フィリピン人家事代行「ピナイ家事代行サービス」のトレーニング担当ポギーKです。
「ウタマロクリーナー」と「バスマジックリン」は、どちらもご家庭で使いやすい洗剤として有名です。
前回の記事でウタマロとバスマジックリンの成分が同じとお伝えしました。「いや、それ本当なの?」と疑っている人もいるかもしれません。
参考記事)【洗剤の比較】ウタマロクリーナーとかんたんマイペットの違いをプロが解説
そこで今回は「ウタマロクリーナー」と「バスマジックリン」の成分が本当に同じかどうか検証します。
(今回の記事の内容)
- ウタマロクリーナーとバスマジックリンの比較
- 3つの項目で比較(液性・洗剤の成分・用途)
- 実際にお風呂場で使いながら比較
記事内では、2つの洗剤を使い、お風呂場での「水垢の汚れ落とし」も比較。プロの視点でわかりやすくご紹介します。比較した結果を参考にしてもらい、目的にあわせた洗剤を選択するようにしましょう。
目次
(洗剤の比較)ウタマロクリーナーとバスマジックリン
比較した結論を先にお伝えしますと、含有物の%こそ違いますが、基本的に成分は同じです。
- ウタマロクリーナー
→中性(アルキルベタイン5%) - バスマジックリン
→中性(アルキルベタイン6%)
つぎに、それぞれの製品の特徴をみていきましょう。
(特徴)ウタマロクリーナーについて
ウタマロといえば「ウタマロクリーナー」が定番です。
(ウタマロクリーナーの特徴)
- 家中お掃除これ1本
- 中性洗剤
- 肌や環境に優しい
このあと、実際にお風呂場でバスマジックリンと比較します。
ウタマロそのものについては、別の記事で詳しく解説しています。
(特徴)バスマジックリンについて
つぎに、バスマジックリンの特徴をみていきましょう。
(バスマジックリンの特徴)
- お風呂用洗剤
- 中性
- 泡のチカラで落とす
文字だけみると、特徴はどちらも似ている印象です。
(3項目を比較)ウタマロクリーナーvsバスマジックリン
ここからは3つの項目にわけて、ウタマロクリーナーとバスマジックリンを徹底比較。
(比較項目)
- 液性
- 洗剤の成分
- 用途
それぞれ、くわしく解説します。
(液性の違い)ウタマロとバスマジックリンは両方とも「中性」
まず液性の違いをみていきます。どちらも「中性」です。
- ウタマロクリーナー
→中性 - バスマジックリン
→中性
「中性」の洗剤は肌・環境に優しいので、手の優しさなどを重視する人におすすめです。
洗浄力だけで言いますと、弱アルカリ性の方が強いです。ご自宅で使う洗剤は「弱アルカリ性」か「アルカリ性」であることが多いので、中性と弱アルカリ性の違いは知っておくと良いと思います。
(洗剤の成分の違い)どちらも同じ「アルキルベタイン」入り
つぎに「ウタマロクリーナー」と「バスマジックリン」の洗剤の成分の違いをみていきます。
前回もお話ししました「界面活性剤」。界面活性剤を簡単に言うと、泡立て剤みたいな感じです。どれだけ汚れを落とすかなど、洗剤の効果を決めます。
裏面の成分をみますと、含有量に1%の差があります。
- ウタマロクリーナー
→界面活性剤アルキルベタイン5% - バスマジックリン
→界面活性剤アルキルベタイン6%
簡単に補足しますと、アルキルベタインは化粧品に使われる事が多く、肌に優しい成分です。
バスマジックリンのほうが含有量1%多いことがわかりました。1%の違いがどれほどの差かはわかりかねますが、基本的に同じものが使われています。
(用途)ウタマロはバスマジックリンより使い道が豊富
次に用途を比較してみます。
ウタマロは「家中お掃除これ1本」の表題のとおり、中性洗剤なのでリビングや水回りもOKです。
一方で、バスマジックリンは名前にあるとおり、お風呂用の洗剤です。画像の商品はグリーンハーブの香りで若干の香料が入っています。
- ウタマロクリーナー
→家中お掃除これ1本&水回りもOK - バスマジックリン
→お風呂専用の洗剤
ここからは気になる方むけに自己責任を前提にお話します。先ほどウタマロは同じ成分で水回りの掃除が全部できるとお伝えしました。
入っているものが同じなので、以下のような疑問を持たれる方もいると思います。
- 「バスマジックリンを使ってトイレ掃除したらダメなの?」
- 「バスマジックリンも同じ成分ならリビングに使えるのでは?」
同じ中性洗剤なので、理論上は大丈夫です。バスマジックリンでトイレ掃除しても良いですし、バスマジックリンでリビングの床を掃除しても全然良いわけです。
中性洗剤なので素材にダメージを与えることは、ほぼ無いのですが・・・、あくまで自己責任でお願いいたします。
弱アルカリやアルカリ性だと、少し傷んでしまうこともあるんですけど、基本的に中性洗剤というのは、そこまで強くありません。個人的には、大丈夫だと思います。
(お風呂場で比較)ウタマロとバスマジックリンで水垢取り
実際に「ウタマロクリーナー」と「バスマジックリン」を使いながら、お風呂場の水垢取りの効果を比較してみます。
右側に「ウタマロクリーナー」をプッシュしました。擦ってみると、少し取れたかなぁという印象です。
つぎに左側に「バスマジックリン」をプッシュしました。ウタマロと同じように擦ってみましたが、汚れの取れ方の差はあまり感じなかったです。
とはいえ、中性洗剤はお風呂場の天井掃除にも活用できる優れモノです。実際の掃除方法は別記事で解説しています。
関連記事:「【解説】お風呂の天井掃除のやり方(カビ対策にもおすすめ)」
(まとめ)ウタマロとバスマジックリンの違いは少ない
今回、比較した内容を簡単にふりかえりますと「同じ特徴」と「わずかな違い」がありました。
(同じ特徴)
- 中性
- お肌・環境に優しい
- アルキルベタイン入り、など
どちらも「中性洗剤」です。
(わずかな違い)
- アルキルベタインの含有量
- バスマジックリンはお風呂専用表記あり、など
このバスマジックリンで、トイレやリビングの掃除などをしても良いのですが、実際にする方は少ないと思います。
念のためお伝えしておきますと、弊社の家政婦も同じです。バスマジックリンで、いきなりトイレやリビングを掃除はしません。そういった教育はしていないので、ご安心くださいませ。
今回の比較で、ウタマロクリーナーがバスマジックリンと同程度の性能を発揮するということがわかりました。
なんとなく皆さん、気づいていらっしゃるかもしれないですけど、自分はウタマロ推しです。家でスニーカーを、磨いたりしてるんですけど、バスマジックリンと遜色ないくらいの性能があります。
比較した結果を参考に、それぞれの目的にあわせた洗剤を選択しましょう。
今回の内容はYouTube動画でも解説しています。
他にもウタマロと洗剤を比較した記事があります。ぜひ、参考にしてみてください。