洗濯のりは必要?基本的な使い方や注意点も含めて解説

洗濯のりは必要?基本的な使い方や注意点も含めて解説

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ピナイ家事ラボ編集部

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ピナイ家事代行サービス」が運営しているピナイ家事ラボ編集部です。

「お家でも洋服をシワ無く、パリッと仕上げたい!」と思っている方はいませんか?

そのような方におすすめなのが、洗濯のりです。洗濯のりを使えば、洋服の型崩れやシワを防いで、アイロンをする手間も省けます。

この記事では、主に以下の3つのトピックをメインに紹介。

  • 洗濯のりのタイプや種類
  • 用途別の選び方
  • 洗濯のりの使い方

洗濯のりを上手に使いたい方は、以下を参考にしてみてください。

洗濯のりを使うメリットは?

洗濯のりを使うメリットは、以下の3つです。

<洗濯のりを使うメリット>

  • シワになりにくくなる
  • 汚れから洋服を守ってくれる
  • クリーニング代の節約になる

洗濯のりの特徴は、アイロンをかけなくても乾かすだけで、シワが伸びてきれいな仕上がりになることです。

洗濯のりの成分が繊維をコーティングし、汚れにくくもなります。襟元が汚れやすいワイシャツにおすすめです。

また、クリーニングに出すより節約になるメリットも。クリーニングに出すと1枚150〜300円程度かかります。しかし1本200~300円の洗濯のりを使えば、1枚あたりの値段は数十円ほど。

コスパの面からも、メリットが大きいと言えます。

洗濯のりのタイプや種類

ここからは、洗濯のりのタイプや種類について解説。洗濯のりは、以下の3種類に分けられます。

<洗濯のりの種類>

  • ワイシャツや浴衣におすすめな「ジェルタイプ」
  • 大きめの布製品におすすめな「液状タイプ」
  • アイロンのついでに使える「スプレータイプ」

それぞれ、見ていきましょう。

ワイシャツや浴衣におすすめな「ジェルタイプ」

ワイシャツや浴衣などのケアにおすすめなのが「ジェルタイプ」です。天然素材の商品も多いため、肌が敏感な方でも安心です。のりは洗濯をすればすぐに落ちるため、扱いやすいこともポイントの1つ。

洗濯のり(天然のり)
ただし商品によっては、そのまま使うとムラになってしまうものもあります。説明書をよく読んで、使い方を把握した上で活用しましょう。

大きめの布製品におすすめな「液状タイプ」

シーツやテーブルクロスなど、大きめの布製品には「液状タイプ」がおすすめです。洗濯機・手洗いどちらにも活用でき、パリッとしすぎない仕上がりになります。

カネヨ石鹸 PVA 洗濯のり カネヨノール
また液状タイプは、ムラになりにくいこともポイントの1つ。柄物の洋服でも鮮やかさをキープしてくれます。柔らかい洋服が好みの方や洋服の風合いにこだわりがある方におすすめです。

アイロンのついでに使える「スプレータイプ」

アイロンのついでに手軽に使えるのが「スプレータイプ」の洗濯のりです。のり付けしたい部分にスプレーするだけで、簡単に使えます。ただし大きめの布製品に使うと、ムラになりやすいため注意しましょう。

花王(Kao) アイロン用キーピング 衣料用のり剤 ハンディスプレー
スプレータイプは、シャツの襟やハンカチなど、ピンポイントで使いたいときにおすすめです。スプレーの量を多くすればパリッと。少なくすれば、柔らかさもプラスできます。

調整しやすい面も、使いやすいポイントの1つです。

洗濯のりのオススメな選び方

洗濯のりに魅力を感じても、どれを選べばいいのか分からないと悩む方も多いと思います。ここからは、仕上がり別におすすめの選び方を紹介。

<洗濯のりのオススメな選び方>

  • パリッと仕上げたいなら「天然のり」
  • 柔らかく仕上げたいなら「合成のり」
  • 汚れ防止と汚れ落ちが気になるなら「半合成のり」

どの洗濯のりにすれば、希望の仕上がりに近いのか、ぜひ参考にしてみてください。

パリッと仕上げたいなら「天然のり」

クリーニングに出したかのようなパリッとした仕上がりをめざすなら「天然のり」の商品を選びましょう。天然のりは、ジェルタイプに多く使われています。デンプンからできており、化学成分は入っていません。

よって肌が弱い方でも、安心して使えます。デメリットは、時間が経つと変質してしまうことです。さらに天然のりを使った洋服は、保管しておくと虫が付きやすいことも挙げられます。

長期保管する場合は、洗濯のりをしっかり落としましょう。

柔らかい仕上げにしたいなら「合成のり」

柔らかい仕上がりにしたいのであれば「合成のり」がおすすめです。手軽に使いやすく、洗濯機でも問題なく使用できます。主に、液体タイプやスプレータイプに使われている成分です。

ワイシャツのようなハリを求める洋服よりも、普段使いのものに向いています。上手く使いこなせるか不安な方や、仕上がりを重視したい方は、合成のりがおすすめです。

汚れ防止と汚れ落ちを重視するなら「半合成のり」

汚れ防止と汚れ落ちを重視するなら「半合成のり」を選びましょう。

半合成のりとは、自然素材と化学成分を混ぜて作ったものです。合成のりの汚れの付きにくさと、天然のりの汚れの落ちやすさの良いとこ取り。また、柔らかい仕上がりになることも特徴的です。

デメリットとしては、のりが全体的に行き渡らず、色ムラができやすいことです。色物の洋服に使うのは、避けてください。

洗濯のりの使い方

ここからは洗濯のりの正しい使い方について解説します。実際に使うときには、以下の3つの使い方を参考にしてみましょう。

<洗濯のりの使い方>

  • 洗濯機で洗う場合
  • 手洗いをする場合
  • スプレータイプを使う場合

以下で、それぞれの使い方を紹介します。

洗濯機で洗う場合

洗濯機で洗う場合は、以下の手順に沿ってのりを投入してください。

  1. 標準コースで洗濯をする
  2. のり付けしたい洋服以外を洗濯機から出す
  3. 洗濯のりを規定量入れる
  4. すすぎと脱水をする
  5. ハンガーにかけて乾かす

洗濯機を使う場合は、のりを薄めてから使うのがポイントです。一気に入れてしまうと原液の付いた部分に、シミができます。仕上がった後はすぐに干して、シワにならないようにしましょう。

洗濯のりの中には、薄めて使うものもあります。必ず使用方法を見ながら、決められた濃度で使うようにしてください。

手洗いをする場合

手洗いでのり付けをする場合は、以下の方法を試してみましょう。

  1. 洗面器に水を溜める
  2. 洗濯のりを溶かす
  3. 洋服を浸して、3分間待つ
  4. 洗面器から取り出して軽く、タオルドライをする
  5. ハンガーにかけて乾かす

洗濯のりを溶かした溶液に洋服をつける際、水にくぐらせるだけでも問題ありません。ただし、ムラになるリスクもあるため、注意しましょう。また、洋服に水分が多く残っている状態で干すと、乾くまでに雑菌が繁殖することもあります。

絞りすぎると洋服を傷めるため、力を入れすぎないようタオルドライしてください。

スプレータイプを使う場合

スプレータイプを使う場合は、以下の方法で洋服のシワを伸ばしてみましょう。

  1. シワを伸ばしたい部分に、スプレーをする
  2. 乾かす
  3. 低い温度でアイロンをかける

スプレータイプは、使ってからすぐにアイロンをかけてはいけません。スプレーした直後にアイロンをかけると、洋服が焦げる可能性があります。またアイロンは高温にはせず、低温で仕上げてください。もし、アイロン台が無いときは「アイロン台が無いときに代用できる身近なモノとは?条件やコツも解説」の記事で代用品も紹介しています。

洗濯のりを使用する際の注意点

洗濯のりを使用する際には、以下の点に注意しましょう。

<洗濯のりを使用する際の注意点>

  • 洗濯のりをおすすめしない素材もある
  • 柔軟剤の投入口に入れない
  • のり付けした洋服は乾燥機にかけない
  • 使用した後は洗濯槽を洗う

これらを守らないと、衣類の風合いが変わったり、洗濯機が故障したりする可能性があります。よく読んで、間違った使い方をしないようにしてください。

洗濯のりをおすすめしない素材もある

洗濯のりの使用をおすすめできない素材もあります。それはシルクやウール、おしゃれ着などです。

これらに1度使ってしまうと、おしゃれ着用の洗剤では落としきれず、のりが蓄積するリスクがあります。柔らかい風合いが魅力の服も、固くなり見た目が悪くなってしまうでしょう。おしゃれ着は、洗濯のりの使用を避けるのが無難です。

柔軟剤の投入口に入れない

洗濯のりは、柔軟剤の投入口に入れないようにしましょう。柔軟剤の投入口に入れてしまうと、固まってしまい詰まりの原因になります。必ず洗濯槽に、直接入れるようにしてください。

そのときに、洗濯機との相性も見ておきましょう。特に天然のりは、洗濯機に使うと故障の原因になります。必ず洗濯のりと洗濯機の取扱説明書をよく読んでから、使うようにしてください。

洗濯機の修理代は高いため、不注意で壊すことのないよう、事前によく確認しましょう。

のり付けした洋服は乾燥機にかけない

のり付けした洋服は、乾燥機にかけないようにしてください。乾燥機を使うと、洗濯のりが内部や洗濯槽にこびりついてしまいます。そのまま放置すると、故障の原因になることも。

必ずハンガーにかけて、自然乾燥しましょう。ワイシャツをただ干すだけでは、シワが伸び切らない可能性があります。ハンガーに掛けたら、シワになっている部分を伸ばしておいてください。

変な型がつかないように、襟元や袖口などを引っ張って形を整えたり、分厚いハンガーを使って干したりすることも有効です。

使用した後は洗濯槽を洗う

洗濯機でのりを使った後は、必ず洗濯槽を洗うようにしましょう。洗濯のりを使った後は、成分が槽の内部に残っています。

そのままにするとカビが発生し、悪臭の原因に。カビが付着した洗濯槽で洋服を洗うと、雑菌が付着し、増殖します。その服を着れば、肌が荒れることもあるのです。

そのため洗濯のりを使った後は、洗濯槽に水を溜めて空回ししましょう。空回しだけで、洗濯槽に残ったのりは落とせます。

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まとめ:洗濯のりの使い方をマスターして服を洗おう

洗濯のりは、洗った衣類を汚れから守ってくれて、パリッとシワのない状態に仕上げるすぐれものです。クリーニングに出すよりも、コスパがよく手軽に使用できます。

洗濯のりには種類が豊富にあるため、迷った際には今回紹介した選び方を参考にしてみましょう。

  • パリッと仕上げたいなら「天然のり」
  • 柔らかく仕上げたいなら「合成のり」
  • 汚れ防止と汚れ落ちが気になるなら「半合成のり」

共働きのご家庭で、ワイシャツや普段着を、洗濯するタイミングに迷っている場合は「共働き家庭っていつ洗濯すべき?ベストな時間帯や時短方法などをご紹介」の記事もあります。使い方をマスターして、大切な衣類をきれいにしてみてください。

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