やらなきゃいけない家事がたまっているけれど、「どうしてもやる気が起きない…」「後悔すると分かっていても動けない…」ということはよくありますよね。やる気が出ない自分に不安や落ち込みを感じている方も多いのではないでしょうか。
家事代行サービスを利用された方のお話によると、やる気がでない原因は心と体の疲れによるものが多いです。自分では気づいていなくても意外と疲れは溜まっていたりします。
この記事では、家事のやる気が出ない原因とその解決策ベスト10を紹介します。
やる気が出ない原因が分かれば解決方法が見えてきます。家事のやる気を出す方法を探してる方、あなたにぴったりの解決策を探してみてください。
家事のやる気が出ない原因(心の疲れ編)
普段は面倒でも何気なくできているのに、今日はどうしてもやる気がでない、という方は心の疲れを疑ってみてください。「疲れることなんかやってない」と思われるかもしれませんが、体を動かさなくても心はたくさんのエネルギーを消耗していることがあります。
できない自分を責めるのではなく、がんばっている自分を認めてあげることが大切。心が頑張りすぎていないかどうか、以下の項目でチェックしてみてください。
心の疲れ①家族とのコミュニケーションが上手くいかない
夫の言動にイライラしてしまう、些細なことで子どもと言い争いになってしまうなど、家族とのコミュニケーションが原因で心が疲れてしまっていることがあります。
「いつものことだから」と気軽に考えていても、心は思った以上にダメージを受けていることもあります。職場やPTA、サークル活動など、家庭の外に自分を解放できる場所があれば、ストレスをため込むことが少なくなるでしょう。
心の疲れ②不安や心配ごとがある
生活の中に不安や心配ごとがあると、心は大きなストレスを感じて無気力になっていきます。仕事のプレッシャー、子どもの受験、親の介護など、心が不安定になる出来事はいつでも起こりえます。
しかし、先のことを考えれば考えるほど気力と体力を消耗するだけでメリットはありません。不安や心配ごとの90%は実際には起こらないとも言われます。今の自分に何ができるのかを考えるようにしましょう。
心の疲れ③やる気のない自分を責めている
「周りはがんばっているのに、どうして私はできないんだろう…」と自分を追い詰めてしまっていませんか?SNSでキラキラした友人の姿や、整えられた家の様子を見て落ち込むこともあるかもしれませんが、あれは単なるパフォーマンスですからね!
足りない部分を改善しようと努力することは大切ですが、ネガティブな感情は心を疲弊させてしまうだけ。今の自分をありのままに受け入れてあげましょう。人間は生存本能として前に進む力を持っています。心を優しく慰めてあげれば、必ずやる気は戻ってきます。
心の疲れ④誰にも評価してもらえない
家事には終わりがなく、お金を生んでくれるわけでもないので、周りからの評価を受けにくいもの。そのため、やってもやっても報われないという思いが強くなってしまいます。達成感を得られないことはやる気を失う原因になるとともに、なかなか終わらない家事のストレスをさらに大きくしてしまうでしょう。
自分自身のアイデンティティを失わないためにも、「妻」や「母」以外の顔を持っておくことをおすすめします。オンラインでもいいので、社会とのつながりを持っておけば、評価されないという孤独感から解放されます。
心の疲れ⑤毎日時間に追われている
仕事と家事、育児で毎日時間に追われ、一人の時間を確保できないことも多いでしょう。常に気が張っていたり次の段取りを考えていたりと、心が休まる時間がないため、ストレスを抱える一方です。息抜きの時間もないくらい忙しいという方ほど、意識して一人の時間を確保することを考えましょう。読書をしたりアロマを焚いてみたり、自分が心地よいと思うことに少しでも時間を使うことができれば、心にゆとりが生まれるでしょう。
家事のやる気が出ない原因(体の疲れ編)
少し動くだけでまた休みたくなる、すぐ横になりたくなる、という方は体の疲れが大きな原因かもしれません。そもそも眠かったり体が辛かったりという生理的欲求が満たされていなければ、「よし、やるぞ!」という気持ちが湧いてくるはずもないですよね。
「しんどくても動かなきゃいけない」という方もいると思いますが、思い切って体を休める方が効率的に作業を進められます。以下の原因に思い当たる方は、体の疲れを取ることに全力を注いでみてください。
体の疲れ①睡眠不足が続いている
しっかり眠っているつもりでも、眠りが浅かったり夜中に何度も目が覚めたりと、気づかないうちに睡眠不足が続いていることもあります。
睡眠不足はやる気が出ないだけではなく、様々な病気のリスクになることが分かっています。睡眠の質を上げる方法は、いろんなサイトや動画で紹介されていますので、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。家事のやる気だけではなく、生活そのものが前向きになるでしょう。
体の疲れ②生活習慣が乱れている
生活習慣の乱れがやる気のなさを引き起こしている可能性もあります。深夜のスマホや甘いものの食べすぎなど、生活習慣の乱れは自律神経の不調につながります。活動する時間にやる気が出ず、リラックスする時間に体を休められなくなってしまうため、どんどん悪循環に陥ります。
規則正しい生活はなかなか難しいですが、リラックスタイムを意識的にとることが効果的です。
体の疲れ③仕事、育児のハードワーク
朝子どもたちを送り出したらダッシュで出勤→仕事が終わったらお迎え、夕飯にお風呂で倒れるように就寝…。ハードワークが続いている方は、お休みの日に全くやる気が出ないということがありますよね。
疲労がたまっている状態で、やる気を出すことはできません。まずは体の疲れをとるためにしっかりと睡眠をとり、マッサージやストレッチで体をほぐしましょう。
体の疲れ④生理で体が辛い
生理中は体だけではなく精神的にも不安定になる方が多いので、どうしてもやる気が出ない傾向にあります。また、生理前はホルモンのバランスが崩れ、普段よりも疲れやすかったりイライラしやすかったりするため、「何だかイライラする…」という場合は生理が近くないか確認してみましょう。
やる気の出ない原因が生理によるものであれば、割り切って無理をしないことが大切です。
体の疲れ⑤うつ、更年期障害など病気の可能性
何事にも興味がなくなってしまう、不眠、強い自責感などの症状が2週間以上続いている場合は、うつ病の可能性があります。うつ病の場合は、服薬やカウンセリングなど治療が必要になるので、必ず専門家の診断を受けましょう。
また、50代前後で発症することの多い更年期障害は、ホルモンの影響でイライラしたり体のだるさを感じたりする症状が出ます。適切な治療が必要な場合もあるので、更年期チェックリストなどで確認してみましょう。
どうしてもやる気がでないときの手抜き策ベスト10
やる気のでない原因は分かったけれど、すぐには解消できないし、キッチンで山積みになった食器はどうしても「今」片付けるしかないんですよね。やる気は出ないけれどやるしかないという方のために、今すぐ実践できる手抜き策ベスト10を紹介します。
手抜き家事はズボラではなくスキルです!
つまり、いかに手を抜くかを考えることは、家事のスキルを上げることにつながるのです。自分だけでなく家族の笑顔のために、以下の手抜き策を参考にしてみてください。
【第10位】やることのハードルを下げる
「小さい家事から進めるといい」とよく言われますが、ここではもっともっとハードルを下げて目の前にあるゴミを拾うだけでOKにしましょう。ゴミ箱まで歩いていけば、立ち上がったついでに脱ぎっぱなしのパジャマを洗濯機まで運べるかもしれません。
大事なことは低すぎるハードルでOKを出すこと。一つ作業が進めば、流れに乗って自然と体が動くことはよくあります。まずは自分が思う最低のハードルを設定してみましょう。
【第9位】目に見えるところから片付ける
食器洗いも洗濯も掃除も…と考えることが多すぎると、何から手をつければいいのか分からなくなります。
まずは頭をからっぽにして目に見えたものから片付けていきましょう。作業を始めて筋肉を動かすと脳細胞が活性化するので、やり始めるとそのまま片付いてしまったということも多いもの。これは「作業興奮」という脳のメカニズムで、心理学的にもポピュラーな方法です。
手荒なやり方に感じるかもしれませんが、やってみると効果を実感できるはず!
【第8位】音楽の心理的効果を利用する
音楽には気分を高揚させたり、不安な気持ちを落ち着かせたりする効果があります。フランスの童話「家なき子」でも、空腹で動けない主人公がハープを奏でてみると、不思議と力がみなぎってきたというシーンがあります。アスリートが試合の前に音楽を聞いているのも、気持ちを高めるためですよね。
何もないところから無理にやる気を出すのは至難の業ですが、音楽の力を借りることで簡単に気持ちをコントロールできますよ!
【第7位】YouTubeを聞きながら作業する
好きなお笑い芸人やアイドルグループの動画など、何も考えなくても楽しくなるコンテンツを選んでみましょう。気分が明るくなれば自然と体も軽くなるので、無理にやる気を出そうと思わなくても大丈夫!
「あれ?よく分からないけど動けるかも!」という状態になれば、心にも体にも無理のない形で作業に入れます。ワイヤレスイヤホンをスマホと連携させれば、聞きながらの作業でもストレスなく行えますよ!
【第6位】やらなくてもいい家事はやらない
食器は拭かない、タオルと下着は畳まない、玄関マットやキッチンマットは敷かないなど、やらなくても困らない家事はたくさんあります。この機会に本当に必要な家事なのかどうか見直してみてはいかがでしょうか。時短になるだけではなく、物を増やさないことにもつながるため、長い目で見ても効果バツグンです。
私たちの時間も体力も無限ではありません。今すぐやらなきゃ病気になる、事故が起きる、悪臭が発生する、ということ以外は優先度を下げても大丈夫ですよ!
【第5位】食洗機、洗濯乾燥機、お掃除ロボットに頼る
まだお持ちでない方はぜひ導入していただきたいのが、時短家電です。「今までなくてもやってこれたし…」と思う気持ちはよく分かりますが、時短家電を使うメリットは単に時間を節約できることではありません。
やらなきゃいけないというプレッシャーや見えないストレスが解消することで、こんなにも心が穏やかになるんだと実感できることが一番のメリットです。本当に買ってよかったと実感できるので、ぜひお試しください。
【第4位】困ったときは毎日お鍋でいい!
食事の準備は面倒な家事の定番ですね。ただ作るだけではなく、昨日のレシピや子どもの好き嫌いに合わせて毎日献立を考えるだけでも相当エネルギーを使っています。もうね、お鍋か具だくさんの味噌汁でいいんです。野菜とお肉を大鍋で煮込んで、あとはご飯と納豆を用意すれば栄養バランスは完ペキ!
夫が不満を感じるなら、駅前で好きな揚げ物を買ってきてもらえばいいんです。たくさん作り置きしておけば、何度もキッチンに立つ必要もありません♪
【第3位】お惣菜orテイクアウトを利用する
包丁を使うことすら面倒な日は、お惣菜やテイクアウトを上手に利用しましょう。余裕があればご飯を炊いて、小松菜をレンジでチンできれば十分です。「今日はご飯を作らない!」と決めてしまえば気が楽になり、他の活動にも目が向けやすくなります。
また、冷凍野菜やシーフードミックスなど、賞味期限を気にせずストックしておける冷凍食品の活用もおすすめ。晩ごはんを簡単に作れるアレンジレシピなども、いろんなサイトで紹介されていますので参考にしてみてください。
【第2位】家事代行サービスを利用する
家事代行サービスは、まだ利用したことのない人が大半です。特に専業主婦の場合は、家事=仕事だと考えてしまう方が多いので罪悪感を感じやすいのではないでしょうか。
しかし、利用した方のほとんどが「頼ってよかった!」と言われる理由は、プロが行う作業に想像以上の満足感を得られるからです。自分では到底終わらない短時間の作業でも、家の中がすっきりとリセットされ、一人で抱え込むストレスから解放されます。一旦リセットされるときれいな状態を維持しやすいので、月1回のスポット利用でも満足されている方が多いですよ!
【第1位】潔くあきらめる!何もしない!
一番難しいことかもしれませんが、何もしない自分をどうか許してあげてください。あきらめることを受け入れれば、気持ちがスッと楽になるはずです。
ときには「ホコリたまってても死なへん!」と潔く何もしない選択肢を選びましょう。やる気がでないことを苦しんでいても、心と体は元気になりません。自分を甘やかすことが一番の近道だと考えましょう!
家事代行が贅沢かどうかについて、まとめた記事もあります。
関連記事:「家事代行は贅沢?考え方をアップデートして罪悪感を減らそう」
まとめ:家事はがんばらなくていい!やる気次第でOK
主婦はマルチタスクの天才と言われます。複数の作業をこなしながら、次に起こるトラブルを予知し、最短で終わらせる段取りを常に考えているのですから。しかも、それがエンドレスに続くので、脳が「少し休ませて…」と言ってしまうのも当然です。
やる気が出ないときは徹底的に自分を甘やかせば、エネルギーは戻ってきますから安心してくださいね。
あきらめることがどうしても難しい場合は、家事代行サービスやテイクアウトなど、便利なサービスを利用することも大事です。上手に活用しながら、自分らしい毎日を過ごしましょう!
掃除や洗濯などの毎日の家事が大変なら、家事代行にアウトソースする選択肢もあります。
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