日常生活を送る上で欠かせない「家事」。料理や掃除、洗濯をはじめ、「名もなき家事」とも呼ばれるような細かいタスクまで、あらゆる家事が存在します。
しかし仕事や子育てなどで忙しいと、なかなか家事の時間が取れなかったり、家事そのものが負担になってしまったりすることもあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが「家事ロボット」や「時短家電」です。近年は便利な家事ロボットや時短家電が次々と発売されているので、「少しでも家事の負担を減らしたい」という人は、積極的に取り入れるのがおすすめです。
とはいえ、
「家事ロボットって本当に便利なの?」
「どんな家事ロボットを使えばいいのか分からない…」
という疑問をもつ人もいるでしょう。
そこでこの記事では、家事ロボットがおすすめな理由をはじめ、
・おすすめの家事ロボットや時短家電
・家事ロボットを使用する上での注意点
・未来の家事ロボットはどう進化していくか
これらについて、分かりやすく解説していきます。家事ロボットに少しでも興味がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
減らない家事タスクは便利な家事ロボットや時短家電を活用するのがおすすめ
料理や掃除、洗濯だけでなく、細かいタスクを挙げていけばキリがないのが「家事」ですよね。
家事がおろそかになってしまうと、家の中が荒れてしまったり、食生活が乱れてしまったりとさまざまなデメリットがあります。
しかし「仕事や子育てなどで忙しく、家事にまで手が回らずに困っている…」という人も多いのではないでしょうか。
そんな人にぜひおすすめしたいのが、料理や洗濯、掃除などの家事をサポートしてくれる「家事ロボット」や「時短家電」です。
例えば、掃除機がけや雑巾がけを自動で行ってくれる「お掃除ロボット」は家事ロボットの定番と言えるでしょう。
他にも食材や調味料を入れてセットするだけで料理を作ってくれる「電気調理鍋」など、さまざまな家事ロボットや時短家電があります。
このように便利な家事ロボットや時短家電を上手に活用することで、空いた時間に好きなことができますし、家族や子供と過ごす時間も増やせますよ。
さらに「家事をしなければ…」という精神的な負担も軽減されるので、時間だけでなく気持ちにもゆとりが生まれるでしょう。
家事ロボット・時短家電を取り入れて自動化&効率化
家事ロボットと一言で言っても、その種類はさまざまです。そのため「どんな家事ロボットを使えばいいのか分からない…」という人もいるでしょう。
そこでここからは、「掃除」・「洗濯」・「料理」のカテゴリ別に、おすすめの家事ロボットや時短家電をいくつかピックアップして紹介していきます。
「家事ロボットにはどんな種類のものがあるの?」
「おすすめの家事ロボットや時短家電が知りたい」
という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
掃除に関する家事ロボット・時短家電
家事の中でも、つい後回しにしてしまいがちなのが「掃除」ではないでしょうか。しかし掃除をおそろかにすると、家の汚れが少しずつ蓄積してしまいます。また、散らかった家では帰ってきても安らげませんよね。
そこでおすすめなのが、掃除機がけを自動で行ってくれる「ルンバ」などのお掃除ロボットです。
出かける前にお掃除ロボットのスタートボタンを押しておけば、帰ってくる頃には部屋の掃除が完了しているので「忙しくて掃除の時間が取れない」という人におすすめですよ。
今のお掃除ロボットは非常に優秀なので、家中すみずみまで効率よく掃除機がけをしてくれますし、アプリと連動させることで遠隔操作をすることも可能です。
さらに「ブラーバ」などの雑巾がけを行ってくれるお掃除ロボットも併用することで、よりしっかりと床の掃除を行うことができますよ。
なお、「どうしても自分で掃除機をかけたい」「お掃除ロボットが入れない隙間のゴミまでしっかり取り除きたい」という人は、コードレス掃除機を併用すると良いでしょう。
コードレス掃除機は軽くて取り回しが良いので、ホコリやゴミなどが気になった時に気軽に使えるというメリットがあります。特にコードレス掃除機の中でもバッテリーの持ちが良く、優れた吸引力の「ダイソン」シリーズなどがおすすめですよ。
〜掃除におすすめの家事ロボット・時短家電〜
・掃除機がけロボット(「ルンバ」など)
・雑巾がけロボット(「ブラーバ」など)
・コードレス掃除機(「ダイソン」など)
洗濯に関する家事ロボット・時短家電
洗濯の中でも特に時間がかかるのが、「洗濯物を干す」という作業ではないでしょうか。そんな洗濯物を干す作業を短縮できるのが、「ドラム式乾燥機付き洗濯機」です。
乾燥機付き洗濯機であれば、洗濯物を入れてスタートボタンを押すだけで、洗濯物を乾かすところまで自動で行ってくれますよ。また、天候を気にせずに洗濯ができるのも大きなメリットです。
ちなみにタテ型洗濯機の中にも乾燥機能付きのものはありますが、ドラム式洗濯機の方が乾燥機能が優れているのでおすすめです。しっかりと洗濯物を乾燥できますし、タオルなどがふんわりと仕上がりますよ。
また、最近では「洗剤の自動投入機能」が付いている洗濯機も多く登場しています。
洗剤の自動投入機能とは、自動で適量の洗剤を投入してくれる機能のことです。定期的に洗濯機内に洗剤を補充する必要はありますが、洗濯のたびに自分で洗剤を計量する手間が省けますよ。
意外と便利な機能なので、ドラム式乾燥機付き洗濯機を購入する際には「洗剤の自動投入機能」が付いているかどうかも合わせてチェックしてみることをおすすめします。
〜洗濯におすすめの家事ロボット・時短家電〜
・ドラム式乾燥機付き洗濯機
(「洗剤の自動投入機能」が付いているものがおすすめ)
料理に関する家事ロボット・時短家電
「手作りの料理が食べたいけれど、なかなか料理の時間が取れない…」
「忙しくてつい外食や出来合いのものにばかり頼ってしまう」
という人におすすめしたいのが、「ホットクック」などの電気調理鍋です。
電気調理鍋は、材料や調味料を入れてセットしておくだけで温かく美味しい料理を自動で作ってくれる優れものです。メインのおかず作りを電気調理鍋に任せれば、料理の時間や手間が大幅に軽減されますよ。
そして鍋に付きっきりで火加減を見る必要もないので、空いた時間に一息ついたり、子供の面倒を見たりできるのも大きなメリットですよ。
また、電気調理鍋で作れるメニューは豊富なので「同じメニューばかりで飽きてしまう…」ということはほとんどないでしょう。
例えば「ホットクック」の場合、カレーやシチュー、煮物などをはじめとした約60〜155種類ものメニューが本体に登録されています。(※型番によって登録メニュー数は異なります。)
ただし電気調理鍋で作れるものは、煮込み料理が中心です。そのため「焼き魚やハンバーグ、揚げ物なども手軽に作りたい」という人は、「ヘルシオ」などの「過熱水蒸気オーブンレンジ」も併用すると良いでしょう。
加熱水蒸気オーブンレンジは、食材を温めるだけでなく「焼く・蒸す・揚げる」といった調理が可能です。
オートメニューが搭載されている機種であれば、美味しくてヘルシーな料理が簡単に作れるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
〜料理におすすめの家事ロボット・時短家電〜
・電気調理鍋(「ホットクック」など)
・過熱水蒸気オーブンレンジ(「ヘルシオ」など)
家事ロボットや時短家電を使用する上での注意点・デメリットは?
便利な家事ロボットや時短家電ですが、使用する上ではいくつか注意点やデメリットもあります。
そこで、ここからは家事ロボットや時短家電の種類別に、注意点・デメリットをお話ししていきます。
お掃除ロボットの注意点・デメリット
「ルンバ」や「ブラーバ」などのお掃除ロボットの大きなデメリットは、「床に置いてある物が多いと効率よく掃除できない」ということでしょう。特にコード類などを巻き込んでしまうと危険なので、あらかじめ片付けておく必要があります。
また、ラグやカーペットの端や段差などに引っかかって止まってしまうことも。そのため、お掃除ロボットが動きやすい部屋づくりから始めなければならない場合もあるでしょう。
そのほかにも、
・動作音がうるさいと感じることも
・時短家電ではないので、掃除自体に時間がかかる
・部屋の隅や細かいところまで行き届かないこともある
などのデメリットもあります。
ただし動作音や掃除にかかる時間に関しては、日中に家を空けている間であれば大きな問題にはならないでしょう。日中の掃除はお掃除ロボットに任せて、細かいところの掃除はコードレス掃除機を活用するのもおすすめですよ。
ドラム式乾燥機付き洗濯機の注意点・デメリット
洗濯物の乾燥まで行ってくれる、便利な「ドラム式乾燥機付き洗濯機」ですが、次のような注意点・デメリットもあります。
・小まめなフィルターのお手入れが必要
・タテ型洗濯機よりも洗浄力が低い
・デリケートな衣服の洗濯には向いていない
・本体価格や電気代が高くつく
気を付けたいのが、小まめにフィルターをお手入れする必要があるということ。特に「乾燥フィルター」は、乾燥機を使うたびにホコリを取り除く必要があります。また、週に1回程度「排水フィルター(糸くずフィルター)」のお手入れも必要です。
フィルターのお手入れを怠ると、内部にホコリが溜まってしまうので、乾燥機能が十分に働かなかったり、故障の原因になったりしてしまいます。
フィルターのお手入れ自体はさほど大変な作業ではありませんが、毎回となると少し面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
また、ドラム式は少ない水量でたたき洗いをするため、タテ型のものと比べて洗浄力が低く、衣類が痛みやすいというデメリットも。そのためデリケートな衣類の洗濯にはあまり向いていません。
ですから
・洗濯物を詰め込みすぎないようにする
・デリケートな衣類は「おしゃれ着コース」を活用し、乾燥機能は使わない
といった対策が必要です。
そのほかにも、タテ型洗濯機と比べて本体価格が高額であったり、乾燥機能を使用すればそれだけ電気代がかかったりと、コスト面でのデメリットもあります。
電気調理鍋の注意点・デメリット
「ホットクック」などの電気調理鍋の大きなデメリットは、本体に内蔵されているメニューの味付けが、自分や家族の好みに合わない可能性があることです。
もちろん調味料を調整して好みの味に近づけることは可能です。しかし「何も考えずに美味しい料理を作りたい」「料理が苦手なのでレシピ通りに作りたい」という人にとっては少し手間に感じてしまうかもしれません、
そのほかのデメリットとしては、
・パーツごとに洗浄するなどの日常的なお手入れが必要
・意外と大きいので置き場所に困ることも
・「焼く」「揚げる」といった調理には不向き
などが挙げられます。特に「ホットクック」は容量にもよりますが、「思ったよりも大きい」「置き場所に困る」と感じる人が多いようです。そのため、あらかじめ容量とサイズをしっかり確認し、置き場所を確保した上で購入することをおすすめします。
また、電気調理鍋で作れるメニューは煮込み料理が中心です。そのため焼き魚やハンバーグ、唐揚げなどの焼いたり揚げたりする料理には向いていません。
未来の家事ロボットはどう進化していくか
お掃除ロボットをはじめとした、おすすめの家事ロボットや時短家電を紹介しました。
便利な家事ロボットや時短家電が続々と登場してはいるものの、まだまだ家事ロボットや時短家電では対応できない家事も多くあります。そのため未来の家事ロボットの進化に期待したいところですね。
例えば近い将来、
・物を定位置に戻すなどの「片付け」まで行うお掃除ロボット
・家事全般をサポートしてくれる家事手伝いロボット
このような家事ロボットが登場するかもしれません。そしてAI技術もどんどん進歩していますから、家事ロボットや時短家電はこれからますます賢く、そして使いやすくなるでしょう。
まとめ|家事ロボットの活用で家族の時間を増やそう
「家事の負担を少しでも減らしたい」という人に向けて、おすすめの家事ロボットや時短家電を紹介しました。
家事ロボットを上手に取り入れることで、時間や気持ちに余裕が生まれます。また、それまで家事に費やしていた時間を、家族と過ごす時間にあてることで家族間の絆も深まることでしょう。
便利な家事ロボットや時短家電を積極的に活用して、ゆとりのある生活と家族の時間を手に入れましょう。