「ピナイ家政婦サービス」が運営しているピナイ家事ラボ編集部です。
家事や介護棟で手が回らない時、誰かに頼ろうと思って検討する際に思いつくものとして「家政婦」「ホームヘルパー」「家事代行」を挙げる人は多いです。
しかし、それらの違いについて迷うこともあります。特に、家政婦とホームヘルパーはイメージが似ているだけに混同する方も多いです。その違いを理解することで、いざ依頼する時に何を利用すればよいかわかります。
今回は「ホームヘルパー」を中心に、「家政婦」「家事代行」との違いについて解説していきます。
※「ピナイ家政婦サービス」はサービス名に「家政婦」と含まれていますが、サービス形態としては家事代行サービスに該当します。
ホームヘルパーはサービス内容が法的に決められている
ホームヘルパーは、お客様の家庭に入りサービスを提供する仕事という点では家政婦や家事代行と似ていますが、本質的に異なります。
- 家政婦や家事代行が提供するサービスは家事全般が対象
- ホームヘルパーの仕事内容は決められたケアプランによりおこなわれる
ホームヘルパーは法的に決まった内容となります。
また、費用の点でも異なります。
- 家政婦や家事代行は一般的にサービスの対価となる賃金に交通費、手数料などがプラスされた金額
- ホームペルパーの場合は市区町村により異なりますが、基本的な自己負担額は約1割(場合によっては2~3割になる方もいます)
事前に確認しておくと安心です。
ホームヘルパーは有資格者がおこなう
ホームヘルパーは、都道府県知事の指定する訪問介護員養成研修の過程を終了した認定資格がないと従事できません。
一方で家政婦や家事代行の場合は、基本的にホームヘルパーのように資格は必要なく、一般的な家事をこなせるスキルがあればできる仕事となっています。
また、家政婦は誰でも依頼が可能ですが、ホームヘルパー(訪問介護)を受ける場合は要支援認定や要介護認定がの証明が必要となります。
料金の違いについて
ホームヘルパーが行なう訪問介護は、介護保険の下で運用される制度です。
保険は公的な資金ですので、自治体の指導を受け、サービスは一定の制約や決まりごとがある中でおこなわれます。
それに対して、家政婦や家事代行は事業形態によって様々な違いはありますが一般的にはお客様と事業者との契約となります。(家政婦は個人契約の場合もあり)
金額は会社によっても異なりますが、基本的に時間単位で計算されます。
家事代行の平均相場や金額は?料金が決まる仕組みと内訳をプラン別に解説!関連記事:「個人契約で家政婦を雇わないほうがいい理由」
サービスの違いについて
ホームヘルパーと家政婦・家事代行は、どちらも家でおこなうことが中心です。その中でもホームヘルパーは、高齢者や障害がある方を対象に日常生活の援助をおこないます。
内容としては、掃除、洗濯、買い物、食事などの家事から、着替えや入浴のお手伝いなどです。
なお、掃除については基本的に対象者のいるスペースのみとなるため、家族が同居している場合は、家族の共有するスペースの掃除はおこないません。これは洗濯や食事の準備についても同様で、依頼者本人のみが対象となります。
一方で家政婦や家事代行は、掃除、洗濯、買い物、料理などの家事が中心です。対象は依頼を受けた「家」となるため、その範囲内であれば家族全員の食事の準備や洗濯などもおこないます。
ただし、家政婦や家事代行では高齢者や障害がある方の介助となる仕事はサービス対象外である場合がほとんどです。
頼みたい仕事内容でホームヘルパーか家政婦/家事代行を選ぼう
ここまでホームヘルパーと家政婦・家事代行の違いについて解説してきました。
基本的にホームヘルパーのサービス対象者は、介護や援助が必要な方に限ります。
一方で、家政婦や家事代行は家庭に関する家事全般を頼むことが可能です。
この違いをきちんと理解することで、業務依頼をするときにどれを選べばよいのか分かります。
いま必要なことは何かを明確にして検討をしましょう。