家事リストを作成して見える化するためには?

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ピナイ家事ラボ編集部

ピナイ家政婦サービスが運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。

夫婦だけで子育てをするとどうしても、いわゆるワンオペ家事になってしまいます。

そこで主夫のYさんに家事負担の改善策を執筆頂きましたのでご覧ください。

家事リストを作成して見える化するためには?

どうしてもワンオペになりがちな家事。 「なぜひとりで全部やらなくちゃいけないの」 「少しぐらい手伝ってよ…」 と不満を抱えている主婦(主夫)も多いのではないでしょうか。 そんな時に役立つのが、家事を見える化するという家事リストです。 これを作ることで

  • 主人が家事に参加してくれるようになった
  • 子供が積極的にお手伝いしてくれるようになった
  • 空き時間ができて余裕が生まれた

と、その効果は絶大のようです。

でも、いくら効果があってもイチからリストを作るとなると、面倒に感じる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、兼業主夫で育児中の私が、忙しい主婦(主夫)でもできる、簡単な家事リストの作成方法から活用術までをご紹介いたします。 「見えない家事」や「名もなき家事」とよばれる家事を「見える化」して、ストレスフリーな毎日を手に入れましょう!

家事リストとは?

家事リストを作る目的は大きくわけて2つあります。 ・目に見えない家事を見える化する ・やるべきことをリスト化してやり忘れを防止する これをあえて作ることで、普段の家事が物理的にも精神的にもかなり楽になりますよ! 以下に、家事リストを作ることで生まれるメリットをご紹介します。

家事リストを作ることによる5つのメリット

では、実際に得ることのできるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。 具体的にみていきましょう。

メリット① うっかりさん卒業!

仕事の繁忙期やイベントが重なったときなど、家事をすべてこなすつもりでも忘れてしまうことってありますよね。 それは当然のこと。 なぜなら家事はマルチタスク界の頂点にあると言っても過言ではないからです。 同時進行でこなしていくことが多く、洗濯しながら掃除、料理の合間に片付け、といったようにやることだらけのタスクを次々にこなしていかなくてはなりません。

同時に行わなければいけないことが山ほどある中で、すべてをこなすことの方が難しいのです。 そのことを理解されず、「また忘れたの?うっかりさんだね」なんて言われた日には怒りで手が震えてしまいますよね。 しかし、家事リストを見える化すれば、やるべき家事が整理され、やり忘れもなくなります。 もう「うっかりさん」なんて呼ばせることはありません。

メリット② 家事は偉大!ストレスや不満が減る

項目を書き出してみると、その数の多さにきっと家族は驚くことでしょう。 そうです。家事は偉大なのです。 簡単に終えているような家事でも、その裏にはたくさんの作業があることや、同時に発生している他の家事があることが浮き彫りになります。 その大変さを家族で共有し理解してもらうだけでも、不満やストレスは減らすことができるのです。 この点は家事リストを作成するうえで、一番大きなメリットかもしれませんね。

メリット③ できない夫ができる化する

家事はワンオペになりがちです。 その理由は、家事のやり方にはそれぞれのルールがあるからです。 わが家では醤油の補充ひとつでも、全部なくなったら補充する派(私)、残り1/3で補充する派(妻)でわかれていました。 そのため、むやみに手を出してしまうと、相手のペースが乱れてしまうだろうという気づかいのつもりで、家事から遠ざかってしまうのです。

いまでこそ兼業主夫の私ですが、妻がメインで家事を行っていたときは「家事ができない」のではなく、「何をすればいいかがわからない」状態でした。 家事リストを作ることで、ひとつひとつの家事の作業が細分化された状態で見えてきます。 それと同時にどのようなルールや段取りで作業を進めているのかもわかり、おたがいに納得のいくルールで統一できます。 普段は家事をしない夫でも自分の出番さえわかれば、家事をする夫に変わる可能性だって見えてきますよ。

メリット④ 子供のお手伝い意識が高くなる

家事リストを作成した人の中には、子供が率先してお手伝いをしてくれるようになったという人もいます。 先ほどの「できない夫」と同じように、子供も「何をすればいいかわからない」という状態のことはよくあるのです。

でも、子供は自分にできることや役目があり、必要とされていることがわかれば、お手伝いにも積極的になってくれます。 わが家には2歳の息子がいてまだ文字は読めませんが、お風呂や歯ブラシ、洋服などの絵を描いたものを作り、裏にマグネットをつけた子供用の家事リストを作りました。 完了したらマグネットを冷蔵庫に貼り付けるのですが、楽しそうにやってくれています。

メリット⑤ リフレッシュタイムの誕生

几帳面な方はもちろん、私のようにどちらかというとズボラな性格の人も、意外と家事をやりすぎているかもしれません。 そこで、家事リストを作り見える化したときに考えてみて欲しいことがあります。 それは「家事の断捨離」です。 以下の点について、ぜひ見直してみてください。

  • それは毎日やらなければいけないことか
  • それは自分がやらなければいけないことか

毎日でなくてもいい場合には、その頻度を週2回程度に減らします。 また、自分でやらなくても済むような家事は、家族や業者に思い切って任せてみましょう。 このように家事の断捨離をしていくことで、時間を生みだすことができます。

その空いた時間で、他の家事をするのも良いですが、私はリフレッシュタイムに使うことをおすすめします。 家事を終わらせることも大事ですが、それ以上に体や心を休めることはとても大切です。 無理なく続けていけるようにぜひ見直してみてください。

家事リスト作成のコツ

「家事リストを作りたいけど、何からつくればいいかわからない。」 「イチから自分で考えはじめるのが面倒。」 こんな理由で、これまでに一度は作ろうとしたけど挫折してしまった、という人もいるのではないでしょうか。 そこで、簡単で効率的に家事リストを作成するコツをご紹介します。 作成のコツは、「楽をすること、楽しむこと」この2点です。 家事リストを作ってみようかな?と少しでも気になったのであれば、その勢いのままサクッと家事リストを作ってみましょう!

コツ① テンプレを使って楽をする

イチから考えはじめるよりも、ヒントがあれば、それに自分なりのアイデアや、家庭のルールを追加するだけで済みます。 Webで「家事リスト」「テンプレ」で検索をすると、様々なテンプレートが表示されますので、自分で使いやすそうなテンプレートを選びカスタマイズしていきましょう。

また、「今夜くらべてみました」というテレビ番組で紹介された、野々村友紀子さんのブログ「目から血出るくらい読んでブログ」(すごいタイトル…)でもリストがダウンロードできるようになっています。

私は実際に野々村さんのリストをダウンロードし項目をカスタマイズして、わが家バージョンを作成しました。 ゴールはあくまでも「家事リストを作り実行すること」です。 それまでの道のりはできるだけショートカットしましょう。

コツ② 家族で楽しみながら作る

ストイックにひとりきりで作成に乗り出してしまっては、孤独感から挫折してしまいます。 もう、ひとりで家事をしなくてよいのです。 みんなで作りながら、あれもこれもと意見を出しあってみましょう! そうすることで、生活の中でどんなことが必要で、何が不要なのか、大変なことは何かなど、その場で共有することができます。 そこから理解が生まれると「だれもわかってくれない」といったストレスも減らすことができるのです。 家族で楽しみながら作ることで、このリストが家族のものになり、さらには家事が家族のものになりますよ。

家事リストを順に作成してみる

それではここから、具体的に家事リスト作成の手順をご紹介していきます。 あくまでも、わが家バージョンですので、参考にしながらやりやすいように作成してみてくださいね。

手順① すべてを洗い出す

いちばん難関なところがこの項目です。 でも、ここさえ乗り切ればあとはあっという間にできあがります。 「ごみを出す」「料理をする」といった内容から、さきほどの「醤油の補充」に至るまですべてを書き出してみます。

リストの大枠は野々村さんのブログからダウンロードして、あとは家族で足したり引いたりするだけです。

ひとつ注意してもらいたいのが、リストの洗い出しは考えはじめると無限に出てきて、それだけで1日が終わってしまうことです。 そのため、15分~30分と時間を決めて、ある程度リストが出たらしめ切り、あとは思い出したときに書きたせるよう余白のまま残しておきましょう。

手順② 優先順位でならべて家事の断捨離をする

家事リストができあがったら次はジャンル分けです。

  • 頻度(毎日、週1、月1、年1など)
  • ジャンル1(やること別:掃除、洗濯、料理、こども、ペット、支払い、手続きなど)
  • ジャンル2(場所別:キッチン、お風呂、玄関、トイレ、寝室、子供部屋など)

これをエクセルシートやスプレッドシートに入力していきます。 これも表作成が面倒だったので下記のテンプレートを使用して、項目を追加していきました。

・テンプレート:https://conote.info/archives/3130

さらに、ここで「他人に任せられる」か「他人に任せられない」か、でわけていきます。 たとえば、お風呂掃除やキッチンの掃除、料理、草むしり、などは他人にも任せられますが、支払いや手続き関連などは任せられませんよね。

こういったジャンル分けをすることで、毎日しなくていいものや他人に任せられることがどんどん見えてきます。 ただ、その調整は家事リスト完成後に行うことにして、今はとにかく作りきることに専念しましょう。 ここまでくれば、家事リストはほぼできあがり。完成まであと少しです!

手順③ 全員で共有する

いよいよ最後の仕上げです。 最後は「家族全員で共有する方法を選ぶ」こと。

共有方法は、紙で印刷するか、アプリなどのクラウド上で共有するかという2択です。

・紙で共有する 紙であれば作ったファイルを印刷して、冷蔵庫などの家族が見やすい場所に貼りだします。 そうすれば、できたことからチェックやサインができて、家族とのコミュニケーションにもつながります。

お子様がいる場合などには、お手伝いの意識も高まるこちらがおすすめです。

・アプリで共有する アプリを使って共有する方法は、いつでもどこでも確認ができるため、夜勤の仕事などで家族の時間が合わない場合にもおすすめです。

実際に私が使用しているアプリは「魔法の家事ノート」というアプリですが、アイフォンでもアンドロイドでも使えてとても便利です。 自動でリストを生成してくれたり、日ごと・週ごと・年ごとでわけることができたり、必要な機能がそろっていて重宝しています。 気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

▼iPhone

https://itunes.apple.com/jp/app/%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%AE%B6%E4%BA%8B%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88/id1349604905?mt=8

▼Android

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.pocke.android.housework

家事リストをうまく使うには?ぜんぶやろうはバカヤロウ?

せっかく作った家事リスト、使ったのは最初の1週間だけ…なんていう悲惨な結果は避けたいものです。 では、どうすればうまく有効活用できるのでしょうか? 私の経験から見つけた活用術をご紹介します。

一日の作業量をできるだけ減らす

新しいスケジュール帳を買うと、つい予定をたくさん入れたくなったりしませんか?そんな人は注意してください。 リストを作るとついやってしまいがちなのが、一日の作業をあれもこれもと詰め込んでしまうことです。 これだと最初こそ続きますが、それではそのうち見るのも嫌になってしまいます。(私のことです) 週1回や週2回で充分な家事であれば思い切って回数を減らし、断捨離していきましょう。

家事代行サービスを利用して任せられることは任せる

家事リストを作成するときに、「他人に任せられること」と「任せられないこと」にわけましたね。 このうち、他人に任せられることを家事代行サービスにお任せするということもひとつの手段です。 家事代行サービスとはその名の通り、家事を代行してくれるサービスで、掃除、洗濯、料理など、普段できない部分や、できるけど時間がかかってしまう家事などを行ってくれます。

仕事が終わり、帰宅後に家事をこなすだけで1日が終わり、自分の時間がまったくないという人も多いはずです。 家事は365日しなければいけないことでしょうか? ぜひ家族で話し合い、家事代行サービスをうまく利用することで、リフレッシュする時間を作ってください。

家事リストで見える化してストレスフリーになろう!

ここまで、家事リストを作成して見える化するまでの方法から、その後の活用術までをご紹介しました。 家事を見える化するためには、はじめは多少の労力が必要です。 しかし、なるべく時間をかけずに家族の協力を得ながら楽しく作ることでストレスも減り、様々なメリットを得ることができます。 私にとっては、リフレッシュできる余裕が生まれたことが、とくに嬉しい結果でした。 家事を失くすことはできませんが、減らすことはできます。 大切なことは、「無理をしない。全部しない。」ということです。 毎日の家事が気持ちよくできる、そんな家事リストになることを祈っています。