【家事ノートの使い方】家事をリスト化するメリットやコツ・注意点を解説

【家事ノートの使い方】家事をリスト化するメリットやコツ・注意点を解説

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ピナイ家事ラボ編集部

日本初のフィリピン人スタッフ専門の家事代行「ピナイ家事代行サービス」が運営している「ピナイ家事ラボ」の編集部です。日々、家事代行のお仕事で得た様々なノウハウを皆さまに発信していきます。ピナイ家事代行サービスの対応エリアは東京都神奈川県川崎市横浜市です。家事代行に興味のある方はぜひご利用ください。

今日こそキッチンの換気扇を掃除しようと思ったのに、結局できずに終わってしまう…。そんな毎日の繰り返しではないでしょうか?

窓ガラスをピカピカにしたい、引き出しを整理して暮らしやすい動線を作りたい、靴箱を掃除して靴の整理をしたい、などやりたいことは山積みですが、なかなかできず、やらなければいけないことはどんどん溜まっていきます。

汚れが溜まっていくとますます掃除が億劫になり、つい後回し後回しにしてしまいます。

「あそこの掃除するんだった…」と思うだけで胸が苦しくなっていき、掃除にかなりの決意と気合いが必要になってしまいます。三連休にしよう、年末の大掃除にしよう、天気のいい日にしよう、なにかと理由をつけて結局後回しになります。

今回はそのようなつい掃除を後回しにしてしまう方へ、「家事ノート」活用を解説していきます。家事を目に見える形にして、時間を有効活用できる家事ノートを作り、素敵な暮らしを手に入れましょう。

「家事ノート」の作り方

「家事ノート」は紙とペンがあれば、はじめられます。

ノートは好きなノートや手帳、デジタルツールなど、自分が使いやすいものを選びます。ルーズリーフにすると追加や入れ替え、並べ替えが簡単にできます。

家事をするうえで知っておきたいことを、インターネットや雑誌で調べ、まとめてメモしておくと、次にどうするんだったかなと思ったとき、二度調べる手間がなくなり便利です。夕飯の献立や、献立作りに役立つ料理のポイントなども書いておきましょう。

また、洗剤の使い方についても書いておくとよいでしょう。例えば、重曹やクエン酸、セスキ水、過炭酸ナトリウムなど、用途に合わせた配合が一目でわかると便利です。そうすることで、それぞれの洗剤の得意分野や、何に使えて何にに使えないのか、掃除のたびにインターネットで調べなくてもいいようにまとめます。

家電のメーカーや収納グッズのサイズなど、持ち物についても書きましょう。そうしておくと、買い替えや買い足し、メンテナンスの際に迷うことがなくなります。

このように生活の中で「探す・調べる・迷う」ことがなくなるように、まとめたものが「家事ノート」です。

次に、家事をすべて書き出して、それを元に一ヶ月単位でスケジュールを立てます。

家事を全て書き出したら、家事をおこないたい頻度で分類します。

「毎日する家事」「週1回する家事」「月1回する家事」「季節ごとにする家事」など、分類は自分のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で設定します。ここで無理をしないことが長く続けていくポイントです。自分のできる範囲で分類しましょう。

そして、家事が終わったら、項目に終わったというチェックを入れます。

「家事リスト」との使い分け

「家事リスト」は毎日行う家事や季節ごとにおこなう家事など、すでにおこなっている家事と、これからおこないたい家事を全て書き出して、家事を具体的にリスト化したものです。

例えば、お風呂を掃除する、トイレを掃除する、シーツを洗濯するなどです。見えない家事も細かくしっかり書き出しましょう。

例えばトイレの洗剤を補充する、まな板を漂白・除菌する、ダンボールをつぶして捨てるなどです。

それに基づいて具体的にスケジュールをたてたものと、暮らしの中で自分なりに覚え書きを加えたものが「家事ノート」です。

「家事リスト」は全ての家事をリストアップして、家事が終わったら、項目に終わったというチェックを入れます。

「家事ノート」を作る前にまずは「家事リスト」を作ってみましょう。

自分のスタイルができるまでは、すでに作られているテンプレートを利用するのもオススメです。本や雑誌、インターネットなどにさまざまなテンプレートがあるので、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。自分がどんな家事をしているか、何が終わっていて何がまだなのかが一目でわかるので、効率的に家事をすることができます。

「家事リスト」を作るメリットとは?

メリット1:家事を見えるものにする

家事は目に見えません。掃除、洗濯、料理など大きく分けることはできますが、例えば、料理を作るためには、献立を考える、買い物をして食材を揃える、切り分けて調理する、盛り付ける、食卓を整える、食器を洗う、食器を片づける等です。

洗濯は洗濯機が全てしてくれるわけではありません。洗濯物を仕分け、洗濯機に服に合わせて洗剤を入れ洗う、干す、取り込んで畳む、アイロンをかける。クリーニングに出す、取りに行く。布団やシーツを取り外す、洗濯機に洗剤を入れ洗う、干す、取り込んで畳む、布団にシーツを取り付ける。手洗いが必要なものは、手で押し洗いする、干す、取り込んで畳む、アイロンをかける等。

お風呂掃除であれば、排水口のゴミをとる、浴槽、床、壁、桶や椅子、鏡、ドア、シャワーヘッドとホース、棚を洗う、天井を拭く、排水口を掃除する、換気扇を掃除する、照明器具を掃除する、カビがあれば駆除する等。

その他にもたくさんの名前のない工程が存在します。これが「名もなき家事」です。

大和ハウスが2017年に発表した「名もなき家事」リストは30項目あります。

1.溜まったゴミを捨てる
2.アイロン掛けをする
3.食事の献立を考える
4.ベッドや布団を整える
5.飲みっぱなしのグラスを片付ける
6.調味料を補充・交換する
7.ごみを分類する
8.食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう
9.食事の前に食卓を拭く
10.トイレットペーパーがなくなったときに、買いに行く
11.手洗い場のタオルを取り換える
12.新聞・雑誌などをまとめて捨てる
13.脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう
14.クリーニングに出す、取りに行く
15.玄関の靴をそろえる
16.靴を磨く
17.町内やマンションの会合に出席する
18.郵便物をチェックする
19.子供の食事を手伝う
20.子供の送迎
21.子供の学校準備、勉強を見る
22.ペット、植物の世話
23.使い切ったティッシュの交換
24.古くなった照明の交換
25.ポストに入っていた不要なチラシの処分
26.朝カーテンを開け、夜カーテンを閉める
27.子供と会話する
28.家電製品の選定・購入・設置する
29.朝刊、夕刊を取りに行く
30.使った道具を、元の位置にきちんと片付ける
(大和ハウス)

「名もなき家事」を見えるようにすることで、抱え込んでいた家事が見えるようになり「他の人に任せる家事」という分類ができるようになります。

家族でしっかり話し合って、「名もなき家事」まで細かく分担しましょう。

「名もなき家事」に気づいた人だけがやる、では家庭の中で家事をする人に偏りが出ます。気づいていない人は、誰かに家事をしてもらっていることにさえ気づいていないことも往々にしてあります。「名もなき家事」に名前をつけて、家事がみえることで、家族で家事をシェアすることができます。

上記の表の中でも、

4.ベッドや布団を整える
5.飲みっぱなしのグラスを片付ける
13.脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう
15.玄関の靴をそろえる
23.使い切ったティッシュの交換
24.古くなった照明の交換
30.使った道具を、元の位置にきちんと片付ける

これらの項目は家族一人一人が自分の分を自分で片づけることで解消されます。「名もなき家事」を「家事」だと、家族全員の認識を改めることができれば、家事を減らすことができます。

また、こんなにたくさんの家事をこなしている自分の姿も見えてきます。家事は見えにくいため、達成感を感じることが難しいとされています。今日はこれをしたと記録すると、達成感を感じられるので、家事が楽しくなります。忘れがちな季節限定の家事や、家電のお手入れの時期を書いて見えるようにしておくと、定期的にしっかり行うことができるので、汚れをため込むことがなくなり、家を清潔に保つことができます。

【家事ノートの使い方】家事をリスト化するメリットやコツ・注意点を解説

メリット2:今することを具体化することができる

細かく分類することで、今日することが具体的になり、終わりが見えない家事に終わりを作ることができます。特に掃除はやりだしたら終わりが見えにくいので、手をつけることが億劫になりがちですが、シンクを軽く洗うだけ、ゴミをとるだけ、というように項目が決まっていれば、家事を少しずづ気軽に続けることができます。

今することを決め、効率的に一つ一つ終わらせることで、自分の時間を増やすことができます。

長続きさせるためのコツや注意点は?

「家事ノート」をせっかくはじめたのに、ノートをつけること自体が億劫になって3日坊主になってしまってはもったいないです。続けていくということが大切で、「家事ノート」の効果は、続けていくことでより実感することができるのです。

では、「家事ノート」を長く続けていくにはどうしたらいいでしょうか。

コツ1:ノートを作ることが負担にならないような量にする

「家事ノート」は気軽に作ることがポイントです。あれもこれもと気負いすぎると億劫になってしまいます。完璧を目指さないようにしましょう。

毎日書くことが多すぎても負担になります。毎日5分でつけられる量にすると、続けやすくなります。パソコンなどでテンプレートを作っておくと次からコピーして貼り付けるだけなので便利です。インターネットやアプリにもテンプレートがあるので、自分にあったものを探してみるのもオススメです。

負担にならないように、適度なノート作りの量を目指しましょう。

コツ2:自分が楽しめるような内容にする

長続きさせるためには「家事ノート」を開くだけで楽しめる内容にすることも大切です。

絵を描くことが好きであれば、絵を描いたり、お気に入りのシールやマスキングテープでノートを彩ると、開くだけで気分も華やかになります。ペンや色鉛筆などで、色とりどりに飾るのもかわいいです。項目ごとに色分けするとノートが見やすくなります。ノートをお気に入りの絵柄にしたり、自分の好きなものでいっぱいにして手作りすると、「家事ノート」に愛着がうまれます。ゲームが好きであれば、攻略するとレベルアップするように書くなど、どんな「家事ノート」なら開くと楽しくなるか考えて、自分だけのオリジナルノートを作りましょう。

※注意点:毎日することを詰め込みすぎない

「家事ノート」を続けていくために、毎日することを詰め込みすぎないようにしましょう。毎日のルーティンは、できるだけゆるく設定しましょう。

「家事ノート」は予定をこなすことではなく、調べたり迷ったりする時間をなくして、毎日家事を効率的に少しずつ続けていくことが目的です。もし、あれもこれもしたいという希望があるなら「余裕があったらしたいこと」と分類して、毎日することとは別に考えましょう。したいことを忘れる、という事態を防いでくれます。

また、予備日や休日を設定しておくと、心に余裕を持つことができます。

【家事ノートの使い方】家事をリスト化するメリットやコツ・注意点を解説

まとめ

「家事ノート」を作って、家事を目に見える形にすると、何をしようか迷ったり、何かを二度三度と調べたりするという手間を省くことができます。

家事がみえるようになると、家事を家族でシェアしていくこともできます。

さっと気軽に家事に取り組めるようになると、家事が楽しくなり、生活にゆとりがうまれるでしょう。時間を有効活用できる「家事ノート」を作り、時には家事代行サービスを利用しながら、素敵な暮らしを手に入れましょう。

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