共働き夫婦における「貯蓄できる家計管理」の方法をご紹介

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ピナイ家事ラボ編集部

日本初のフィリピン人スタッフ専門の家事代行「ピナイ家事代行サービス」が運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。ピナイ家事代行サービスの対応エリアは東京都神奈川県川崎市横浜市です。家事代行に興味のある方はぜひご利用ください。

「共働き夫婦は、収入が2本立てだから家計にも余裕がある」

これがどちらかが専業主婦(夫)の夫婦から見たイメージではないでしょうか。しかし、どの共働き夫婦も余裕があるというわけではありません。気付けば「全然貯蓄が貯まっていない!」ということもあると思います。

仕事が好きでやりがいをもって働いている夫婦、家計に余裕がなく仕方なく共働きをしている夫婦など理由はさまざまあると思いますが、共働き(ダブルインカム)の恩恵をしっかりと得て将来に向けて貯蓄をしていくためには、目的意識のある家計管理が重要となるのです。

この記事では、共働き夫婦における家計管理方法や節約について解説していきます。

共働き夫婦の家計管理方法とは?

独身・片働き・共働き、それぞれの家族構成によって必要となる家計管理は当然異なりますが、共働き夫婦の場合はどのような家計管理が求められるでしょうか。

共働き家庭の大きな特徴は、夫婦それぞれで収入が計2つあることです。この特徴をどのように考えるかということが、最大の課題となります。

共働き夫婦における「貯蓄できる家計管理」の方法をご紹介

家計簿、その目的は?

家計管理というとまず思いつくのが家計簿です。

家計簿は、収入や支出の経過を記録するものです。共働き夫婦が家計簿をつけようとする場合、その目的をしっかり共有しておくことが重要となります。

もし今まで家計簿をつけていなかったとしたら、夫婦間でも自由に使っていた支出や知られたくないこともあるかもしれません。

しかし、家計簿という性格上、お金の流れすべてを明るみに出さないと意味がありません。そのためにはお互いの共有の認識として「これは制限をするためではなく、お金の流れを把握するための作業」だということを確認しておくことが、スムーズに家計簿をつけられるためのコツとなります。

家計管理のすすめ~共働きだからこそひとつの財布

共働き夫婦の中には、財布や家計を別々にしてある程度自由度を持ちながら生活をしている夫婦もいます。

様々な価値観・考え方があるので別々の管理方法も有意義な生活スタイルのひとつだと思います。

しかし、「貯蓄できる家計管理」という視点で考えると「ひとつの財布」の家計を考えることをおすすめします。

なぜならばひとつの財布にした方が収入や支出といったお金の流れが明確になり、的確な貯蓄がしやすくなるからです。

共働き夫婦家庭のお金の流れ

先ほども触れましたが、貯蓄できる家計管理を実現するには「ひとつの財布」の家計を考えることが貯蓄への近道となります。

財布を別々にしていた夫婦はまず全体のお金の流れや動きを把握することが必要です。収入額や支出額がわかったあとに家計管理のルールや金額などを決めます。その順番がポイントです。現実を把握することがまず第一、理想ばかりでは家計管理は上手くできません。

意外と見落としがち「収入管理」も大切

家計管理や節約というと支出部分に注目しがちですが、家計は収入の分配と考えます。きっちりと分配をするためには、収入部分の把握が重要となるのです。

この「家計は収入の分配」ということが“ひとつの財布”を勧める理由にもなっています。ダブルインカムという共働きの強みを最大限生かすには無駄なく分配することが家計管理のカギとなってくるのです。

ですから共働き夫婦の収入はお互いがきっちりとオープンにして有効な家計管理をしましょう。

「支出項目」は全体像を掴みたい

次に、支出関連です。まず初めにどのような支出項目があってそれぞれどれぐらいの支出額なのかを把握する必要があります。

財布を別々に分けている共働き夫婦に見られる傾向として「収入の多い方が大きな支出を担い、もう片方が細かな支出を担う」という支出の役割分担となっていることが多いです。これは家計管理という視点に立つと、どのような支出項目がありどれだけの金額が支出されているのか全体像がわかりにくいという問題があります。

そして最大のポイントは、それぞれで管理しているのでその支出額が適正なのか、節約の余地はないのかどうかチェックがなされないということです。

支出は「支払い方法」を管理して引き落としタイミングを把握する

支払い方法には現金、クレジット決済、口座振替など様々なものがあります。どの支出項目がどの方法で支払われているのか把握することは、支払い日の把握や適正に支払われているかの確認など家計管理をおこなう上では、重要なポイントのひとつです。

支払い方法をしっかり把握しておくことは、銀行口座から引き落とされるタイミングの把握にもつながります。そしてこれは、銀行口座を使い分けて家計管理する上でも役に立ちますのでしっかり抑えておきましょう。

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共働き夫婦の家計把握と節約

これまで夫婦間で家計の管理をしてこなかった場合、財布をひとつにすることは自由にお金を使えなくなるのでは?というマイナスの意識を持つ方も多いかと思います。

気持ちは分かりますがマイナスのイメージは、家計管理や節約を進めていく上では極力避けることをおすすめします。特に節約というのは、マイナス=我慢というイメージに結びついてしまいがちです。

後述しますが、節約を進めていく際にはプラスのイメージで取り組むことがおすすめです。

マイナスの意識にならないように共働き夫婦の家計管理は最初にルールを決めておくのがコツです。ルールは、状況に合わなくなれば変更することが可能な便利なものという前提で決めるとよいでしょう。

これまで自由に使っていた金額をお小遣いとするなどなるべく今までと変化のないようなスタイルで始めてみることもおすすめです。“財布をひとつ”にすることを最優先に、様々な考え方が必要かもしれませんので、夫婦間で話し合ってみてください。

財布をひとつにできたら、これから紹介する3種類に支出項目を分けてみましょう。

変動費

変動費とは、毎月の支出額に変動があるお金のことです。食費や日用品、被服費、外食費やレジャー費などが含まれます。

家計の話において「やりくりをする」という表現をよく聞きますが、これは主に変動費を節約するという意味で使われることが多く、よって支出を抑えたいときには手をつけやすいとされるカテゴリなのです。

固定費

固定費とは、毎月もしくは毎年払わなくてはいけないお金です。家賃や住宅ローン、保険料や通信費、学費や塾の費用などが含まれます。

使用頻度などに関わらず発生する支出になっていてクレジットカードや銀行口座から自動で引き落とされることが多くいつの間にか支出しているので、なかなか手を付けにくいとされるカテゴリです。

臨時支出

変動費や固定費に含まれない支出のことで、冠婚葬祭や家電購入など、想定外の少し大きな支出が含まれます。

この臨時支出を管理する上でおすすめは、年間の想定額を決めて固定費としてしまうことです。そうすれば想定内の支出となり困ることもなくなり、残れば貯蓄に回せばいいだけです。

このように支出を分けて管理をしておくと、支出の把握と節約が簡単になります。

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支出カテゴリごとの対策

節約を進めていく際にはプラスのイメージで取り組むことがおすすめです。これは先ほども触れましたが、節約は支出を我慢するのではなく理解することです。

支出を我慢して節約するのではなく、どれだけの支出が必要なのかを理解をして無駄を省くということが重要です。

共働き夫婦は、多少余裕があったりお互いに時間がないなどを理由に節約などの支出管理をそのままにしてしまいがちですが、適正に分配することがダブルインカムのメリットを最大限に活かすことになるのです。

それではここからは細かく支出カテゴリごとの対策を見ていきましょう。

変動費の節約

食費や日用品などの、生活にかかわる支出が多く含まれる変動費。節約をするコツは、まずは予算を決めてしまうことです。

その予算内の金額は使っていいという考え方に基づいてお金を使っていきます。我慢することがないので、あまりマイナスのイメージを持たずに節約することができます。

共働き家庭は、外食やスーパーの総菜などが多くなりがちで食費が高くなってしまいやすく、変動費が増えてしまうことがよくあります。

しかしこの方法であればその分を含めて予算を決めることでその上限までは気にすることなく使うことができます。予算が残れば貯蓄に回せるので、自炊や貯蓄のモチベーションアップの効果も期待できます。

固定費の削減

家賃や住宅ローン、通信費などが含まれる固定費は一度削減できれば継続的に支出を減らせるので、節約効果が大きいのです。節約するならば、一番はじめに手を付けるのはこの固定費をおすすめしています。

固定費は、変動費のように予算を決めなくてもあらかじめ支出額がほぼ一定で決まっているものが多いので、まずはその支出項目の検証をすることです。

その固定費は必要なのか、その支出額は妥当な金額なのかということをそれぞれの固定費項目で確認をする必要があります。新聞の購読料は必要か、スマホのプランは合っているのかなど変更をする場合には手続きなどが必要となり面倒ですが、継続的な節約となるので効果は大きなものとなります。

共働きの特徴を見極めて、必要度に優先順位をつけるのがコツです。

教育費対策

子供がいる家庭では教育費が大きな課題となります。教育費対策は、コストパフォーマンスと教育資金作りがポイントです。

コストパフォーマンスとは子供にとって有意義なものとなっているかが判断基準になります。「通っているだけ」「お金を払ってるだけ」といった状況にならないように気を付けましょう。

教育資金作りは考え方によって大きく2パターンに分かれます。

学資保険などの金融商品を利用する方法と貯蓄によって資金作りをする方法です。

共働きの家庭は教育資金を準備しやすい傾向があることも多くコスパと資金作りの選択をしっかりすることが家計管理を行ううえでは重要なポイントとなってきます。

住宅ローン対策

毎月の支出に占める割合として、住宅ローンの返済は大きなものです。

住宅ローン対策のポイントは、繰り上げ返済と借り換えです。どちらも積極的におこなうという選択と、あえておこなわないという選択ができます。

余剰資金を返済に充て返済額を減らすことと、手元に資金を置いておくという考え方のどちらの選択も間違いではありません。収入が二人分あり選択の幅が広がる家計だからこそ将来に渡っての家計管理上、ベターな選択をすることをおすすめします。

老後資金対策

老後資金は、余裕を準備しておきたいものです。共働き夫婦であるという状況だからこそのおすすめの方法を紹介します。

子供のために支出していた分を、そのまま老後資金に活用する方法です。

金額的には同額なので、生活スタイルを変える必要がなく簡単な方法となっています。資金作りの方法は貯蓄だけでなくつみたてNISAや個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)などを活用することで上手に準備しましょう。

共働きの最大のメリットは、この老後資金準備にあるとも言えます。それは二人ともが正社員であれば、厚生年金の受給が見込めるということです。

貯蓄、つみたてNISAやiDeCoだけでなく年金も加えて考えることができるというのは共働き家庭の大きな強みなのです。

まとめ~共働き夫婦だからこそ

共働き夫婦における「貯蓄できる家計管理」の方法を紹介しました。

第一ステップは、別々の財布で管理していたものをひとつの財布にし、収入や支出といったお金の流れを明確にすることです。収入と支出を項目ごとに把握していきましょう。

そして第二ステップとしては、支出カテゴリごとに節約できる部分を削っていくことです。節約は支出を我慢するのではなく理解することを意識し、プラスのイメージで取り組むようにしましょう。

家庭内のお金の流れが見える化し、支出がスリム化することで貯蓄できる家計管理が実現していくのです。ぜひ参考にしてみてください。

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