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「布団って、何時にどれくらい干したらいいの?」
「中が見えないから、しっかり干せているのか不安‥‥‥」
そんな風に感じることはありませんか?
清潔な布団をキープするのに効果的な布団干し。
しかし、干す時間やコツを意識しないと、布団が湿っぽくなったり傷んだりと、逆効果になってしまう可能性もあります。
今回は、布団を干すのに最適な時間帯と長さを、季節や布団の素材ごとに紹介。
効果的に布団をケアするためにも、干し方のポイントを押さえていきましょう!
目次
【季節別】布団を干すベストな時間帯は3パターン
布団を干す理想のタイミングは、「適度な日差しがあり、湿度が低いとき」です。
季節ごとに日差しの強さや気温は変わるため、布団を干すベストな時間帯も四季によって変わります。
<季節別のベストな時間帯>
- 夏:9時~11時
- 春&秋:10時~14時
- 冬:11時~14時
布団は強い日差しに弱いので、夏場は午前中がおすすめ。
日差しが穏やかな春・秋・冬は、日が高い12時~13時をまたぐように干すのが良いでしょう。
布団はどのくらい干せばいい?素材別のおすすめの時間と頻度
布団を干す適切な時間の長さは、「布団の中に使われている素材」で変わります。
- 綿の布団
- ポリエステルの布団
- 羽毛布団
- 羊毛布団
また、敷き布団はかけ布団よりも寝汗を吸いやすいので、干す頻度も多めにするのが好ましいです。
ここからは素材別に干す時間と頻度を解説します。
綿の布団を干す時間と頻度
綿は、布団の中でも特に湿気をため込みやすい素材です。
そのため、他の素材よりも長めに干す必要があります。
<綿の布団を干す時間の目安>
- 夏:2時間(片面1時間ずつ)
- 冬:4時間(片面2時間ずつ)
<綿の布団を干す頻度の目安>
- かけ布団:2週間~1週間に1回
- 敷き布団:1週間に1~3回
特に敷き布団は放置するとカビが生えやすいので、定期的な手入れを心がけましょう。
ポリエステルの布団を干す時間と頻度
ポリエステルは水分を吸いづらい素材です。
あまり湿気がたまらないので、干す時間は比較的短めです。
<ポリエステルの布団を干す時間の目安>
- 夏:1.5~2時間(片面45分~1時間ずつ)
- 冬:3時間(片面1.5時間ずつ)
<ポリエステルの布団を干す頻度の目安>
- かけ布団:2週間~1週間に1回
- 敷き布団:1週間に1回
羽毛布団を干す時間と頻度
羽毛も湿気をため込みづらい素材のため、干す時間は1時間程度でOKです。
<羽毛布団を干す時間の目安>
- 夏:1時間(片面30分ずつ)
- 冬:1時間半(片面45分ずつ)
<羽毛布団を干す頻度の目安>
- かけ布団:月1回
- 敷き布団:月1回
干す際の注意点は、布団が直接日光に当たらないようにすること。
日に当たると羽毛が傷んでしまうことがあるため、シーツやカバーをかけたまま干したり、陰干しをしたりするのがポイントです。
羊毛布団を干す時間と頻度
羊毛は乾きが速いので、冬に干す時間も2時間程度です。
<羊毛布団を干す時間の目安>
- 夏:1.5時間(片面45分ずつ)
- 冬:2時間(片面1時間ずつ)
<羊毛布団を干す頻度の目安>
- かけ布団:2週間に1回
- 敷き布団:1週間に1回
羽毛同様、羊毛も直射日光に弱いので、カバーやシーツをつけて干すことと、陰干しすることを意識しましょう。
布団を干す4つのメリット
そもそも、どうして布団を干すのでしょうか?
ここからは、布団を干す主なメリットを紹介します。
- カビの発生を予防できる
- ダニの繁殖を抑えられる
- ニオイの予防になる
- 睡眠の質向上につながる
それぞれ解説します。
カビの発生を予防できる
布団は毎日、汗や湿気を吸収します。
多湿の環境はカビが繁殖しやすいため、布団を干して乾燥させることが大切です。
1度発生したカビは落とすのが難しいので、こまめに湿気を飛ばして予防しましょう。
ダニの繁殖を抑えられる
布団を干すことは、ダニ対策にも効果的です。
ダニもジメジメした場所を好むので、乾燥によってダニの繁殖を抑えられます。
ただし、天日干しだけではダニを死滅させることまではできません。
ダニを死滅させるには、布団内部を50度以上の高温にする必要があるためです。
ダニアレルギーに関係するダニを高温で退治できるか、日革研究所が調査してみました。(中略)実験結果から、対策として使えそうな温度条件は「50℃以上の温度」ということが分かりました。
しっかりとダニを退治したい場合は、高温でケアできる布団乾燥機や、ダニ退治に効果のある布団干し袋を使用するのがおすすめです。
花粉や黄砂をシャットアウトしてくれるので、春先にも活躍するでしょう。
ニオイの予防になる
汗や皮脂汚れを放置すると、雑菌が繁殖してニオイの原因になります。
雑菌も湿気を好むので、布団を干して湿気を飛ばすことが、ニオイの予防にも効果的です。
その他、カバーやシーツをこまめに取り換えたり、洗濯表示に従って布団本体を洗ったりすることも、ニオイ対策になります。
睡眠の質向上につながる
ふかふかで清潔な布団は、上質な睡眠の相棒。
布団を干すことで清潔な状態を保てれば、毎日気持ちよく眠ることができます。
質の高い睡眠は、疲労回復だけでなく、生活習慣病の予防・メンタルの安定などに効果的です。
質の良い睡眠をとると、生活のリズムが整いやすくなり、体内のホルモンのバランスも保たれやすくなるので、肥満や高血圧、耐糖能障害、循環器疾患、メタボリックシンドロームといった生活習慣病の予防につながります。抑うつや不安などのこころの不健康も予防します3)。
(引用:健康長寿ネット『質の良い睡眠と効果』)
日々の充実した生活につながることは、非常に大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
効果的に布団を干すための4つのコツ
ここからは、効果的に布団を干すためのコツを4つご紹介します。
- 両面を干す
- 干し終わったらクリーナーや掃除機をかける
- カバーやシーツをつけたまま干す
- 室内干しも活用する
それぞれ解説します。
両面を干す
布団は両面を干すのが基本。
途中で裏返し、両面に日光や風が当たるようにしましょう。
布団の表面は直接寝汗を吸い込み、裏面は通気性が悪くカビが生えやすい場所。
そのため、布団干しの効果をきちんと得るためには、両面を乾燥させることが大切です。
干し終わったらクリーナーや掃除機をかける
布団を干し終わったら、布団クリーナーや掃除機をかけましょう。布団クリーナー(レイコップ)のお手入れ方法は「【レイコップ】布団クリーナーのお手入れ・フィルター掃除方法をご紹介」の記事もあります。
表面のホコリやごみ、ダニの死骸やフンを吸い取ることで、より清潔に布団を使うことができます。
掃除機をかけるコツは、片面1分半ほどずつ、ゆっくりかけること。
布団に付着するホコリやダニは非常に小さく数も多いので、丁寧にやるのがポイントです。
カバーやシーツをつけたまま干す
布団は、カバーやシーツはつけたまま干してください。
理由は、布団は日に当たりすぎると、中の繊維が傷んだり、表面が色あせてしまったりする可能性があるからです。
特に羽毛は羊毛の布団は日光に弱いので、陰干しするようにしましょう。
シーツの洗濯については「シーツの理想的な洗濯頻度は?洗い方・干し方のポイントも解説」も記事も参考にしてみてださい。
室内干しも活用する
「天気が悪い」「帰宅が遅い」といった理由で外干しができないときは、室内干しが便利です。
扇風機やエアコンのドライ機能を使えば、室内でも効率よく湿気を飛ばすことができますよ。
また干す場所がない場合は、イスやテーブルなどに布団をかぶせておきましょう。
空気に触れやすくしておくだけでも、湿気対策に効果があります。
逆効果になることも!布団を干すときの注意点
布団干しには注意点もあります。
- 布団を叩かない
- 長時間干さない
- 冷ましてから押入れに仕舞う
- 早朝と夕方を避ける
誤った干し方をすると、逆に湿気を吸ったり布団が傷んだたりすることもあるので、ぜひ押さえておきましょう。
布団を叩かない
布団を叩いても、中のダニやダニのフンは除去できません。
むしろ以下のようなデメリットがあるため、布団は叩かないようにしましょう。
<布団を叩くデメリット>
- 中の繊維が傷む
- ホコリが増える
- ダニの死骸やフンが砕け、寝ているときに吸い込みやすくなる
もしホコリやゴミが気になる際は、表面をなでるようにサッと払ってください。
長時間干さない
布団は日光に当てすぎると傷んでしまいます。
そのため、「理想の干す時間の長さ」を参考に、2~4時間程度で取り込みましょう。
また、夕方は空気中の湿度が上がります。
布団が湿気を吸わないよう、15時頃までに取り込むのが理想です。
冷ましてから押し入れに仕舞う
布団を押し入れに仕舞う際は、一度冷ますことがポイント。
なぜなら、ホカホカの状態で収納すると、押し入れ内で結露する原因になるからです。
干し終わった布団はしばらく室内に放置し、熱が逃げてから入れましょう。
早朝と夕方を避ける
気温が下がる早朝と夕方は、湿度が高くなりやすい時間帯。
せっかく布団を干しても湿気が飛びづらかったり、湿気を吸って逆効果になったりするので、早朝と夕方は避けるのがおすすめです。
季節ごとのベストな時間帯は以下のとおりです。
<季節別のベストな時間帯>
- 夏:9時~11時
- 春&秋:10時~14時
- 冬:11時~14時
休日などを活用し、なるべく日中に干すよう心がけましょう。
清潔な布団を保つための日常の工夫
最後に、清潔な布団を保つためにできる日常の工夫をご紹介します。
- 除湿シートを使う
- すのこを敷く
- 布団やマットレスの向きを変える
- かけ布団をめくっておく
布団干しと併せてやれば、寝具をより気持ち良く保つことができるはずです。
除湿シートを使う
寝汗を吸いやすい敷き布団には、除湿シートがおすすめ。
湿気や水分を吸い取ってくれるので、カビの発生を予防できるほか、床の結露予防にも効果があります。
天日干しや洗濯ができるタイプなら、繰り返し使えて経済的です。
すのこを敷く
すのこは、床に直接ふとんを敷いている場合におすすめの方法です。
床と布団の間に隙間を作ることで通気性を良くし、床の結露・変色やカビを予防することができます。
「すのこは収納に困りそう」というときは、「すのこベッド」を検討してみてはいかがでしょうか。
折りたためるタイプなら収納がラクなうえ、布団干しにも使えますよ。
布団やマットレスの向きを変える
こまめに布団やマットレスの向きを変えることも、湿気・カビ対策に有効です。
毎日同じ向きで敷き布団やマットレスを使っていると、決まった場所に湿気がたまり、部分的にカビが生えやすくなります。
そのため、布団の向きを変えて色んな場所を使うようにすれば、局所的なカビを予防できます。
布団の上下を逆にしたり、表と裏をひっくり返してからカバーを付け替えたりして、同じ
場所ばかりを使わないようにしましょう。
かけ布団をめくっておく
布団の通気性をよくするには、起床後にかけ布団をめくっておくのも効果的。
熱や湿気が逃げるため、清潔な布団をキープしやすくなります。
ある日は頭側をめくり、別の日は足側をめくるようにすると、バランスよく全体をケアできますよ。
まとめ:干す時間とコツを意識して布団の清潔さをキープしよう
布団干しで大切なのは、適度な日光と湿度の低さです。
布団干しに最適な時間帯は季節によって変わりますが、おおむね10時~14時の「湿度が低い時間帯」を意識しましょう。
また布団は日光に当てすぎると傷むため、布団の素材に合わせ、1~4時間程度で取り込むのもポイントです。
<季節別のベストな時間帯>
- 夏:9時~11時
- 春&秋:10時~14時
- 冬:11時~14時
時間やコツを意識すれば、カビやダニ予防により有効です。
効果的に布団を干して、気持ち良く寝具を使いましょう!