家事代行から恋愛に発展しづらい理由をサービス運営者が解説

家事代行スタッフは女性が多いので、男性依頼者は「恋愛に発展する可能性もあるのでは？」と期待をふくらませるかもしれません。最近は年配女性スタッフだけでなく、若い女性スタッフも増えているので余計に期待する男性も多いのではないでしょうか。

しかし、結論からお伝えすると、家事代行スタッフと男性依頼者が恋愛に発展することはほぼないです。

なぜ恋愛に発展しないのでしょうか。調べてみると、女性スタッフが男性依頼者に対し、恋愛感情を持ちにくい理由があることがわかりました。

今回の記事の内容は大きくわけて2つあります。

• 家事代行女性スタッフと男性依頼者が恋愛に発展しづらい理由
• 恋愛を期待してしまう理由

それぞれ解説します。

家事代行から恋愛に発展することはほぼない

ドラマの影響や若い家事代行スタッフの増加により、スタッフと依頼者が恋愛に発展する期待を抱く人は少なくないようですが、実際はほぼありません。

ロマンがなく残念な気もしますが、これが現実です。

そもそも家事代行スタッフは既婚者も多く、仕事に一生懸命です。プライベートな質問は、お互いに避けるほうがよいでしょう。

家事代行スタッフと恋愛に発展しづらい5つの理由

家事代行スタッフと依頼者が恋愛関係に発展しにくい理由は5つ。

• 規約違反になる可能性がある
• 家事代行スタッフは既婚者が多い
• 仕事に一生懸命で恋愛モードではない
• 複数名での作業もある
• 男性依頼者も気をつかっている

具体的にお伝えします。

規約違反になる可能性がある

家事代行会社には規約があります。

スタッフと依頼者が恋愛関係になることは、多くの家事代行業者で禁止されているため、規約違反になる可能性があるのです。

規約違反になると、スタッフは働けなくなる可能性があります。

職を失わないためにも、十分気をつけて仕事をしていると言えるでしょう。

家事代行スタッフは既婚者が多い

最近は若い女性スタッフが増えたとはいえ、まだまだある程度年齢を重ねた女性が多い家事代行業界。自然と既婚者が多くなります。

既婚者が依頼者と恋愛関係になることはご法度。

独身スタッフでも恋愛関係にはなりにくいですが、それ以上になりにくいと言えるでしょう。

仕事に一生懸命で恋愛モードではない

家事代行スタッフは仕事に一生懸命です。

色々なお宅に伺い、依頼者の要望に答えながら時間内に作業するのは、かなり神経を使います。依頼者に失礼がないように振る舞いながら、優先順位をつけ作業しているため、雑談する余裕もないでしょう。

家事代行スタッフは、依頼者男性と恋愛をしている余裕はない、と言ったところです。

複数名での作業もある

依頼者が男性の場合、複数名のスタッフで伺うことがあります（家事代行業者による）。主に防犯のためですが、家事効率をあげるねらいもあります。

また、男性依頼者の場合は、スタッフが複数名での仕事を希望することも…。男性依頼者と恋愛をしたいどころか、警戒心を持っているスタッフもいるということです。

また、複数名で伺っているので、恋愛に発展することはないでしょう。

男性依頼者も気をつかっている

今までは女性スタッフ側の理由でしたが、次は男性依頼者側の理由もお伝えしましょう。

実は、男性依頼者の多くは、女性スタッフに勘違いされないよう気を使っているのです。男性が少しでも好意的な態度を見せると、女性スタッフに恐怖心を持たれてしまうかもしれません。

特に初対面だったり、面識がある関係でないかぎり、男性も疑われないように気をつけています。こうした背景があると恋愛には発展しにくいでしょう。

一人暮らしなら、部屋の掃除や料理代行など、本来の目的で家事代行を利用するのがよいです。依頼時の注意点などは別記事にまとめています。

家事代行から恋愛や結婚に発展するイメージはドラマの影響

男性依頼者が家事代行スタッフとの恋愛を期待してしまうのは、ドラマの影響が大きいと思われます。代表的なドラマはこちらの2つ。

• 逃げるは恥だが役に立つ（逃げ恥）
• 私の家政夫ナギサさん

どちらも家事代行スタッフと依頼者の恋愛ドラマです。

大まかなあらすじをご紹介します。

逃げるは恥だが役に立つ

家事代行スタッフ役は人気女優の新垣結衣さん、依頼者役は俳優・ミュージシャンの星野源さんの設定でした。

あることから、みくり（新垣結衣さん）と平匡（星野源さん）の2人は契約結婚をします。

みくりは平匡の家の家事代行スタッフとして雇われ、日々家事をこなし、最終的には恋愛に発展し本物の夫婦になる…という話。

設定が非日常的なのに、引き込まれてしまうのは2人が結婚するまでの心の動きを見事に表現しているから。あとは何と言っても、みくり演じる新垣結衣さんのかわいさに心を奪われる男性が多いからではないでしょうか。

私の家政夫ナギサさん

人気女優・多部未華子さんと実力俳優・大森南朋さんのドラマ。

もっぱら家事ができないキャリアウーマン・メイ（多部未華子さん）宅の家政夫として、ナギサ（大森南朋さん）がお世話をする設定でした。

逃げ恥とは逆で、男性が家事代行スタッフです。最初は「スーパー家政夫」のナギサさんの家事力や、ホッとできるお母さんのような存在と感じていたメイですが、徐々にナギサさんを男性として意識するように…

最終的には2人は結婚してハッピーエンドになりました。

家事代行スタッフが男性ですが、大森南朋さんのほっこりした存在感や、多部未華子さんの可愛らしさで高視聴率を叩き出しています。

家事代行スタッフとの恋愛の可能性を感じてしまう

どちらのドラマも、主演女優のかわいさが光ります。新垣結衣さんも多部未華子さんも、女性のみならず、男性ファンが多いですよね。

ドラマの中で恋愛に発展するまで紆余曲折を経ていて、お2人の女優さんのもどかしさや切なさ、両思いになった時のハッピーな表情などを惜しみなく見ることができるため、感情移入してしまう男性も多かったことでしょう。

「もしかしたら自分も、家事代行女性スタッフと恋愛に発展するかもしれない…」といった淡い期待を抱いてしまうのもわかりますね。

家事代行スタッフは若い女性も増えているが既婚者も多い

最近は、若い家事代行スタッフも増えてきました。理由や背景については「家事代行スタッフに若い女性が増えている理由とは？」の記事で解説しています。

家事代行スタッフ、依頼者ともに独身であれば恋愛に発展してもおかしくはありませんが、現実はドラマとは違います。家事を経験している女性スタッフは既婚者であることが多いため、恋愛には発展しにくいですよね。

若い家事代行スタッフが増えたことも「もしかしたら恋愛に発展するかも…」という期待につながる理由でしょう。

規約違反になる場合もあるので要注意

先ほどもお伝えした通り、スタッフと依頼者が恋愛関係になることは、規約違反になる可能性があります。例えば、家事代行会社「カジー」の規約には以下の記述があります。

第13条　会員の禁止事項

（13）キャスト・会員間で電話番号、メールアドレス、ＬＩＮＥなどの連絡先交換をする行為

（17）公序良俗に反する行為。

 はっきりと「恋愛禁止」とは書いてありませんが、上記の規約を破ったとみなされた場合は、スタッフと依頼者どちらも退会処分になるかもしれません。

スタッフの場合は仕事を失うわけですから、その点は依頼者よりダメージが大きいと言えますね。「規約違反はしない、させない、疑われない」と言う意識を持つことが大切ではないでしょうか。

まとめ：家事代行スタッフとの恋愛は難しい（ドラマとは違う）

家事代行スタッフと依頼者の恋模様を描き、見事にハッピーエンドになったドラマがありました。ドラマは大ヒットし、たくさんの視聴者を幸せな気持ちにしてくれましたね。

その影響か、家事代行スタッフと依頼者の恋を期待する方が増えましたが、残念ながら現実はほぼ期待できません。

家事代行スタッフと依頼者が恋愛関係に発展しない理由を5つ紹介しました。

• 規約違反になる可能性がある
• 家事代行スタッフは既婚者が多い
• 仕事に一生懸命で恋愛モードではない
• 複数名での作業もある
• 男性依頼者も気をつかっている

家事代行女性スタッフはもちろんですが、男性依頼者も恋愛に発展したり、好意があると勘違いされないよう気をつけていることがわかります。

家事代行のお仕事は、外側から見るより大変です。決められた時間の中で配分を決めたり、丁寧かつスピーディに行わなくてはならないからです。

ホスピタリティを大切にしながら、時間内に依頼者の要望を叶える必要があるので、それほど余裕があるスタッフはいないでしょう。恋愛どころではない、と言う感じですね。

また、規約違反になる可能性があり、スタッフは仕事を失う可能性もあることから、恋愛に発展するのは難しいでしょう。家事代行サービスのルールやマナーをしっかり守り、お互い気持ちよく利用するようにしましょう。

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