「掃除をしようと思っても、どうしてもやる気が出ない・・」
このような経験は、多くの方にあるのではないでしょうか?
「部屋がきれいな方が気持ちがいい」「ホコリやカビは健康に悪影響がある」ということを理解していても、なかなか重い腰が上がらないこともありますよね。
そこで今回は、以下の4つの観点から、掃除のやる気を上げる方法や習慣化のコツをご紹介します。
- 掃除へのモチベーションを上げる方法
- 掃除に取り組みやすくなる環境の作り方
- 掃除をお手軽・効率化する方法
- 掃除を習慣化するコツ
「掃除に取り組もう」という気持ちが少しでも持てれば、生活もより快適になるはずです。ぜひ自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
目次
掃除のやる気&モチベーションを上げる4つの方法
掃除のやる気&モチベーションを上げる具体的な方法をご紹介します。
- 部屋がキレイになる以外のメリットを知る
- 掃除の風水効果を知る
- 使いたくなる掃除道具を持つ
- ご褒美を作る
原因によって解決策も変わるので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
部屋がキレイになる以外のメリットを知る
掃除のやる気が上がらないときの対策の1つは、「キレイになる以外のメリットを知ること」です。自分にとってのメリットが大きくなれば、やる気も自然と上がりやすくなります。
具体的な掃除のメリットには、以下のようなものがあります。
<掃除で得られるメリット>
- ダイエット効果
→カロリー消費・脚や二の腕が引き締まる - 集中力アップ
→落ち着いた環境で作業を進められる - ムダな出費が減る
→物を失くすことが減るので、重複して買うことが減る - リラックスタイムが増える
→清潔で気持ちいい空間で過ごせる - おもてなしの心が育つ
→人や自分が気持ちよく過ごすための視点をもてるようになる
このほかにも、人によっていろいろなメリットを見出すことができると思います。
掃除の利点を複数感じることができれば、やる気も持ちやすくなるでしょう。
掃除のメリットは「【掃除の功徳】なぜ成功者は「掃除」を大切にするのか」の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
掃除の風水効果を知る
掃除のメリットとも関連しますが、風水の開運効果を知ることも掃除へのモチベーションをアップする方法です。
風水は環境学や統計学をもとにした学問の1つ。そのため、風水は理にかなったものが多いと言われているんです。
風水効果には、以下のようなものがあります。
<風水効果の例>
- シンクや蛇口を磨く
→金運アップ - 洗面台掃除
→美容運アップ - ベッド下のホコリ掃除
→健康運アップ - 庭・ベランダの掃き掃除
→仕事運アップ
上げたい運に合わせれば、掃除の優先順位もつけやすくなるのでおすすめです。掃除と運気については「掃除で運気をアップ!開運効果と掃除方法を解説」の記事もあります。
使いたくなる掃除道具を持つ
使いたくなるお気に入りの道具を持つことも、掃除のやる気アップに繋がります。
使いたくなる掃除道具の特徴は以下の4つです。
<使いたくなる掃除道具の特徴>
- 便利
- おしゃれ
- 香りがいい
- キレイになる
掃除そのものが苦手でも、使う道具がお気に入りだと、イヤな気持ちを和らげることができます。今持っている掃除道具を「使いたくないな」と感じる場合は、思い切って買い替えを検討してみてください。
プロが教えるおすすめ掃除グッズは、こちらの記事でまとめています。
参考:プロが教えるおすすめ掃除用品・洗剤【家事代行トレーナー厳選】
ご褒美を作る
掃除のあとにご褒美を設けるのも1つの手です。
特に、トイレ掃除・窓ふき・コンロ掃除など、自分が苦手に感じる場所の掃除に対してご褒美を設けると効果的でしょう。
ご褒美の例としては、コンビニスイーツなどの好きなものを買うほか、人を呼ぶ・お花を飾るといった、「キレイになった部屋でやりたいこと」を考えるのも楽しいですよ。
掃除のやる気が出ない4つの原因
掃除のやる気が出ない原因は、人やタイミングによってさまざまです。
ここでは、主な原因を4つご紹介します。
- どうせまた汚れると感じてしまう
- 始めるまでのハードルが高い
- 掃除道具を使いたくない
- 何をしたらいいかわからない
それぞれ、みていきましょう。
どうせまた汚れると感じてしまう
掃除のやる気がなくなってしまうときに湧いてくるのが、「キレイにしてもどうせまた汚れる」という思い。
キレイになるメリットよりも、「すぐに汚れる」というデメリットの方が大きく感じてしまうと、「掃除ってやる意味あるの?」「せっかく頑張ってもムダになる・・」と思いやすくなります。
始めるまでのハードルが高い
始める前に高いハードルを感じてしまうと、なかなか掃除に取り組むことができません。
掃除を始める前のハードルには、以下のようなものがあります。
<掃除を始める前のハードル>
- 部屋が散らかっている
→障害物が多く、掃除を始めにくい - 掃除道具がない
→まず買い物に行かなければいけない - 部屋全体を一気にやろうと気負ってしまう
→やることが多く、考えただけで疲れる
「掃除をしたくない」と感じること自体は、人間なのでごく自然なことです。そのため、なるべく掃除に取り組みやすくなる工夫が大切です。
掃除道具を使いたくない
使いたくない道具は、掃除へのモチベーションを一気に下げてしまいます。
以下のような「使いたくない掃除道具」が家にないかチェックしてみてください。
<使いたくない掃除道具の特徴>
- 汚れている
- 壊れている
- 使いづらい
- 使ってもキレイにならない
道具を使うのがイヤだと、掃除そのものにも嫌気がさしてしまいます。
「せっかく買ったから」「家にこれしかないから」という気持ちもあるかもしれませんが、掃除道具の買い替えを検討してみると、掃除のやる気アップに効果があるでしょう。
何をしたらいいかわからない
具体的にやることがイメージできないことも、掃除のモチベーションを下げる要因です。
「どこから掃除したらいいの?」
「水垢汚れってどうやって落としたらいいの?」
上記のような疑問があると、行動に移すことが難しくなってしまいます。
まずは掃除内容を細かく分けたり、掃除の方法を明確にしたりすると、取り組みやすくなるはずです。「掃除の仕方が分からない方へ!お掃除の基本と部屋をキレイを保つコツ」の記事も参考にしてみてください。
掃除に取り組みやすくなる環境の作り方
掃除のやる気が出ない方は、掃除のモチベーションを上げるだけでなく、掃除に取り組むハードルを下げることも有効です。
- 物を片付ける
- 使う場所に掃除道具を置いておく
- 3分以内にできる小掃除リストをつくる
ここからは、「掃除に取り組みやすくなる環境の作り方」をご紹介していきます。
物を片付ける
部屋が散らかっていると、おのずと掃除がしづらくなります。そのため、まずは物を片づけましょう。
机や床に置いてある物が減れば、掃除の負担を大きく減らすことができます。
片づけるときのコツは、机の上・玄関まわり・洗面所など、1か所に絞って少しずつ整理整頓を進めること。
片づけも掃除同様、なるべくハードルを下げることが大切です。
使う場所に掃除道具を置いておく
使う場所に掃除道具を置くことも、掃除に取り組みやすい環境を作るポイントです。道具を取りに行ったり探したりする手間が省けるだけでも、掃除がかなりやりやすくなります。
掃除道具は1か所にまとめず、サッと手に取れる場所に置いてみてください。
3分以内にできる小掃除リストを作る
何をしたらいいかわからない状態だと、なかなか掃除への意欲が湧きません。そのため、3分以内でできる「小掃除リスト」を作ってみましょう。
リスト化することで「何をしたらいいかわからない」という迷いを減らすことができるうえ、3分以内でできることなら気軽に取り組むことができます。
<小掃除リストの例>
- 玄関の掃き掃除
- 洗面所の鏡拭き
- ペットボトルの分別
- シンク全体の洗い流し
- テレビ裏のホコリ取り
紙に書き出しておけば一目で確認できるので、掃除の習慣化にも活用できますよ。リストについては「掃除はリスト化で効率的に!頻度別のお手入れ場所とコツ」で解説しています。
完璧にやろうとしない
どんな作業も「完璧にやらなきゃ」と思った瞬間、ハードルが一気に上がってしまいます。そのため、最初から「家全部をキレイにしなきゃ」「汚れを一切残さないようにしよう」と気負わないようにしましょう。
掃除をやる場所に関しては、まず見える場所のみキレイになればOK。
掃除の程度も、「前よりキレイになった」と感じられる程度に、ゆとりをもって取り組むことがポイントです。
掃除をお手軽・効率化してやる気を上げよう
ここまで、掃除をやる前にできる工夫をご紹介しました。
しかし掃除をしていると、「もっと楽に掃除ができたらいいのに」と感じることはありませんか?
そこで次は、掃除そのものを簡単にしたり、効率化したりする方法をご紹介します。
- 「ながら掃除」をする
- 掃除を細かく分ける
- タイマーをセットする
- 予防掃除をする
それぞれ解説します。
「ながら掃除」をする
「ながら掃除」とは、何かをしながら、ついでに掃除をすることです。日常の動作のついでに掃除を済ませてしまえば、少ない負担で部屋をキレイにすることができます。
ながら掃除には以下のような例があります。
<ながら掃除の例>
- 料理しながら調理台を拭く
- 靴を履きながら玄関を掃く
- 歯磨きしながら洗面台を拭く
ライフスタイルに合わせ、自分なりの「ながら掃除」を見つけてみましょう。
掃除を細かく分ける
1度に家中をキレイにしようとすると、どうしても掃除が重荷に感じてしまいます。そのため、1つの掃除をなるべく細かくし、小さな負担で取り組めるようにしましょう。
例えば掃除機がけも、一気にやらず、「キッチンだけ」「リビングだけ」「寝室だけ」と区切ることができます。キッチン掃除も「コンロだけ」「シンクだけ」「冷蔵庫内の断捨離だけ」といった細分化が可能です。
いろんな場所を浅く広くやるより、場所を絞って掃除をした方がキレイになるので、掃除の効果も感じやすくなりますよ。
タイマーをセットする
掃除をする際は制限時間を決め、スマホなどでタイマーをセットしましょう。制限時間を決めると、テキパキと掃除を進められるので、作業の効率化に繋がります。
時間のおすすめは10~20分程度。
時間が長すぎるとやる気が下がってしまうので、「これくらいならできそう」と思える時間でタイマーをセットしてみてください。
「たった10分や20分じゃ何もできなさそう」と感じるかもしれませんが、時間を意識すれば、スキマ時間でも思った以上に掃除がはかどりますよ。
便利グッズやお掃除テクを活用
掃除の「汚い!」「めんどくさい!」を減らしてくれるのが、便利グッズ。
例えば、手を触れずに排水管を泡で洗浄できる「バブル―ン」や、掃除後にそのまま流せる「スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ」などは、SNSでも紹介されている人気商品です。
掃除の便利グッズは、以下の記事でまとめています。
また、ちょっとした掃除のコツを知ることも、効率よく掃除を進めるのに効果的です。
例えば「ホコリは上から下に向かって集める」「油汚れにはアルカリ性の洗剤を使う」といったちょっとした知識で、掃除の2度手間を減らしたり、簡単に汚れを落としたりすることができます。
予防掃除をする
予防掃除とは、汚れを予防して掃除の手間を省くこと。汚れがガンコになる前に対策することで、1回1回の掃除が格段にラクになります。
予防掃除にはこんなものがあります。
<予防掃除の例>
- シンクや蛇口の水滴を拭き取る
→水垢汚れの防止 - 三角コーナーを置かずに生ごみを毎回捨てる
→シンクのニオイやぬめりの防止 - お風呂上りに壁や床をシャワーで流す
→ピンク汚れやぬめりの予防
1回1回の予防掃除にかかる時間は長くても1分程度。ガンコな汚れを何時間もかけて掃除するより、はるかにストレスが少なくなります。
家事代行サービスを利用する
「どうしてもやる気が出ない」
「時間がなくて掃除ができない」
そんなときは家事代行サービスを利用するという手もあります。良し悪しについては「家事代行のメリット&デメリットを本音で解説!事前対策7つも紹介」の記事で解説しています。
家事代行ならプロに掃除をお願いできるので、隅々まで本格的にキレイにしてもらえたり、自分では掃除が大変なエアコンや水回りの掃除を任せたりすることが可能です。
もちろん料金はかかってしまいますが、掃除の手間やストレスが大幅に省け、自分の時間を有効活用できる点が大きなメリット。
定期利用をすれば予防掃除の効果もあるので、汚れ自体もたまりにくくなりますよ。
掃除のやる気を維持する4つのコツ
掃除が苦にならない方法といえば、習慣にしてしまうことですよね。
- 生活習慣と掃除をセットにする
- 物を増やさない
- 掃除する曜日を決める
- 使う場所に掃除道具を置いておく
最後に、掃除を習慣化するためのコツを4つご紹介します。
生活習慣と掃除をセットにする
「ながら掃除」の項目でもご紹介しましたが、日常の動作と掃除をセットにすると、掃除が身につきやすくなります。
特に「すでに習慣としてやっていること」とセットにします。掃除のモチベーションを気にせず作業できるため、おすすめです。
<生活と掃除をセットにする例>
- 朝の洗顔+洗面所を拭く
- 食器洗い+シンクを掃除
- お風呂上り+排水溝の髪の毛を取る
掃除とセットにできるルーティンがないか、ぜひ探してみてください。
物を増やさない
部屋や机に置いてある物は、基本的に掃除の妨げになってしまいます。
そのため、掃除をスムーズに習慣化するには、物を増やさない工夫も大切です。
物を増やさない工夫には、大きく3種類あります。
<物を増やさない3つの工夫>
- 買わない
→買う前に「本当に必要?」と立ち止まる - 増やさない
→1つ買ったら、家にあるものを1つ捨てる - 減らす
→使っていないものを意識的に処分する
スッキリとした空間を作ることで、掃除はかなり習慣化しやすくなります。
掃除する曜日を決める
「何をしたらいいかわからない」という状態をなくすために、曜日でやることを決めるという手段もあります。
事前にやることが決まっていれば、迷うことなく掃除に取りかかりやすいですよね。
また曜日ごとに違った内容にすることで、掃除に飽きづらくなるというメリットもあります。
掃除内容を決める際は、「元気がある土曜日は、ちょっと大変なコンロ掃除」「月曜日はサッとできる玄関の掃き掃除」など、自分の気分に合わせるとよりやりやすくなりますよ。
使う場所に掃除道具を置いておく
「掃除に取り組みやすい環境の作り方」でもご紹介したとおり、掃除を習慣化するには、気づいたときにすぐできる環境が大切。
探したり、取りに行ったりといった手間を減らすために、掃除道具は使う場所に置いておきましょう。
また、掃除道具は「本当に使う物」に厳選することもポイント。
物をたくさん置いておくと逆に掃除の邪魔になってしまうので、必要なもののみに絞るようにしましょう。
掃除を継続しやすくするうえでもっとも大切なのが、汚れをためないようにすること。汚れがガンコになるほど、掃除へのやる気はそがれてしまうからです。
汚れをためない方法としては、上記で紹介した「小掃除」「ながら掃除」「予防掃除」「家事代行サービス」が有効です。
億劫な掃除をしなくて済むよう、日ごろからできる範囲で汚れをリセットしてみてください。
まとめ:自分に合った工夫で掃除のやる気を高めよう
今回は、以下の4つの観点から、掃除のやる気を高める方法をご紹介しました。
- 掃除へのモチベーションを上げる方法
- 掃除に取り組みやすくなる環境の作り方
- 掃除をお手軽・効率化する方法
- 掃除を習慣化するコツ
もちろん、記事内の方法をすべて実践する必要はありません。
「これならやれそう」「やる気が出そう」と感じられるものから、気軽に取り入れてみてください。
掃除へのモチベーションが上がれば、より気持ちの良い暮らしが叶うほか、急な来客に慌てるといったストレスも減ります。
ぜひ、自分に合った方法を今日から取り入れてみてください!