿度は、40〜60%です。
(参考:東京都福祉保健局「健康・快適居住環境の指針」)
湿度が60%以上を超えてしまうと、ダニやカビが繁殖します。
逆に湿度が低くなると、のどや気管支の粘膜が乾燥し、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。
静電気も発生しやすくなるため、40%以上は保つように心がけてください。
部屋の湿気がやばいときの対処法
部屋の湿気がやばいときは、以下の4つの対策を実施してみましょう。
<部屋の湿気がやばいときの対処法>
- 定期的に換気をする
- エアコンやサーキュレーターを使う
- 除湿グッズを活用する
- 湿気を拭き取る
どのように実施すればいいのか、以下でそれぞれ解説します。
①定期的に換気をする
まずは、定期的に換気をしましょう。
こまめに換気をすることで、部屋の湿気を外に逃がせます。
1時間に1回、5〜10分くらいを目安に換気してください。
換気をするときには、窓を2〜3箇所空けて部屋全体の空気が循環するよう意識します。
雨が降っている梅雨の時期は、雨が中に入らない程度開けておくのがおすすめです。
家の中に雨水が入るからと閉め切っていると、湿気が溜まっていってしまいます。
②エアコンやサーキュレーターを使う
エアコンやサーキュレーターを使って湿気を除去するのもおすすめです。特に風通しの悪い部屋の場合、窓がない場合もあります。
機械を使って無理やり風を送ることで、空気も循環するのです。
クローゼットや押入れにも風を送ると、湿気が除去できます。
窓がある部屋ならば、換気をしながらサーキュレーターを使うと高い除湿効果が得られるでしょう。
③除湿グッズを活用する
除湿グッズを活用するのもおすすめ。
除湿グッズとは、例えば以下のようなものです。
- 除湿機
- 除湿剤
除湿機は、部屋の広さにあったものを使いましょう。
部屋の広さよりも対応面積が小さい場合、除湿しきれずカビやダニが発生してしまいます。
現在では、部屋干しに役立つ機能が付いたものもあるので、よく比較して必要なものを導入しましょう。
除湿機をすぐに導入できない場合は、除湿グッズを置くのがおすすめです。
部屋全体を除湿したい場合は、据え置きタイプ。
ベッド下を除湿したい場合は、シートタイプがおすすめです。
クローゼットは、ハンガータイプのものが使えます。
自分の部屋でどこに湿気がよく溜まっているのか見極めた上で、設置してください。
④結露を拭き取る
結露が付いてしまったときには、こまめに拭き取りましょう。
そのまま放置すると、水滴が窓の下に溜まってしまいカビが発生する原因になります。
結露対策用のグッズも販売されているため、毎回拭くのが面倒な方は、結露がつかない状態になるよう対策するのがおすすめです。
結露に悩んでいる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
湿度を適切に保って健康的に暮らそう
今回は部屋の湿度がやばい時期や対策法について紹介しました。
湿度が高くなる時期は梅雨と冬。
風通しの悪い部屋などは湿気がよく溜まり、カビやダニが発生します。
今回紹介した湿気対策をして、湿度を適切に保ちましょう。
<部屋の湿気がやばいときの対処法>
- 定期的に換気をする
- エアコンやサーキュレーターを使う
- 除湿グッズを活用する
- 湿気を拭き取る
湿気に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。