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SNSや口コミなどで話題になった「オキシ漬け」という掃除方法をご存知ですか?
洗濯や掃除に使える人気の洗剤「オキシクリーン」を使った掃除方法の一つで、キッチン周りやお風呂場、洗濯槽などの頑固な汚れを落とすことができるんです。
とはいえ、「オキシ漬けをやってみたいけど、何だか難しそう…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
難しそうに思えるオキシ漬けですが、実はポイントさえ押さえれば家事初心者の方でも簡単に行うことができますよ。
- オキシ漬けの基礎知識
- オキシ漬けのやり方(掃除箇所別)
- オキシ漬けの注意点
今回の記事では上記を中心に解説していきます。オキシ漬けに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
オキシ漬けとは?
オキシ漬けとは、「オキシクリーン」を使った掃除方法の一つです。
やり方はとても簡単で、オキシクリーンをお湯に溶かして、汚れやニオイが気になるものを漬け置き洗いするだけ。 家事初心者の方や掃除が苦手な人でも簡単にできる掃除方法として、多くの人が実践しています。
さらにオキシ漬けで洗えるものは、実に多岐にわたります。衣類や靴、タオルなどはもちろん、食器やキッチン周り、お風呂場、洗濯槽などあらゆる汚れやニオイに効果を発揮してくれますよ。
なお、漬け置きする時間の目安は以下の通りです。
- 衣類や靴→20分程度
- キッチン周りや食器→20分程度
- お風呂場やバスグッズ→20分程度
- 泥汚れがひどい衣類→1時間〜6時間程度
- 洗濯槽→4〜6時間程度
基本的に20分程度で、汚れがひどい場合などはさらに時間を置くと良いでしょう。ただし最大でも6時間までに留めておきましょう。
オキシ漬けをしている間に他のことができるので、家事の時短になるというメリットもありますよ。
そもそもオキシクリーンとは?
そもそもオキシ漬けに使用する「オキシクリーン」とは、どのような洗剤なのでしょうか。
オキシクリーンとは、酸素の力で汚れを落とす「酸素系漂白剤」です。アメリカ発祥の洗剤で、コストコや通販などで購入できます。 衣類の洗濯をはじめ、食器やキッチン周り、お風呂や洗濯槽など、家中の掃除に使える便利な洗剤としてSNSや口コミなどでも話題になりました。
オキシクリーンの主な特徴は次の通りです。- 漂白、除菌、消臭効果がある
- 弱アルカリ性なので、主に酸性の汚れに効果を発揮する
(※酸性の汚れ…油汚れ、皮脂汚れ、食べこぼし汚れ、手垢など) - お湯に溶かすと多量の泡が放出されるので泥汚れや頑固な汚れにも有効
- 塩素系洗剤よりも人体への影響が少ない
- 色柄物の衣類にも使える、など
ちなみにオキシクリーンには「アメリカ版」と「日本版」があり、含まれている成分や洗浄力に違いがあります。
【アメリカ版】
- 界面活性剤や香料が含まれており、泡立ちが良く洗浄力が高い
【日本版】
- 界面活性剤や香料が含まれておらず、人や環境に優しい
- アメリカ版よりも控えめな泡立ちとマイルドな洗浄力
好みや用途に合わせてアメリカ版か日本版を選ぶと良いでしょう。
例えば、一度でしっかりと汚れを落としたい人はアメリカ版のオキシクリーン、毎日の掃除や洗濯に使いたい人は日本版のオキシクリーンがおすすめですよ。
オキシ漬けで準備するもの
オキシ漬けで準備するものは以下の通りです。
- オキシクリーン
- バケツや桶
(※衣類や食器などをオキシ漬けする場合に必要) - 40℃〜60℃のお湯
- ゴム手袋
- 混ぜるための棒
(※金属製は不可) - 100均などで売られているゴミ取り用ネット
(※洗濯槽をオキシ漬けする場合に必要)
オキシクリーンさえ用意すれば、あとは家にあるもので出来るのもオキシ漬けの魅力です。
オキシ漬けの方法を掃除箇所別に手順解説
基本的なオキシ漬けのやり方は、オキシクリーンをお湯に溶かして、あとは汚れが気になるものを浸すだけです。
しかし「キッチンシンクや洗濯槽などは、どうやってオキシ漬けをすればいいの?」と気になる人も多いでしょう。
そこで、ここからは掃除箇所別にオキシ漬けの方法と手順を解説していきます。
- キッチンやシンク
→食器や調理器具など - お風呂場
→フタや排水口など - 洗濯槽
→縦型洗濯機
なお、上履きのオキシ漬けは「上履きの洗い方!忙しい主婦でも週末にできる簡単2つの方法」で紹介してますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
キッチンやシンク(食器や調理器具など)
キッチンで使う食器や調理器具などをまとめて綺麗にしたい場合は、シンクを使ったオキシ漬けがおすすめです。
茶渋や油汚れが気になる食器や、ニオイがつきやすいプラスチック製のタッパーなどもスッキリ洗うことができますよ。排水口のゴミ受けや水切りなどをオキシ漬けしても良いでしょう。
シンク自体の汚れも一緒に落とすことができるので、一石二鳥のオキシ漬けの方法です。
キッチンシンクを使ったオキシ漬けの手順は以下の通りです。
- シンクに栓をして、40℃〜60℃のお湯を張ります。シンクに栓がない場合は、ビニール袋に水を入れて口を縛ったものを排水口に入れれば、栓の代わりになります。
- オキシクリーンを適量溶かしてよく混ぜます。なお、オキシクリーンの量は「お湯4ℓに対して付属のスプーン1杯分」が目安です。(※お使いのオキシクリーンによって異なる場合があります。)
- オキシクリーンを溶かしたお湯に、洗いたいものを入れて20分〜最大6時程度放置します。
- 漬け置きしたものとシンクを水でしっかり洗い流して完了です。すすぎが不十分だと残ったオキシクリーンの跡が白く残ってしまうことがあります。念入りに洗い流すようにしましょう。
コーティング加工されているステンレスシンクの場合、オキシ漬けによってコーティングが剥がれて変色してしまう恐れがあります。 そのため、使用前にコーティングの有無を確認しましょう。
予防策としては、100均で売っている「つけ置き洗い袋」も活用できます。シンクでオキシ漬けをした関連記事もあります。
お風呂場(フタや排水口など)
お風呂場はカビやぬめりなどの汚れが発生しやすい場所です。しかしお風呂で使うイスや洗面器などを一つ一つ洗うのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、浴槽を使ったオキシ漬けです。お風呂場で使うイスや洗面器、子供が使うおもちゃ、浴槽のフタや排水口などをまとめて綺麗にできますよ。もちろん浴槽自体の汚れも落とすことができます。
浴槽を使ったオキシ漬けの手順は以下の通りです。
- 浴槽の半分程度まで、40℃〜50℃のお湯を張ります。
- オキシクリーンを適量(=お湯4ℓに対して付属のスプーン1杯分)溶かしてよく混ぜます。浴槽の湯量や汚れの具合によってオキシクリーンの量を調整しましょう。
- オキシクリーンを溶かしたお湯に、洗いたいものを入れて20分〜最大6時程度放置します。 なお、浴槽の蓋を入れた場合は浮いてくることがあります。その場合は何度か蓋をひっくり返して、蓋全体にオキシクリーンが行き渡るようにしましょう。
- 漬け置きしたものと浴槽をしっかりと洗い流して完了です。洗い流した後にブラシでこすり洗いすることで、オキシ漬けで落としきれなかった汚れを落とすことができますよ。
実際に浴槽を使って、レースカーテンをオキシ漬けした記事もあります。
洗濯槽(縦型洗濯機)
カビや汚れが気になる洗濯槽にも、オキシ漬けが有効です。
オキシ漬けをすることで洗濯槽の汚れがどんどん浮き上がってくるので、100均などで購入できる「ゴミ取りネット」を用意して行いましょう。
なお、洗濯槽のオキシ漬けは「縦型洗濯機」推奨です。ドラム式洗濯機の場合、洗濯槽で泡が発生すると自動で排水されるため、泡の立つオキシ漬けには適していません。
もしドラム式洗濯機でオキシ漬けをしたい場合は、対応のオキシクリーナーが発売されているので、そちらを使用することをおすすめします。
ここからは縦型洗濯機のオキシ漬けの手順を解説していきます。- オキシ漬けを始める前に、洗濯槽内のホコリ取りネットを取り外しておきましょう。
- 洗濯槽の高水位まで40℃〜60℃のお湯を入れて、オキシクリーンを適量溶かしてよく混ぜます。
★オキシクリーンの量は洗濯機の最大水量を元に計算します。オキシクリーンは「お湯4ℓに対して付属のスプーン1杯分」が目安なので、洗濯機の最大水量が68ℓの場合、「68÷4=17(杯分)」が適量です。 - すすぎや脱水を設定しない「洗いコース」で5分ほど洗濯機を回したら、4〜6時間そのまま放置します。お湯の温度が下がらないように、洗濯機の蓋は閉めておきましょう。
- 浮いてきたゴミを、ゴミ取りネットですくい取ります。ゴミがなくなるまで行いましょう。
- 取り外したホコリ取りネットを設置して、「洗濯槽洗浄コース」もしくは通常の「洗濯コース」を行います。浮き上がってくる汚れがなくなるまで繰り返しましょう。
- 洗濯槽内部に残っている汚れをキッチンペーパーなどで拭き取って完了です。洗濯機の蓋はしばらく開けておき、内部を乾燥させるようにしましょう。
オキシ漬けをやる時の注意点
オキシ漬けをやる時の注意点は次の4つです。
- オキシクリーンが使えない素材に注意
- ゴム手袋を着用する
- オキシ溶液の作り置きはNG
- アルカリ性の汚れには効果を発揮しない
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。オキシ漬けを行う前に必ずチェックしておきましょう。
(1)オキシクリーンが使えない素材に注意
オキシクリーンが使えない素材には、もちろんオキシ漬けはNGです。
<オキシクリーンが使えない素材>
- 金属全般(ステンレスは可能)
- 革製品
- ウール製品
- ペルシャ製カーペット
- 畳
- シルク
- 宝石、アクセサリー
- サビ
- 麻
- 木製品(コーティングされていないもの)
特に金属製品には注意が必要です。ステンレス製品であれば一応使用はできますが、長時間のオキシ漬けは傷やサビを促進してしまうことも。
また、コーティングされたステンレスの場合、コーティングが剥がれてシンクが変色してしまう恐れがあります。
そのためステンレスシンクでオキシ漬けをする場合、必ずコーティングの有無を確認し、長時間のオキシ漬けも避けましょう。
(2)ゴム手袋を着用する
塩素系洗剤よりも安全性が高いオキシクリーンですが、弱アルカリ性かつ洗浄力が高いので、素手で触れると肌荒れの原因になってしまいます。 そのためオキシ漬けをする際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。
もし素手で触れてしまったら、すぐに水で洗い流しましょう。
(3)オキシ溶液の作り置き・密閉はNG
オキシクリーンをお湯に溶かした「オキシ溶液」の作り置きは、容器が破損してしまう恐れがあるので絶対にNGです。必ずその都度オキシクリーンをお湯に溶かすようにしましょう。
また、オキシクリーン粉末を保管する際は、密閉しないように気を付けましょう。
というのも、オキシクリーンはそのままの状態でも常に酸素が発生しています。そのため密閉してしまうと行き場のなくなった酸素によって爆発してしまう恐れがあります。 なのでオキシクリーン粉末はできれば詰め替えたりせずに、購入したパッケージのまま保管することをおすすめします。
意外と盲点なのが水筒のオキシ漬けです。水筒の蓋をしたままオキシ漬けをしてしまうと密閉状態となり、爆発の恐れがあり大変危険です。そのため水筒などをオキシ漬けする場合は、必ず蓋を外しておくようにしましょう。
(4)アルカリ性の汚れには効果を発揮しない
あらゆる汚れを落としてくれるオキシクリーンですが、実は水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れには効果を発揮しません。
そのためアルカリ性の汚れを落としたいときには、オキシ漬けではなくクエン酸などを活用することをおすすめします。
まとめ:オキシ漬けもできる「オキシクリーン」は家の掃除に大活躍
オキシクリーンの基礎知識をはじめ、オキシ漬けのやり方や注意点について解説しました。
キッチン周りやお風呂場、洗濯槽など、なかなか行き届かない場所の掃除が手軽にできるオキシ漬けです。
- 衣類や靴→20分程度
- キッチン周りや食器→20分程度
- お風呂場やバスグッズ→20分程度
- 泥汚れがひどい衣類→1時間〜6時間程度
- 洗濯槽→4〜6時間程度
家事初心者の方や掃除が苦手な人でも簡単にできるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
また、オキシ漬けで使用する「オキシクリーン」は、掃除や洗濯などに活躍するので、一家に一つあるととても便利ですよ。 オキシクリーンやオキシ漬けを活用して、家の掃除に役立てくださいね。