「ピナイ家事代行サービス」が運営しているピナイ家事ラボ編集部です。
「片付けたいけれど、なかなか物を捨てられない」と悩んでいませんか?
片付けで悩む方におすすめしたいのが「断捨離」です。断捨離をすることで、物を探す時間の短縮ができたり無駄な買い物を減らせたり、と日常生活にゆとりが持てます。
(今回の記事でわかること)
- 断捨離の概要とメリット
- 断捨離の手順
- アイテム別の断捨離と考え方
断捨離が気になっているけれど、実践方法がわからないと悩む方は参考にしてみてください。
目次
断捨離とは?
断捨離とは、要らないものを捨てて、物への執着心をなくし、快適な環境と安定した精神を手に入れる考え方です。断捨離は、やましたひでこさんが広めました。
ヨガの考え方が元になっており、3文字にはそれぞれ以下の意味があります。
- 断行:新たに入ってくるいらないものを断ち切る
- 捨行:今手元にあるいらないものを捨てる
- 離行:ものへの執着をなくす
断捨離は、ただ捨てる掃除術とは異なり、ものを溜め込むサイクルの根本から改善できる掃除術なのです。
断捨離をするメリット
断捨離には、以下の5つのメリットがあります。
<断捨離をするメリット>
- 家事や掃除がしやすくなる
- 自由な時間が確保できる
- 節約につながる
- 気持ちに余裕が生まれる
- 自分と向き合える
メリットを知っていることで、自分に合った片付け術か判断できます。以下でそれぞれ見ていきましょう。
メリット①:家事や掃除がしやすくなる
断捨離のメリットは、家事や掃除がしやすくなることです。
断捨離では、物の定位置を決めます。
定位置が決まることで、使ったら戻す習慣がつき、家事をするときに物を探す手間が省けるのです。
掃除も定位置に戻してきれいにするだけになるため、楽になります。
メリット②:自由な時間が確保できる
断捨離は、自由な時間の確保ができることもメリットです。
物が減って、どこに何があるか把握できることにより、探す時間が減らせます。
例えばテレビのリモコンを探していた時間も、周囲を断捨離をすればなくせるのです。
わずか1分程度の時間ですが、1ヶ月単位で考えると30分も無駄にしている計算になります。
無駄な時間を短縮していくことで、自由な時間が増えていくでしょう。
メリット③:節約につながる
断捨離は、節約につながる効果もあります。
断捨離をして片付けることで、どこに何が必要なのか、何が家にあるのか自分で把握が可能です。
物の管理ができていない状態だと、すでに持っている物をつい買ってしまいます。
そのため、定期的に無駄な出費が出てしまうのです。
断捨離をしていれば、物の管理が簡単になり、同じものを購入することを防げます。
無駄な出費がなくなり、節約につながるでしょう。
メリット④:気持ちに余裕が生まれる
断捨離は時間だけではなく、気持ちにも余裕が出てきます。
部屋を片付けて、自分の好きな物に囲まれることで、家では落ち着いて過ごせるようになるでしょう。
物の管理ができているため、見つからないイライラなどのストレスも回避できます。
さらに断捨離されていない部屋は、目に入ってくる情報も多いです。
片付けなければならないプレッシャーもストレスに感じてしまうため、家にいるのに余裕がない状態になります。
物を片付けるだけで、多くのストレスから開放され、気持ちに余裕を持ちながら生活ができるのです。
メリット⑤:自分と向き合える
断捨離は、自分と向き合えることもメリットといえます。
なぜなら自分が持っていた物を手放すか所有するか判断することは、内面や価値観の見直しにつながるからです。
- 「なぜそれを持っている必要があるのか」
- 「自分にとってどのような価値があるのか」
考えることで、自分と向き合えます。
断捨離を通して自分を知ることもでき、今まで気づかなかった考え方が発見できることも。
自分と向き合うツールとしても、断捨離は有効です。
断捨離のコツと手順を解説
断捨離をする手順は、以下の通りです。
<断捨離の手順>
- 片付けるべき場所を決める
- 持っているものを全て一箇所に集める
- 3種類に分類する
- 残すものの量を決めてジャンル分けする
- 不要なものは捨てる
- 保留にしたものは一定期間保管して捨てる
それぞれコツも一緒に紹介します。
手順①:片付けるべき場所を決める
断捨離をするときは、家中を一気に片付けようとするのではなく、部屋や棚、クローゼットなど場所を決めるようにしてください。
場所を決めてから始めることで、集中して取り組めます。
場所を決めずに断捨離を始めてしまうと、途中で飽きてしまい挫折することもあるのです。
飽きやすい方は、できるだけ小さい範囲で区切って、少しずつ片付けていきましょう。断捨離は、よく使う玄関やキッチン、洗面所から始めるのがおすすめです。
常に使うところを断捨離できれば、時間短縮や心の余裕への効果が得られやすくなり、モチベーションアップにもつながります。
手順②:持っているものを全て一箇所に集める
片付ける場所を決めたら、全て1箇所に集めてください。
1箇所に集めることで、何をどのくらい持っているのか全て把握出来るため、不要な物か必要な物か判断しやすくなります。
最初は散らかってしまったとしても、後から片付けられるため、まずは1箇所に集めるようにしてみましょう。
手順③:3種類に分類する
1箇所に集められたら、持っているものを以下の3種類に分類します。
- 必要
- 保留
- 不要
必要なものとは、頻繁に使っていたり、なにかするときに必ず使うものなどです。
どうしても今すぐに必要か判断できない場合は、保留に分類しましょう。
壊れてしまったり、1年以上使っていなかったりするものは、今後も使用する機会がない可能性が高いため、不要に分類してください。
振り分けているうちに「もしかしたら使うかもしれない……」と捨てるのを躊躇してしまうかもしれません。
しかし、必要になったら購入すると考えて不要に分類して、できるだけものを減らすのがおすすめです。
手順④:残すものの量を決めてジャンル分けする
残す物の量やジャンルを分けてみましょう。
例えば、毎日洗濯をしない場合、タオルや洋服は余裕をもって残しておく必要があります。
残す物の量を考えずに適当に捨ててしまうと、生活に支障が出ることもあるため注意してください。
必要な物の数を決めたら、ジャンル分けをします。
使用頻度で分けると、収納の際の目安になり便利です。よく使うものは、出しやすい位置に配置して、すぐに取り出せるようにしておきます。
手順⑤:不要なものは捨てる
不要に分類したものは、捨ててください。
捨て方は、以下の4種類あります。
- ゴミに出す
- 買取業者に依頼する
- フリマアプリで処分する
- 知り合いに譲る
ゴミに出す方法は、最も安価に処分できます。
買取業者は、費用がかかりますが、家から持ち出す手間が省けるでしょう。
フリマアプリは、自分で売却金額を決められるため、利益を得られる可能性があります。
しかし、必ず売れる保証がないため、処分に時間がかかる点に注意が必要です。
もしも知り合いでほしいと言ってくれる人がいれば、譲ることで処分できます。
手順⑥:保留にしたものは一定期間保管して捨てる
保留にした物は、そのまま残すのではなく、一定期間保管したら捨てるようにしましょう。
そのまま保管しておくと、いつまでも家のスペースを取ってしまうため片付きません。
しまっていた箱や袋から改めて出して、必要か考えます。
思い出が詰まっていて捨てられないものは、無理に手放す必要はありません。
あくまでも、いらないものを捨てるようにしてください。
【アイテム別】断捨離の基準や考え方
断捨離の基準や考え方は、アイテムによって変わります。今回は、以下の3つのアイテムに絞ってご紹介。
- 本や雑誌
- 洋服やバッグ
- 食器などの日用品
自分の持っているアイテムをどのように捨てればいいか迷う場合は、以下の基準や考え方を参考にしてください。
本や雑誌
本や雑誌は、家に溜まりやすいアイテムの1つです。そのため、約3か月に1回は、定期的に整理する習慣を身に着けましょう。
読んでいない本を捨てれば、家の中をスッキリできます。
本の内容の一部が好きでどうしても捨てられない場合は、切り抜いて保管しておくのもおすすめです。
本は資源ごみやフリマアプリなどで処分できるため、自分に合った方法を選択してみてください。
洋服やバッグ
洋服やバッグは、ルールを決めて捨てるサイクルを作っておくのがおすすめです。
例えば「1年間着なかった服は処分する」などが挙げられます。
そうすることで、洋服をしまい込むこともありません。
常に、クローゼットにお気に入りの服やバッグだけが並ぶ状態になります。
ルールを決めても捨てるか決めきれない場合は、一度身につけてみて自分に合っているか確かめてみましょう。
特に流行に左右されないアイテムは、持っておくのがおすすめです。
不要なブランドものは、フリマアプリや買取業者の査定に出してみると、お得に処分できます。
食器などの日用品
食器などの日用品は、使用頻度が少ない物を捨てるのがおすすめです。
なかでも重く扱いにくい日用品は、もったいないと思っていても思い切って捨ててみてください。
また持っているべき数量も決めておきましょう。
例えば「1つ購入したら、1つ捨てる」というようにルール決めしておくことで、食器が無駄に増えるのを防げます。
いらない食器を捨てることで、限られたキッチンスペースに余裕が生まれるのです。
まとめ:断捨離のコツと手順を理解してお部屋をキレイに!
断捨離は、コツと手順を押さえることで、誰でも部屋をキレイにできます。
最後に、もう一度まとめます。
<断捨離の手順>
- 片付けるべき場所を決める
- 持っているものを全て一箇所に集める
- 3種類に分類する
- 残すものの量を決めてジャンル分けする
- 不要なものは捨てる
- 保留にしたものは一定期間保管して捨てる
アイテムによっても、断捨離の基準や考え方が変わるため、迷ったときは今回紹介したコツも参考にしてみましょう。